debian wheezy へのアップグレード
http://near-unix.blogspot.jp/2013/07/debian-wheezy.html
/etc/apt/sources.list の編集
# apt-get update
# apt-get upgrade
ここまで順調に進みました。そして次の dist-upgrade でトラブル発生です。
# apt-get dist-upgrade
E: 'libgstreamer0.10-0' の即時設定は動作しません。詳細については man 5 apt.conf の APT::Immediate-Configure の項を参照してください。(2)
ネット上を検索してみると、結構このトラブルが発生しているようです。
debian 公式には次のように対策することが求められています。
http://www.debian.org/releases/stable/i386/release-notes/ch-upgrading.ja.html#trouble
# apt-get dist-upgrade -o APT::Immediate-Configure=0
しかしこのオプション付きの apt-get dist-upgrade では上記と同じエラーとなって停止してしまいます。
本当に途方に暮れてしまいました(涙)。
さらにキーワード検索を続けて次のサイトで答えを見つけました。
http://forums.debian.net/viewtopic.php?f=10&t=73170
dist-upgrade の前に apt だけを事前にインストールしてしまう方法です。この方法で作業を前身させることができました。
# apt-get update
# apt-get install apt
# apt-get dist-upgrade
私は上記の方法を gnome のデスクトップ上で gnome-terminal で作業していました。dist-upgrade の途中で alsa-conf か何かの設定を引き継ぐかどうか?の問い合わせがあったとき、何とイエス/ノーの返答をすることが出来なくなっていました。こんな事態を回避するために CUI 端末に降りて作業をすることを強くお奨めします。CUI モードへの切り替えは Ctrl + Alt + F1 のキー操作で可能です。root でログインをして作業を行ってください。ログイン後の作業の前に、文字化け対策のおまじないの「# export LANG=C 」の設定を行ってから作業に取りかかってください。
私のように gnome-terminal で作業を続けてしまってドツボに填ったときには、上記のように CUI 端末に移動をして apt-get の作業を kill コマンドで停止して、引き続いて apt-get を続けてください。
apt-get で動作しているシステム番号を知るには次のコマンドです。
# ps ax | grep apt-get
そして apt-get を停止させる kill コマンドは次のとおりです。
# kill ******
引き続き apt-get dist-upgrade を続けるには次のとおりです。
# dpkg --configure -a
# apt-get dist-upgrade
dist-upgrade が終了したところで再起動させてみます。
# reboot
再起動で無事立ち上がれば問題ありません。しかし私の場合にはかなり重傷となっていて、再起動の後は CUI モードで立ち上がってしまいました。そしてログイン後に懐かしい startx コマンドで gnome を起動させようとしても真っ黒な画面に白いカーソルが現れるだけの状態となってしまいました。どうやら xorg だけが動いている状態のようでした。
結局この後、gdm3 と gnome をインストールして、無事 debian wheezy の gnome3 デスクトップ画面を眺めることができました。
# apt-get install gdm3
# apt-get install gnome
gnome-shell の設定などを簡単に行って、このブログの記事をアップグレードしたてのマシンから記述しています。
注意事項 autoremove に注意
dist-upgrade の途中で作業を中断した後に再開した場合、安易に apt-get remove を行うと大切なソフトウェアが削除されてしまうことがあります。注意をしてください。
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