USB 信号の取り出し点など以下のウェブサイトを参考にしました。
バッファローの古い無線LANアダプタ(WLA-G54)にUSBストレージを追加してCGIやsambaが動くDD-WRTにする
http://wikiwiki.jp/disklessfun/?add_usb-port_to_dd-wrt
DD-WRT Forum :: View topic - Old Buffalo WBR/WLA-G54 USB connector pinouts
http://www.dd-wrt.com/phpBB2/viewtopic.php?p=72418&sid=94ed53fde908209374779dd2355278b0
USB ソケットの用意
USB ソケットは廃棄したデスクトップ・パソコンのマザーボードに搭載されていたイーサネットと一緒になったソケットを流用しました。無駄に大きいのが残念なところです(笑)。デスクトップ・パソコンのマザーボードから取り出した USB とイーサネットのソケットです。 |
マルチメータでピンの確認をしておきました。
裸の USB プラグを挿入して導通試験を行いました。 |
ボードとソケットを接続
WBR-G54 のボード上の USB の信号の出力点は次の通りです。C174 -- USB1(-)
C175 -- USB1(+)
BCM4702 とメモリチップの間に USB 信号の出力点が存在しています。 |
WBR-G54 のボード上の USB の接続制御信号のプルアップ抵抗器(2.2KΩ)の設置から始めました。メモリチップの Vcc に接続しているチップコンデンサから 3.3V のプルアップ抵抗器を USB1 c のスルーホールまでを接続しました。
USB プラグが接続されたことを示す信号線へプルアップ抵抗器を接続します。 |
そして USB ソケットとの間をリード線で接続しました。
USB ソケットとの間をリード線で接続します。 |
USB 用の 5 ボルト電源は、ダイソーで販売されていた AC から USB ソケットで電源を供給する小型のアダプタを利用することとしました。そのため電源プラグの部分は USB プラグとなりました。
ボードと USB ソケットの間を接続した様子です。 USB プラグは電源供給用に使用しています。 |
USB 用電源はこの AC 電源から変換するアダプタを使用しました。 |
動作試験
WBR-G54 には、USB 対応の DD-WRT のファームウェア(dd-wrt.v24-13491_VINT_mini_usb_ftp.bin)がインストールされています。USB ポートの接続に問題がなければ、USB ポートの設定が行えるはずです。USB ポートの動作確認中の様子です。 左下の USB ケーブルは USB 電源を供給しているものです。 |
恐る恐る電源を投入したところ、無事起動しました!
早速 USB の設定項目 [Service] - [USB] のタブを開いて設定を行なってみました。USB メモリは FAT32 形式でフォーマットされたものを使用しました。無事 USB メモリを認識して自動的に /mnt へマウントしてくれました。
[Service] - [USB] の設定画面 |
LAN に接続しているパソコンからこの USB メモリへアクセスする方法は FTP でした。[Service] - [NAS] の項目を開くと ProFTPD の設定項目が現れました。標準では SAMBA が用意されていないようです。ファームウェアのイメージサイズを小さくするための工夫のようです。とりあえずユーザとパスワードを設定して ProFTPD を起動させてみました。パソコン側から GFTP でアクセスしたところ、無事アクセス出来たのですが、読み出しだけでした。
[Service] - [NAS] の設定画面 |
[Allow Write] を Enable に設定したところ、今度はユーザとしてログインができなくなってしまいました。
そこで USB メモリのフォーマットを Ext2 や Ext3 に変更してみたところ、次のような結果となりました。以下の結果から USB メモリは Ext3 フォーマットして使用するのが良さそうです。
FAT32
/mnt へ自動マウント可能
[Allow Write] - disable で FTP で 読み出し だけ可能
Ext2
/mnt へ自動マウント不可
自動マウント出来なかったので FTP によるアクセスも不可
Ext3
/mnt へ自動マウント可能
[Allow Write] - enable で FTP で 読み出し/書き込み 可能
DD-WRT のオプション機能として追加ソフトウェアのインストールが行えるそうで、ネット上では SAMBA2 をインストールしてある事例がありました。今後これらの設定を試してみたいと思っています。
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