今回入手した NTT FT-STU-Sa/g です。 無線 LAN アダプタとしては、少し大柄な筐体が特徴です。 |
外観など
USB コネクタの根元の部分が自在に動かせる形状のものです。この自在に曲がる部分が比較的大きめのボールジョイントで構成されているために、他にも存在する同様の機構を持ったものよりもしっかりしている印象を受けました。無線LANの特性としては、2.4GHz 帯と 5GHz 帯の両方に対応している IEEE 802.11 a/b/g モードで動作するものでした。
USB コネクタの根元のボールジョイントがしっかりしていて好印象です。 |
ar5523 ドライバ・モジュールの再ビルド
本機を Debian Jessie が稼働しているマシンへ接続してみましたが、認識されませんでした。"FT-STU-Sa/g" をネット上を検索してみると、どうも内部には ar5523 ドライバで対応する Atheros AR5005UX (AR5523) チップが搭載されている模様でした。そこで ar5523 ドライバ・モジュールにデバイス ID (1690:0720)を追加して、再ビルドしてみることとしました。再ビルドの方法は、以前 Debian Wheezy 時代の記事と同様の方法です。NEC Aterm WL54SU と ar5523 ドライバの再ビルド
http://near-unix.blogspot.jp/2015/04/nec-aterm-wl54su-ar5523.html
再ビルドで出来上がった ar5523 のドライバ・モジュールをインストールして動作確認を行なってみました。なお他の ar5523 ドライバを使用する機種と同様にデバイス ID から 1 を減算したデバイス ID (1690:071f)を登録しました。
残念ながら認識してもらえませんでした。
そこでデバイス ID (1690:0720)をそのまま登録した ar5523 ドライバ・モジュールを再ビルドしてみました。すると今度は認識をして動作するようになりました。どうも他の ar5523 ドライバを使用する機種とは何かが違うようです。
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