ThinkPad 380XD へインストールした Puppy Linux 4.1.2.1 レトロです。 |
元々は事前にハードディスク( 2GB )へ Frugal インストールしてあった Puppy Linux 4.3.1 (2012) を使っていました。しかしマシンを停止させる時、なぜか電源を切断してくれないのです。もちろんブート時に acpi=force を指定してもダメなのです。
そこで CD ブートでいろいろなバージョンの Puppy Linux を試したところ、4.3.1 だけ不調のようです。そこで他のバージョンをインストールすることとしました。そこで白羽の矢を立てたのが、この 4.1.2.1 のバージョンです。
この 4.1.2.1 当時の Puppy Linux は同じバージョンでも各種プロセッサに対応するかのごとく、カーネル違いのバージョンが存在したのです。そこでレトロ・バージョンと称される古い Linux カーネルを持つ Puppy linux 4.1.2.1 レトロ・バージョンを選択したわけです。
そしてたった 96MB しかないメモリを持つ ThinkPad 380XD で、メモリ消費を抑えつつ動作させるのに最適な Full インストールを選択しました。Full インストールは通常の Linux システムと同様に、ハードディスクに直接ファイルを展開してインストールする方法です。各種ソフトウェアを起動させる場合には、起動させるたびにハードディスクから呼び出す形となるため、Frugal インストールよりも遅いとされています。しかしこの ThinkPad 380XD のように、実用的使用するというよりは、古いマシンで動作している様子を眺めて楽しむ(遊ぶ)目的であれば、ソフトウェアの起動の遅さを気にすることもありません。逆に遅いなりに愉しむことさえできます(笑)。
そして Full インストールするハードディスクも、swap 前提でパーティションを設定することとしました。ハードディスクのアクセス速度が速い先頭部分へ swap 領域を設定しました。メモリが 96MB ですので、定石では二倍の 192MB なのですが、もう少し余裕をみて 256MB を swap パーティションとして /dev/hda1 へ設定しました。そして /dev/hda2 に残りの全ての容量を Puppy Linux へ割り当てました。
ハードディスクの分割の様子です。 先頭に SWAP を配置しています。 |
CD ブートした Puppy Linux 4.1.2.1 レトロ・バージョンの上で全てのインストール作業を行いました。さすがにメモリ容量の少なさとプロセッサ(Pentium mmx 233MHz)の遅さで、インストールするのにずいぶんと時間が必要でした。途中でフリーズしてしまったか?と思われるほどでした(笑)。
Full インストール時には GRUB のインストールも一緒に行いました。初期設定の menu.lst の内容で Puppy Linux 4.1.2.1 レトロ・バージョンを起動させることができました。
後はじっくりと内容を整備して行こうと思っています。
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