2013年7月5日金曜日

ThinkPad 380XD のボタン電池交換

数日前に入手していた ThinkPad 380XD ですが、ようやく CMOS 用のボタン電池の交換を行いました。

CMOS 用のボタン電池が消耗していた ThinkPad 380XD です。

近くの100円ショップへ出かけてボタン型リチウム電池の CR2330 を購入しようとしました。しかし在庫切れとなっていました。他のお店へ出かけるのも時間がもったいないため、ボタン電池の棚に並んでいた CR2025 を購入してきました。CR2330 よりも一回り小さな大きさのため電池容量が少し少なくなっていますが、とりあえず必要とする3ボルトの電圧があるため、この CR2025 のボタン型リチウム電池を使用することとしました。

いつものように ThinkPad 380 XD 本体に取り付けてあったボタン電池のコネクタとケーブルを流用することとしました。

今までと同様にハンダ付けを行おうとしましたが、どうも金属の表面処理の関係なのか、ケーブルがポロリと剥がれてしまいます。小さなボタン電池にハンダごてを長時間当てておくことはボタン電池の破裂などの危険性があり、ハンダ付けでケーブルを取り付けるのを諦めました。

今回は今までと違った方法でボタン電池にケーブルを取り付けました。

写真のようにケーブルの先端には元々のボタン電池へ取り付けてあった接点をそのまま残しています。この接点の表面にホットボンドを被せるように流して接点をボタン電池の表面に固定する方法を試してみました。

電池交換に使用した CR2025 とホットボンドのガンです。

爪楊枝や竹串の先端でケーブルの端子をボタン電池の表面に押し当てて固定している間にホットボンドを表面に被せて固定しました。

ケーブルの先端の端子をホットボンドで固定したところです。

こんな簡単な方法ですが、しっかりとケーブルがボタン電池の表面に固定出来ました。この後、絶縁のためにテープを巻いて、ThinkPad 380XD の底面の所定のソケットへボタン電池を取り付けました。

ボタン電池の周囲をテープで巻いて絶縁をしました。

ここで ThinkPad 380XD の電源を投入してみました。やはり時計のエラーが発生しました。時刻合わせを行った後、再度電源を落として、念のために背面に挿している電源ケーブルも抜いて完全に外部からの電源が供給されないようにしました。もちろん補体装備の充電池も抜き去っています。ボタン電池の取り付けが悪ければ時計の動作は止まってしまい、再度電源を入れると時計エラーが発生するはずです。

しかし再度投入すると、普通に立ち上がり始めて、ハードディスクにインストールしてある’ GRUB のブート選択の画面が出てきました。再度電源を入れ直して BIOS 画面で時計を確認してみたところちゃんと時刻を記憶していました。ボタン電池の交換は成功しました。

さらに BIOS 画面の中にあるセルフテストの中からシステムボードの試験を行ってみました。すると正常に終了しました。入手当初にシステムボードがエラーとなったのは、やはり CMOS 用のボタン電池の消耗が原因であったようです。

これで動作に問題ないことが出来たため、今後は分解をして内部の掃除を行ってみたいと思っています。

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