今回入手したネットギア WG111T の表面です。 |
ネットギア WG111T の裏面です。 |
ar5523ドライバを使用する無線LANアダプタのようで、すでに Debian では ar5523 ドライバにデバイス ID (1385:4250 と 1385:4251)が登録されている製品でした。そのため、今まで私が入手していた ar5523 の無線LANアダプタのように新規にデバイス ID の登録は必要ありませんでした。
WG111T のキャップを取り外したところです。 この角度からだと筐体表面の溝の部分に放熱用の通気口が存在しているのが見えます。 |
Debian Jessie の場合、ar5523 のチップで使用するファームウェアを事前にインストールしておく必要があります。
# aptitude install firmware-atheros
なお今回たまたま発見したのですが、以前から ar5523 ドライバには同じ製品に二つのデバイス ID が存在していましたが、その理由が少し判明しました。firmware-atheros がインストールされた状態とされていない状態で lsusb コマンドでデバイス情報を収集したところ次のようになりました。パソコン側にファームウェアの準備が出来ているか出来ていないのかを知らせる役目があった模様です。
●firmware-atheros をインストール前
Bus 001 Device 004: ID 1385:4251 Netgear, Inc WG111T (no firmware)
●firmware-atheros をインストール後
Bus 001 Device 006: ID 1385:4250 Netgear, Inc WG111T
firmware-atheros をインストール後にパソコンの USB ポートへ装着すると青色の LED ランプが点灯して使用可能を知らせてくれます。Debian 上では、通信中に点滅するようなことはなく、常時点灯したままの状態でした。
WG111T の動作中を知らせる LED ランプが点灯しているところです。 |
今回は通信転送速度などを計測しませんでしたが、ちょっと大きめのファイルなどをダウンロードしても安定して動作していました。ただ比較的発熱量が多いようで、一時間も使用していると本体がそこそこ熱くなります。風通しのよい場所での使用を心がける必要がありそうです。
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