そこで再設定をするために無線 LAN 部分の MAC アドレスを探すことになりましたが、筐体には、LAN 部分の MAC アドレスしか表示がありませんでした。
WRT54G の製品ラベルに記述された MAC アドレス |
そこで現在インストール済みの OpenWrt のファームウェアを破棄して、JTAG 経由で WRT54G V2 を入手当時にバックアップしていたフラッシュメモリのデータを再び書き込んで MAC アドレスの値を調査することとしました。
JTAG でフラッシュメモリ全体を入手時の状態へ戻しました。 |
4MB のフラッシュメモリへデータを書き戻すのは大変時間が掛かりました。およそ 6 時間も要しました(汗〜)。
JTAG でフラッシュメモリへデータを書き込んでいるところです。 |
JTAG でフラッシュメモリを入手時の状態に戻してみると、ちゃんとリンクシス社純正のファームウェアで立ち上がりました。そしてステータス画面から MAC アドレスを調査しました。LAN の MAC アドレスに +1 したものが WAN の MAC アドレスで、更に +1 したものが WIFI (無線LAN)の MAC アドレスでした。
LAN の MAC アドレスです。 末尾が 0B です。 |
WAN の MAC アドレスです。 末尾が +1 された 0C です。 |
WIFI の MAC アドレスです。 末尾が更に +1 された 0D です。 |
シリアルコンソール上から nvram コマンドで "macaddr" のキーワードで検索すると次の二つの値が表示されました。WAN の MAC アドレスに対応する値が見当たらりませんでした。
il0macaddr (無線 LAN の MAC アドレス)この状態のまま再び OpenWrt Attitude Adjustment 12.09 をインストールして再設定をしてみました。やはり以前の無線 LAN の MAC アドレスは、どこかの時点で異常値が設定されてしまったようで、正常な値が設定されていました。
et0macaddr (内部 LAN の MAC アドレス)
無線 LAN では、正常な MAC アドレスが表示されていました。 |
問題は WAN の MAC アドレスでした。LAN と同じ MAC アドレスが設定されていました。NVRAM に何らかの値(et1macaddr?)を設定すると WAN の MAC アドレスとして認識してくれる可能性もありましたが、ここはオーソドックスに WAN の MAC アドレスを上書きする設定で問題を回避することとしました。
LAN と WAN の MAC アドレスが同一でした。 |
OpenWrt の MAC の上書き機能で MAC アドレスを修正しました。 |
これまであまり意識することなくファームウェアをいろいろとインストールしていましたが、どうも WAN, LAN, WIFI の MAC アドレスに間違った値が設定されていることが判明しました。これからは、これらの MAC アドレスをメモしておいて、ファームウェアのインストール後に再設定を行いたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。