筐体上部のプラスチック部品の修理を行なっていた ThinkPad X61 ですが、今日はその続きでした。
ThinkPad X61 の筐体修理
http://near-unix.blogspot.jp/2015/05/thinkpad-x61_29.html
昨日接着した破断面の裏打ち部品が一晩おいたことにより、より強固に固着したところで、左奥の冷却ファンの排出口の一部を塞いでいた裏打ちのプラ板をホビー用のルータで削りました。なおルータの基本的な使い方として回転速度は最高値に設定するものなのですが、相手がプラスチック部品の場合には、プラスチックが溶け出すため、最低値の回転数に設定して作業を行いました。
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ホビー用のルータで空気の流れを阻害する部分を削りました。 |
全てをルータだけ処理するのは難しいため、最後は普通にヤスリで仕上げました。
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全部をルータで仕上げるのは困難なため、最後はヤスリで仕上げました。 |
そして白いプラ板で作られた裏打ちの補強材は、黒い外観の ThinkPad の外観からはよく見えるため、黒く塗りました。当初は、黒色のフェルトペンで塗りつぶす予定でしたが、凸凹が多く上手く塗りつぶすことが出来ませんでした。そこでプラモデル用の黒色のスプレーカラーを吹き付けることで白いプラ板を黒くしました。なおスプレーカラーは筐体部品の内側からだけ吹きつけて、表面に塗料が吹き掛からないように配慮しました。
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当初はフェルトペンで黒く塗りつぶす予定でしたが、プラモデル用のスプレーカラーで黒く塗りました。 |
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目立っていた白色の部品が目立たなくなりました。 |
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スプレーカラーはこの裏面から吹きつけて、表面に掛からないようにしました。 |
出来上がった筐体上部のプラスチック部品を筐体底部に取り付けて組み立てを行いました。
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細くて折れやすい排出口付近の破断部分は裏打ち材の効果もあって、しっかりとした状態になっていました。 |
完全に組み立てを終了したところで動作確認を行いました。問題なく動作をしています。これで新しく ThinkPad X61 が我が家のコレクションに加わりました。
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綺麗に復活した ThinkPad X61 です。 |
今回の整備で放熱フィンの上部に空気の流れを制限するスポンジが取り付けてありました。このスポンジが溶けてなくなっていたため、綺麗に撤去して掃除をしました。しかしこのままでは、放熱フィンを通過した暖かい空気が排出口から排出される過程で一部が冷却ファンの方向へ還流してしまう可能性がありました。そこでスポンジの代わりに写真の隙間テープの起毛タイプのものを使ってみました。この起毛タイプの隙間テープでもちゃんとキーボードの間の隙間を埋めて、排熱の還流を防いでくれるようです。
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スポンジの代わりに使用した起毛タイプの隙間テープです。 |
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冷却ファンの空気の吸込口へ排出口から出された暖かい空気を還流させないために、隙間テープを設置しました。 |
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