システムメモリを 32MB 化したリンクシス WRT54Gv8 のフラッシュメモリを 2MB のものから 4MB のものへ交換してみました。
以前 WRT54Gv8 を JTAG でフラッシュメモリをバックアップしようとしたところ、フラッシュメモリを認識しない問題が発生していました。単純にフラッシュメモリの型番が TJTAG3 に登録されていないだけの問題であるならば、新しく交換したフラッシュメモリを認識して動作するかもしれないとの甘い期待で作業を進めました。
Linksys WRT54G v8 を分解
http://near-unix.blogspot.jp/2015/10/linksys-wrt54g-v8_7.html
なお交換する前に DD-WRT のシステム上から CFE.BIN を取得しておきました。
フラッシュメモリの交換
システムメモリの時と同様にコテライザーによるホットブローでフラッシュメモリのチップを取り外しました。今回はパターン剥がれは発生しませんでした。
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元々搭載されていた 2MB のフラッシュメモリ S29AL016D90TFI01 です。 |
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2MB のフラッシュメモリを取り外したところです。 |
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交換した 4MB のフラッシュメモリ MX29LV320B です。 |
JTAG で動作確認
やはり以前の 2MB のフラッシュメモリと同じで、フラッシュメモリを認識してくれませんでした。手動で今回使用した MX29LV320B を
/fc:39 のオプション設定を行った上で、 JTAG の消去動作などを試みてみましたが、やはりフラッシュメモリを認識しないようで、動作の途中で停止してしまいました。
今後の予定
もうしばらく原因追求を行なってみたいと思っています。どうしても原因が解らないときには、以前の 2MB のフラッシュメモリへ戻す予定です。
すでにネット上の情報でフラッシュメモリのチップの #10 ピン(A20)が開放になっているため、2MB までしか動作しないということでした。とりあえず R5 をゼロオーム抵抗器でショートする必要があるそうです。
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4MB 化して問題が判明している箇所 |
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