openwrt-brcm47xx-legacy-squashfs.trx
http://downloads.openwrt.org/barrier_breaker/14.07/brcm47xx/legacy/openwrt-brcm47xx-legacy-squashfs.trx
ファームウェアを書き換え中の WLAH-AM54G54 です。 |
WAPS-HP-AM54G54 のような LAN ポートの通信不調などの症状はなく、無線LANアクセスポイントとしての動作に問題ありませんでした。また 5GHz 帯での動作も Broadcom 社の wl ドライバを使用することによって問題なく動作しました。
OpenWrt Barrier Breaker 14.07 のインストール
今回の WLAH-AM54G54 においても OpenWrt Barrier Breaker 14.07 をインストールしました。インストールには従来の TFTP の流し込み方法ではなく、PMON のフラッシュアップグレード機能を使用してみました。1. まず操作するパソコンから TFTP で OpenWrt のファームウェアを流し込む準備をしておきます。このときパソコンの IP アドレスを 192.168.1.2 と設定して、WLAH-AM54G54 を arp コマンドにより 192.168.1.1 と設定しておきました。
WLAH-AM54G54 を192.168.1.1 へ設定します。
# arp -s 192.168.1.1 00:11:22:33:44:55(mac address)
TFTP でファームウェアの転送準備をします。
# tftp 192.168.1.1
tftp> binary
tftp> trace
tftp> put openwrt-brcm47xx-legacy-squashfs.trx -- リターンキーを押さず、このまま待ちます。
2. 次に WLAH-AM54G54 へのファームウェアの待受をします。
シリアルコンソールを接続した後、電源を投入して起動冒頭部分で PMON の待機状態(3秒)のときに Ctrl + C で PMON へログオンします。
そして次の melco コマンドの linux オプションでファームウェアの更新待受状態にします。
PMON> melco linux
3. すぐにパソコン側の停止していた put コマンドを実行します。
tftp> put openwrt-brcm47xx-legacy-squashfs.trx -- リターンキーをすぐに押します。
4. するとファームウェアが転送されて自動的に書き換えまで行なってくれます。
無線LANカードを元通りに取り付けて、OpenWrt の設定を行いました。 |
OpenWrt の設定
ファームウェアの書き換えが終了すると自動的に再起動します。シリアルコンソールで起動か終了したことを確認したところで、OpenWrt の初期 IP アドレスである 192.168.1.1 へブラウザでアクセスして OpenWrt の設定画面の LuCi を表示させます。そして必要な設定を行いました。長時間の動作試験の前に放熱に備えて筐体へ組み込みました。 伝熱ラバーを経由してプロセッサとイーサネット・スイッチの熱を逃がすようになっています。 |
b43 ドライバから wl ドライバへ入れ替え
b43 ドライバでは 5GHz 帯での動作が見込めないため、 wl ドライバへ入れ替えました。ここではシリアルコンソール上でコマンドによる操作を行いました。ブラウザ画面からでもインストールするモジュールとアンインストールするモジュールを選択することで操作可能ですが、無線LANの設定ファイルの消去だけはコマンドによる操作が必要です。opkg update
opkg install kmod-brcm-wl wlc nas
opkg remove kmod-b43 kmod-b43legacy
rm /etc/config/wireless
reboot
動作確認
OpenWrt の設定が終わった WLAH-AM54G54 へパソコンの無線LAN機能でアクセスを行なってみました。5GHz 帯も 2.4GHz 帯も問題なく動作していました。もちろん同時アクセスも問題ありませんでした。無線 LAN 部分の設定の様子 |
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