メモリの相性試験を行った ThinkPad 380XD です。 |
この雷雨の中、予定していた仕事も出来ない状況となったため、昨日紹介した ThinkPad 380XD のメンテナンスを兼ねてメモリ(EDO RAM)の試験を行ってみました。ThinkPad 380XD ( 2635-G0J ) のシステムボードに装着されているメモリは 32MB のため追加のメモリが必要です。どのメモリが実際に動作するのか確認をしてみたわけです。
この ThinkPad 380XD などで使われている EDO RAM は、マシンとの相性がいろいろとあるようで、実際にメモリを装着して動作確認をしてみる必要があります。私も含めて古い ThinkPad 愛好家にとってはメモリとマシンの組み合わせの情報はとても大切なものです。そのため、私も今回行ったメモリの動作試験の結果を公表したいと思います。
ThinkPad 380XD の底面にあるメモリ拡張スロットへ手持ちの6枚のメモリを順次差し込んで動作確認をしてみました。写真の左から順番に行ってみました。
底面のメモリ拡張スロットへメモリを装着した様子です。 |
動作試験を行ったメモリです。 |
動作試験を行うメモリを取り付けて、フロッピーディスク起動の memtest86+ で動作確認を行いました。動作をするメモリは二回試験が通過するまで試験を続けました。
memtest86+ でメモリの動作試験を行いました。 |
以下が試験結果です。
VN8-64M :全域認識して動作も正常
NX8-64M :全域認識して動作も正常
VD8-32M :全域認識して動作も正常
VD8-64M :全域認識して動作も正常
Princeton-64M :全域認識して動作も正常
VN8-D64M :メモリを認識せず
ThinkPad では、やはりデュアル・バンクのメモリ(VN8-D64M)は動作が難しいようです。我が家で所有している ThinkPad では ThinkPad 235 だけが使えるマシンとなっています。
意外と問題が発生しそうだった NX8-64M が正常に使用できたのが幸運でした。この ThinkPad 380XD では、この NX8-64M を使って行きたいと思っています。
この NX8-64Mを装着した状態で、ハードディスクへ既にインストール済みの Puppy Linux 4.3.1 (2012) を起動させてみました。盛大にメモリスワップを発生させていますが、無事起動してくれました。PC カードで有線LANの通信も正常に行うことができました。
メモリ合計 96MB で Puppy Linux 4.3.1 を動作せているところです。 |
今後はこの ThinkPad 380XD を分解して、内部の掃除を行ってみたいと思っています。
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