2015年8月8日土曜日

Linksys WAP54G のフラッシュメモリをバックアップ

リンクシス WAP54G V2 のフラッシュメモリの内容を JTAG を使ってバックアップしました。

JTAG 用のピンヘッダとシリアルコンソール用のピンヘッダを取り付けました。ピン配置は以下のウェブサイトを参考にしました。
DD-WRT Forum :: View topic - WAP54G V 3.1 JTAG PINOUTS
http://www.dd-wrt.com/phpBB2/viewtopic.php?t=84701&sid=2cafbdafa19aa4c2e6ecdfdf7aabb181
Linksys WAP54Gv2 - .[ZooBaB].
http://www.zoobab.com/linksys-wap54gv2

右手前にシリアルコンソール用、左奥にJTAG 用のピンヘッダを取り付けてあります。

シリアルコンソールについては、WRT54G などと同様に 115,200bps で通信可能でした。ブート時に Ctrl + C で CFE へログインできます。なおそのまま起動させると Linux 2.4 系カーネルで立ち上がって行く様子が出力されるログから読み取れました。

シリアルコンソールでアクセスを行なっているところです。

そして肝心の JTAG によるフラッシュメモリのバックアップを行いました。まず最初にバッファー回路付きの WIGGLER ケーブルから行いました。その後検証のため、バッファー回路無しの DLC5 タイプのケーブルでもバックアップを行なってみました。

WIGGLER ケーブルでフラッシュメモリのバックアップを行なっているところです。
WIGGLER ケーブル用の電源はシリアルコンソールの Vcc から取っています。

WIGGLER ケーブルでは二回バックアップしたものが同じ MD5 のハッシュ値となっていて、同じ内容でバックアップされたことが検証できましたが、DLC5 タイプのケーブルでは、バックアップごとに MD5 のハッシュ値が異なり、バックアップに障害が発生していたようです。この WAP54G V2 では、WIGGLER ケーブルでバックアップを行うのが良いようです。

今後、2MB のフラッシュメモリを 4MB のものへ交換してみたいと思っています。さらにシステムメモリも 8MB から 32MB 程度へ増設する予定です。ボードの裏面へ 8MB を追加して合計 16MB とするのが一番簡単な方法と思われますが、16MB でもシステムメモリが不足していると考えているので、せめて 32MB にしたいと思っています。

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