下側がオリジナルの 8MB のチップ(K4S641632K)で、 上側が交換した 32MB のチップ(M2V56S40TP)です。 |
元々が 8MB と極端に少ないシステムメモリのため、かなり窮屈の条件で動作を強いられていました。そこで OpenWrt の最新のファームウェアでも十分に動作可能な 32MB のものへ交換することとしました。
メモリチップの交換
メモリチップの撤去はコテライザーによるホットブローで行いました。慣れた作業ですが、やはり何箇所かパターン剥がれを起こしてしまいました。運良くパターン切れにならなかったために、そのまま新しいメモリチップをハンダ付けすることができました。もう一度メモリチップを剥がすとなるとパターンが切れてしまうことでしょう。8MB のメモリチップを撤去したところです。 |
新しく 32MB のメモリチップをハンダ付けしたところです。 |
動作確認
とりあえずメモリ容量についての設定は行わず、そのまま起動させて、動作するか確認をしました。ハンダ付けが正しく行われているか電源を投入して確認しました。 |
メモリの容量設定
メモリの容量設定については、すでに同型機で 32MB へ拡張している人の投稿が DD-WRT の掲示板にありましたので、それを参考にしました。DD-WRT Forum :: View topic - WRT54G V8 Ram Upgrade from
http://www.dd-wrt.com/phpBB2/viewtopic.php?p=132274&sid=5c9857249103d28ff86f39d267d4953e
現状の SDRAM 関係の設定値です。
$ nvram show | grep sdram
size: 19565 bytes (13203 left)
sdram_config=0x0032
sdram_refresh=0
sdram_ncdl=0x2062e
sdram_init=0x0002
これに nvram コマンドによって新しい値を設定します。
nvram set sdram_ncdl=0x000
nvram set sdram_init=0x000a
nvram commit
reboot
再起動後に確認した設定値です。
$ nvram show | grep sdram
size: 19565 bytes (13203 left)
sdram_config=0x0032
sdram_refresh=0
sdram_ncdl=0x000
sdram_init=0x000a
32MB 化の確認
32MB を認識するように設定しなおした状態でも動作確認を行いました。DD-WRT のインフォメーションのページで 32MB を認識していることを確認しました。DD-WRT のインフォメーションのページで 32MB 化したことを確認しました。 |
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