2015年6月2日火曜日

NEC MY24R/A-5 の BIOS アップデート

昨日メインパソコンとして昇格した NEC MY24R/A-5 の BIOS をアップデートしました。

現在の BIOS のバージョンは "0015/444A1500" となっています。これが "0017/444A1701" となりました。

MY24R/A-5 のアップデート前の BIOS 画面

以下は実際に行った手順です。メーカの正式手順では pdh.dll が存在しないということで BIOS のアップデートが出来ませんでした。そこでメーカ非推奨の方法で行なっています。もし同じ状況でアップデート出来ないときには参考になさってもかまいませんが、自己責任でお願いします。

BIOS アップデート・プログラムのダウンロード

以下のダウンロードサイトから MY24R/A-5 の BIOS アップデートに関するアップデート・モジュール(5718 番の 444a1701.zip)をダウンロードします。
NEC 特選街情報 NX-Station
NEC アップデートモジュール 5501~6000

http://www7b.biglobe.ne.jp/~direct1/archive/nx-station/support_5501.html

アップデート・プログラムの解凍

ダウンロードしたアップデート・モジュールの 444a1701.zip を解凍します。解凍したファイルをフロッピーディスクまたは USB メモリなどに保管しておきます。ファイル容量は 1.09MB です。
  • 444A1701.ROM
  • AFUWIN.exe
  • UCORESYS.sys
  • UCOREW64.SYS
  • BiosUpd.exe
  • UCOREVXD.vxd
  • flash.inf

BIOS のアップデート

マシンを Windows XP で起動させます。
先ほど保存した BIOS アップデート・プログラムが保存されたメディアを開いて BiosUpd.exe をダブルクリックをして起動できれば、そのままメーカ推奨の方法でアップデートに進んでください。
私の場合には、pdh.dll が存在しないという理由でアップデートプログラムの BiosUpd.exe が停止してしまいました。この場合、直接 BIOS のフラッシュメモリを書き換えるソフトウェア(AFUWIN.exe)を起動させます。

AFUWIN の起動画面です。
現在の BIOS 情報などが表示されています。

[Open] のボタンを押して、書き換え用の BIOS データのファイルである 444A1701.ROM を選択します。

BIOS のデータ・ファイルを選択します。

BIOS の書き換えオプションに [Main BIOS Image] のところだけにチェックマークがついていることを確認します。そして CMOS のチェックサムを破棄するオプションの [Destroy CMOS Checksum] の部分を選択します。この状態で [Flash] のボタンを押して書き換えを行います。

セットアップ画面の書き換えオプションの設定です。

[Flash] ボタンをクリックすると、一瞬マシンがフリーズしたかの状態になって焦りますが、そのまま放置します。すると書き換えの進捗状況を示す [Progress] の画面へ切り替わります。そしてフラッシュメモリを 消去・書き換え・比較確認 を順次行なって行く様子が表示されます。

書き換えを始めると Erase の消去から始まります。

右下のアドレスの部分が "FFFFFFFFh" と最終アドレスまで達していると書き換えが終了しています。この状態で [Exit] のボタンを押して終了します。

Verify の緑色で終了です。

マシンの再起動と BIOS 確認

マシンを再起動させて BIOS の確認をします。

私の場合、写真のようにチェックサムエラーと表示されて、[F2] キーで BIOS 画面で設定するように促されました。これはもちろんチェックサムの部分を消去したためです。新しく [F10] キーで CMOS の内容を保存し直すと、新しいチェックサムが書き込まれるので、次回以降はこのエラー表示が出なくなります。

再起動の時の BIOS のチェックサムエラー表示

BIOS 画面が表示された時点でバージョンの確認を行います。ちゃんと "0017/444A1701" にアップデートされていました。これで最新の BIOS にアップデートされました。

MY24R/A-5 のアップデート後の BIOS 画面

補足情報

Windows XP などで起動が難しい場合で、 DOS 環境で BIOS をアップデートするプログラムの AFUDOS.EXE を入手できる人は、MS-DOS などの起動フロッピーディスクで起動して AFUDOS.EXE で書き換えができるそうです。なお私は試していませんので・・・。

参考ウェブサイト

BIOS改造によるCPU換装時の爆音対策
http://wiki.nothing.sh/page/NEC%20Express5800%A1%BFS70%20%A5%BF%A5%A4%A5%D7SD/BIOS%B2%FE%C2%A4%A4%CB%A4%E8%A4%EBCPU%B4%B9%C1%F5%BB%FE%A4%CE%C7%FA%B2%BB%C2%D0%BA%F6

1 件のコメント:

  1. 情報ありがとうございました‼
    上手くいって良かったですネ❗

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