2015年5月2日土曜日

ThinkCentre A51 の Debian Jessie アップグレード失敗

とんでもないことになってしまいました(涙)。

順次、Debian Wheezy から Jessie へアップグレードを行なっていたのですが、デスクトップの予備マシンとなっていた ThinkCentre A51 のアップグレードに失敗してしまいました。

Debian Jessie へのアップグレードに失敗した ThinkCentre A51 です。

原因は、パーティションの /usr の容量不足が原因でした。このマシンは古くからアップグレードを続けており、昔は標準であった /, /usr, /var, /tmp, /home にパーティションを分けていました。このうち各種アプリケーション・ソフトウェアがインストールされる /usr の容量が不足してしまった模様です。

インストールに失敗した ThinkCentre A51 を再起動させると、GRUB の選択画面が出てきて起動を開始するのですが、途中で画面が真っ黒となり、左上に点滅しないカーソルが表示されたまま停止する状態となってしまいました。幸い Ctrl + Alt + F1 で端末モードへ移行することが出来て、システムの操作もできる状態であったため、何とか復旧させることができました。

この端末モードで /usr のパーティションの容量不足が判明したわけです。

この後、GParted のライブ CD を使って /usr (この場合 /dev/sda5)のパーティションの拡大作業を行った後に Debian Jessie の復旧作業を行いました。

Debian Jessie の復旧作業では、ネットワークを再設定する必要がありました。/etc/network/interfaces の設定を変更して、DHCP で IP アドレスの設定が行えるようにしたあと、 ifup eth0 コマンドで自宅 LAN へ接続することができました。
# vi /etc/network/interfaces
iface eth0 inet dhcp ----追加
# ifup eth0

この後、正常に終了しなかったインストール作業を apt-get を使って続行させてみました。
# apt-get update

apt-get update の後、apt-get autoremove で不要なアプリケーション・ソフトウェアを消去するように指示が出ていたため、これを実行しました。
# apt-get autoremove

ここまででできることは全て行いました。マシンを再起動させると GDM の画面へ到達しました。そしてログインも可能で Gnome3 のデスクトップを表示させることもできました。

しかしシステムにはいろいろとダメージが発生していました。 デスクトップの設定を行うgnome-control-panel が存在していませんでした。そこでこれをインストールして設定を続行すると、今度は日本語キーボードの設定になっていなかったので、再設定を試みましたが、何故か英語キーボードのキーマップとなったままです。その他、気になる点が様々あります。

久しぶりに、個人ファイルのある /home のパーティションを残して、再インストールを行なってみようかと考えています。しばらくは、この ThinkCentre A51 は放置する予定です。

楽勝だと思っていたデスクトップ・パソコンのインストール失敗に挫折感をひしひしと感じています。

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