交換用プロセッサはインターネット・オークションで入手したものですが、出品者さんの個性がとてもよく出ている梱包でした。メール便でプチプチ一巻まではよくあるのですが、ピングリッドアレーの足の部分にクッション材などがなく、同一のものを二つ落札していたものを向かい合わせてビニル袋へ詰めたものとなっていました。足が短くてびっしりと詰まって配置されているものですから、これでも十分と言われればそうかもしれませんが、日本人の感覚にはないものを感じました(笑)。
この状態でプロセッサが送られてきました(笑)。 |
さて ThinkPad G40 のプロセッサ交換ですが、前回仮止めしていた部品などを取り外して、プロセッサを交換できる状態までもって行きました。
現状のプロセッサ Celeron 2.2GHz と新しいプロセッサ Pentium 4 の交換です。ソケット上部にある回転ネジを回してソケットからプロセッサが抜ける状態にして、交換をしたわけですが、なぜかプロセッサがソケットと密着していてなかなか外れませんでした。周囲の隙間にそっとマイナス・ドライバーを差し込みながら抜き取りました。一度抜き取ったら後はスムーズな脱着が可能でした。
現在のプロセッサの横に新しいプロセッサを並べてみました。 |
プロセッサの表面にシリコングリスを塗り、さらにヒートシンク側も従来のシリコングリスをアルコールで綺麗に拭き取った後、新しいシリコングリスを塗布しました。そしてそっとヒートシンクを所定の位置へ取り付けて四本のネジを4番から1番へ逆順に締めてゆきました。このヒートシンクの取り付けの時には冷却ファンのケーブルの取り付けも忘れないようにしなければなりませんでした。
プロセッサのソケットの様子です。 |
新しいプロセッサの表面にシリコングリスを塗布しました。 |
ヒートシンクにもシリコングリスを塗布しました。 |
ヒートシンクを所定の位置へ固定したところです。 |
ここまでくれば後はパームレストや液晶パネル、キーボードを仮組みして取り付けて電源を投入して動作確認をするだけです。
最小限度のネジを締めるだめの仮組みの状態して電源を入れました。 |
電源を投入するとすぐに Pentium 4 のロゴマークが表示されているのを発見しました。すぐに BIOS 設定画面へ移行してハードウェア構成を確認してみると、ちゃんとプロセッサが Pentium 4 の 2.4GHz と表示されていました。
起動直後のロゴ画面です。 右上に Pentium 4 のマークが見えます。 |
BIOS の設定画面の表示です。 プロセッサが Pentiun4 : 2.4GHz となっていました。 |
さらに動作確認のために USB ブートの Puppy Linux を起動させてみました。無事動作しているのを確認しました。そして気になっていた PC カードの部分もちゃんと動作していることを確認しました。
仮組みの状態で Puppy Linux を起動させてみました。 |
一旦電源を切って、最終的にマシン全体を組み立てました。ここで memtest86+ でメモリ試験を行いつつ、マシン全体の負荷試験を行いました。二時間ほど動作させましたが、問題なくどうさしていて、プロセッサの交換も問題なかったようです。
しかし気になるのは、メモリの動作速度で memtest86+ の表示画面では、176MHz ( DDR 352 ) となっていることでした。現在取り付けてあるメモリは PC2700 DDR 333 なのです。ちょっと動作タイミングは速めの設定となっているようです。現在の真夏の30度を越える室内で memtest86+ を二時間以上正常動作していたことを考えると、取り付けてあるメモリは現在のままでも動作は可能と判断しています。このまま異常動作が出るまで使用することとしました。
memtest86+ の表示画面です。 メモリの動作タイミングが速めのようです。 |
この後、debian wheezy をインストールしたハードディスクも元のとおりに戻して動作確認をしてみましたが、まるで別機種のようにきびきびと動作してくれます。ちょっと手間やお金が掛かりましたが、プロセッサの交換は正解だったようです。
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