2015年8月31日月曜日

Buffalo WBR-G54 の CFE のバックアップを検証

先日 JTAG にて CFE のバックアップを行なっていたバッファロー WBR-G54 ですが、JTAG の動作の不安定さから一抹の不安もありました。そこで DD-WRT の機能として備わっている CFE のバックアップ機能を使って CFE をバックアップして JTAG でバックアップした CFE と比較してみることとしました。

WBR-G54 へ DD-WRT をインストール

操作をするパソコンと WBR-G54 をイーサネット・スイッチを経由して接続します。

WBR-G54 からイーサネット・スイッチを経由してパソコンへ接続します。

操作するパソコンの IP アドレスを 192.168.11.2 へ設定します。(192.168.11.2 から 192.168.11.254 までのアドレスを選択)

操作パソコンの端末から次のコマンドで DD-WRT をインストールします。
$ tftp 192.168.11.1
tftp> binary
tftp> trace
Packet tracing on.
tftp> rexmt 1
tftp> timeout 60
tftp> put dd-wrt.v24-13491_VINT_std.bin
-- ここで WBR-G54 の電源を投入します--
sent WRQ <file=dd-wrt.v24-13491_VINT_std.bin, mode=octet>
sent WRQ
<file=dd-wrt.v24-13491_VINT_std.bin, mode=octet>

sent WRQ <file=dd-wrt.v24-13491_VINT_std.bin, mode=octet>
sent WRQ <file=dd-wrt.v24-13491_VINT_std.bin, mode=octet>
     ↓
     ↓
received ACK <block=7400>
sent DATA <block=7401, 0 bytes>

received ACK <block=7401>

Sent 3788800 bytes in 131.7 seconds

tftp> quit
$

以上でパソコン側の操作は終了です。フラッシュメモリへファームウェアを書き終えるまで 2 〜 3 分程度待ちます。そしてパソコンの IP アドレスを 192.168.1.2 または DHCP で自動設定に変更して、ブラウザにて 192.168.1.1 をアクセスすると DD-WRT の設定画面が表示されます。

WBR-G54 へインストールした DD-WRT の設定画面

DD-WRT による CFE のバックアップ

DD-WRT が正常に動作していることを確認した後、ブラウザで次の URL へアクセスをします。するとダウンロードの案内ダイアログボックスが表示されますので、cfe.bin をダウンロードします。
http://192.168.1.1/backup/cfe.bin

バックアップした CFE の比較

ダウンロードした CFE と JTAG でバックアップした CFE を比較します。比較は md5 のハッシュ値を比較しました。
$ md5sum cfe.bin WBR-G54.CFE.BIN
99efda3f23780918712232d3942ceb36  cfe.bin
99efda3f23780918712232d3942ceb36  WBR-G54.CFE.BIN

cfe.bin = DD-WRT でバックアップしたもの
WBR-G54.CFE.BIN = JTAG でバックアップしたもの

同じハッシュ値であったことから、同じデータのバックアップであったことが判りました。これで CFE は正しいデータであることが証明されました。また JTAG も正常に動作していたことが証明されました。

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