2013年7月23日火曜日

ThinkPad 600E へ Puppy Linux をフルインストール

昨日 ThinkPad 600E へ Puppy Linux Precise 5.5.0 JP を Frugal インストールしましたが、動作が緩慢でどうにかならないものかと考えていました。メモリの使用量を確認するとよく使うブラウザの Seamonkey が起動した直後の状態で、搭載している 360MB をすべて食いつぶして若干スワップが発生している状況でした。意外と Precise 5.5.0 JP はメモリの大食らいのようです。

そこでマシン・スペックの厳しい状況のときよく行っている Full インストールを行ってみることとしました。ハードディスクに直接システムファイルを展開してインストールする方法です。メモリの使用量を低減させる効果があります。たくさんのメモリを搭載できないマシンに有効です。ただアプリケーション・ソフトウェアを起動させるときには、毎度ハードディスクへアクセスしながら起動するため、機敏な操作感が失われる傾向にあるとされていますが、メモリスワップの処理のために動作速度が遅くなってしまうよりは全然マシな状況です。

早速、昨日 Frugal インストールした領域を ext3 フォーマットして、新しく Full インストールすることとしました。

作業はいつもどおりの「Puppy ユニバーサルインストーラ」を使っての作業です。

インストール終了時に表示されるブートセレクタの GRUB の menu.lst の記述例をコピーして GRUB を再設定しました。

さて ThinkPad 600E を再起動させてみると、Puppy Linux が起動しただけの状態で 105MB のメモリを消費して、さらに SeaMonkey を起動させた状態で 239MB 程度のメモリ消費でした。これに伴ってメモリスワップ処理に伴う動作低減も減少しました。やっぱり貧弱なマシンには Full インストールが効果的のようです。しかしプロセッサの動作速度の問題もあり、Puppy Linux Precise 5.5.0 JP そのものを動作させるには荷が重いようです。

今回の Full インストールで気づいたことですが、Frugal インストールのときにはほぼ起動の度にデスクトップ画面が真っ黒になっていて「Xサーバのリスタート」が必要だったのですが、Full インストールでは何度再起動させてもデスクトップが真っ黒になることはありませんでした。どうした原因でデスクトップが真っ黒になってしまうのでしょうか? Frugal インストールと Full インストールの違いのどこかに原因があると思われます。

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