分解の最初はアンテナの取り外しですが、ここでいきなり WRT54G などとは違うことを発見しました。アンテナソケットがプラスチック筐体へナットを使って固定されていました。WRT54G などでは、内部のボードにアンテナソケットが取り付けられており、このボードに載ったアンテナソケットが筐体を貫通して表面に飛び出している状態で、筐体には直接固定されていませんでした。
WAP54G のアンテナソケットの様子です。 大型のナットで筐体へ直接固定してありました。 |
前面の青いパネル部品を取り外します。このパネル部品の足の部分の裏側にはネジで筐体を固定してありました。二本のネジを取り外した後、青いパネル部品を手前に引っ張るようにして分離しました。
前面パネルの取り外しには、足の裏にあるネジを外す必要がありました。 |
すると内部の様子が見えてきました。WRT54G などと比較すると半分ほどのボードがそこにありました。そしてボード上からアンテナケーブルが引き出されており、その先にアンテナソケットが繋がっていました。
内部のボードが見える状態になったところです。 |
ボードの上の電子部品を確認してみました。プロセッサは BCM4712 で WRT54G などと同じ物が使用されていました。システムメモリには GLT5640L16-6TC (4Mx16bit=8MB,166MHz) の 8MB のメモリチップが一枚搭載されていました。そしてフラッシュメモリは底面にあり、TE28F160C3 (16Mbit=2MB)が搭載されていました。本機には本当に必要最小限度のフラッシュメモリとシステムメモリしか搭載されていませんでした。なお背面には、システムメモリ用と思われるランドが用意されていて、周辺部品もすでに取り付けられている状態でした。もしかすると、ここへ同じ 8MB のメモリチップを取り付けるとシステムメモリが 16MB となるかもしれません。
システムメモリの GLT5640L16-6TC (8MB) です。 |
フラッシュメモリの TE28F160C3 (2MB) です。 |
電子部品の確認が終わったところで、掃除を行いました。ボードの表面のホコリは、水分で湿らせた刷毛で丁寧に表面を撫でて掃除しました。
ボードの表面を刷毛で綺麗にしているところです。 |
そして筐体はいつものようにレンジ周り用の強力アルカリ洗剤でしっかり水洗いをしておきました。やはり洗剤で洗った後は気分がよいものです(笑)。
筐体のプラスチック部品を洗剤を使って洗浄しているところです。 |
以上で改造などの下準備が出来ました。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。