DD-WRT のインストール方法は、DD-WRT の公式ウェブサイトへ掲載されています。この手順通りに行いました。一部のソフトウェアは、案内された URL に存在せず、他からダウンロードして使用しました。
WTR54GS v1, v2 & v2.1 (Linksys Travel Router) now supporまた本機のハードウェア・バージョンは、どうも 2.0 らしいので、2.0 用のファームウェアを使用しました。
http://www.dd-wrt.com/phpBB2/viewtopic.php?t=21959
WTR54GS へイーサネット・ケーブルを接続してインストールを行いました。 シリアルコンソールのケーブルもありますが、使用しませんでした。 |
WTR54GS の初期化
ブラウザからの設定画面から設定の初期化を行います。[Administration] - [Factory defaults] - [Restore factory Defaults]
ブートコードのインストール
どうも最初にブートコード部分の入れ替えを行うようです。ハードウェア・バージョン 2.0 用のブートコード(WTRv2x_sercomm.bin)を専用ユーティリティ・ソフトウェア(SercommFirmwareUpdater)で書き込みます。SercommFirmwareUpdater は以下のウェブサイトからダウンロードしました。
Sercomm Update Utility - NSLU2-Linux
http://www.nslu2-linux.org/wiki/Main/SercommFirmwareUpdater
二種類のユーティリティ・ソフトウェアが紹介されていますが、WindowsXP ではこちらが動作しました。
http://www.everbesthk.com/8-download/sercomm/firmware/NU54/Upgrade_207_XP.zip (verified - 2009-02-05)
ZIP 形式で圧縮されたソフトウェアを解凍した後、実行させるとインストール画面へ移行します。そのままインストールさせます。
アップグレード・ユーティリティを実行します。
[スタート] - [すべてのプログラム] - [Ugutil] - [Upgrade Utilty]
有線 LAN アダプタの IP アドレスを 192.168.1.10 へ設定します。私の場合、パソコンに搭載されている LAN ポートを使用せず、新たに USB 有線 LAN アダプタを接続してインストール作業に備えました。
以下は実際に作業をしたときのスクリーンショットです。
最初に LAN アダプタを選択します。 LAN アダプタは 192.168.1.10 へ設定します。 |
接続されているデバイスの MAC 値が表示されます。 複数存在するときには、WTR54GS のものを選択します。 |
File のボタンを押すとファイルの選択画面となり、そこで WTRv2x_sercomm.bin を選択します。 |
ブートコードの選択が終わった画面です。 Upgrade のボタンを押して書き込みを開始します。 |
書き込みの一段目はフラッシュメモリの消去です。 |
書き込みの二段目はブートコードの書き込みです。 |
書き込みの三段目は書き込まれたコードを一度読みだして比較をします。 正常であればこのまま終了します。 |
DD-WRT のインストール
DD-WRT は TFTP による流し込み方式でインストールを行います。WTR54GSを立ち上げ直した状態だと、そのまま TFTP を待ち受ける状態となっています。DD-WRT のウェブサイトで配布されている TFTP クライアント・ソフトウェア(tftp.exe)で DD-WRT のファームウェアをインストールします。私は、dd-wrt.v24_micro_olsrd_generic.bin のものを使用しました。
192.168.1.1 へ TFTP でファームウェアを流し込みます。 |
すでに待受状態なので、[Upgrade] ボタンを押してファームウェアを転送します。 |
ファームウェアの転送が終わったところです。 |
ファームウェアの TFTP 転送が終わった後、WTR54GS の内部ではフラッシュメモリへファームウェアを書き込んでいます。LED ランプの点滅状態を確認して、さらに ping の返送値に TTL=64 となっていることを確認して、ブラウザで 192.168.1.1 へアクセスします。DD-WRT の設定画面が表示されればインストール成功です。
DD-WRT の設定を済ませれば、新しく生まれ変わった WTR54GS の誕生です。
なおメーカでは本機のファームウェアを公開していないようなので、DD-WRT 化すると元に戻せません。ご注意ください。
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