筐体を開くとうっすらとホコリが積もっていました。まず最初にエアーダスターを使ってホコリ飛ばしからです。
今回掃除をした IBM ThinkCentre A51 です。 |
次に一番汚れの酷いプロセッサ用の冷却ファン2台です。写真のようにフロントグリルに2台並べて設置してあるプロセッサ用の冷却ファンは、高さの制約ために Pentium 4 プロセッサ用としては小さめのものとなっています。その小ささのためか2台並べて風を送っているようです。
前面のフロントグリルに取り付けてあるプロセッサ用冷却ファンです。 |
しかしこの小ささと狭苦しい場所に設置してあるために、メンテナンスが厳しいものとなっています。まず最初に竹串をファンの間に挿して羽が回転しないようにした上で、エアーダスターでしっかりとホコリを飛ばして行きます。しかしいつも高速回転をしている小型ファンということもあって汚れの付着もハンパないものとなっています。そこで水分を含ませた筆で羽を一枚ずつ根気よく洗浄してゆきました。写真のようにびしょびしょに濡らした雑巾を用意して、そこへ羽を洗浄した筆を着けては汚れを落としつつ、筆の先に適量の水分を含ませることを繰り返しながら洗浄を行いました。屋外での作業ということもあり、体中を蚊に刺されながらの作業となりました。
濡れ雑巾で水分を補給しながら冷却ファンの羽を一枚ずつ洗浄します。 |
冷却ファンを水分を含ませた筆で洗浄しているところです。 |
次にプロセッサ用のヒートシンクを観察するとかなりホコリが付着していました。プロセッサに取り付けたままだと、掃除作業が出来ない ため久しぶりに取り外して掃除をすることとしました。シリコングリスも塗り直すこととしたため、ヒートシンクもプロセッサもグリスを無水アルコールでしっかりと拭き取りました。
プロセッサ用のヒートシンクも汚れが酷かったので取り外して掃除をしました。 |
プロセッサ用のヒートシンクの掃除が終わったところで、シリコングリスを塗りこんで装着しました。夏場にはシリコングリスが非常に柔らかくなっているので、塗布作業がとても楽に行えました。
プロセッサの表面のグリスを綺麗に拭き取って新しいグリスを塗布します。 |
ヘラを使って綺麗にグリスを伸ばしました。 |
この後、エアーダスターだけでは汚れが落ちない筐体内部やフロッピードライブ、DVDドライブの表面を雑巾でしっかり拭き掃除をして作業を終了しました。
お掃除が終了したところで、電源を投入して動作確認を行いました。心なしか風の流れも良くなったようで、プロセッサ用の冷却ファンの音も静になったように感じました。こうして綺麗になったパソコンを操作するのはとても気持ちのよいものです!
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