2015年6月5日金曜日

アルプス電気 ALPJ1-3 無線 LAN アダプタ

インターネット・オークションにて アルプス電気 ALPJ1-3 無線 LAN アダプタを入手しました。

今回入手した アルプス電気 ALPJ1-3 です。

ATHEROS 社の AR5212A チップを搭載した 2.4GHz 帯と 5GHz 帯に対応した IEEE 802.11 a/b/g モードで動作する Mimi PCI の無線 LAN カードです。

動作確認のため ThinkPad X22 へ装着してみました。ThinkPad X22 の Mini PCI スロットは、キーボードの下にあります。一旦キーボードを取り外しての作業となりました。

この ALPJ1-3 を取り付けるときに気づいたのですが、アンテナの端子が左側にあり、ThinkPad の多くの機種で使用されている無線LANカードのアンテナ端子の位置(右奥)と違っていることから、アンテナ・ケーブルを接続することが難しい状況でした。そこで、今回はアンテナ・ケーブルを接続しないで、単純に動作確認だけを行うこととしました。

ALPJ1-3 を ThinkPad X22 のソケットへ装着したところです。

ALPJ1-3  を装着して、ThinkPad X22 の電源を投入したところ、起動画面で "01C9" エラーが発生してしまいました。

ALPJ1-3 を装着すると "01C9" エラーが発生しました。

Atheros のチップを使用した Mini PCI 無線 LAN カードを接続したときに、よく発生するエラーです。過去にもこのエラーのことを記事にしたことがあります。今回は過去の記事を参考にしてそのまま ALPJ1-3 の EEPROM の情報を書き換えて対応しました。詳しくは以下の記事を参照してください。
ThinkPad 01C9 エラー
http://near-unix.blogspot.jp/2010/12/thinkpad-01c9.html
"01C9" エラー対応ソフトウェアを起動させたところです。
ALPJ1-3 の EEPROM を書き換えたところです。

ALPJ1-3 の EEPROM の情報を書き換えたところで ThinkPad X22 を再起動させると、"01C9" エラーは発生することなく、起動しました。

そして Dbien Linux の標準の ath5k ドライバで動作しました。またこの標準ドライバで 5GHZ 帯の IEEE 802.11 a モードでも動作させることができました。同じアルプス電気の ALPJ1-9 が 5GHz 対応のパッチが適用されたドライバが必要であった状況と異なっていました。

アンテナ・ケーブルが接続されていない状況でしたが、5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードでも順調に動作していました。ただし ThinkPad に装着する目的で入手する場合には、アンテナ・ケーブルの引き回しに余裕のある機種に限られるようです。

アルプス電気 ALPJ1-3 の動作確認中の ThinkPad X22 です。


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