32MB へメモリを増量した FON2100 へ OpenWrt 12.09 をインストールしました。 |
OpenWrt 12.09 の感想
結果としては、インストールは成功して、動作も問題ありませんでした。起動時間は、やはり電源投入から電波の発射までに 3 分程度の時間を要します。この起動時間が遅いこと意外には、無線 LAN アクセスポイントとしての動作として不満は感じられませんでした。また OpenWrt のウェブ設定画面も動作は遅めですが、再起動を伴う設定項目以外の設定では待ち時間も短めでした。さすがにメモリの消費量は多く、標準のインストール状態で 20MB 程度(約 70%)の消費量に達していました。標準のシステムメモリの容量である 16MB ではとても動作させることは不可能な状況だと思われます。
OpenWrt 12.09 の概要の画面です。 |
そして気になったことは、無線 LAN の設定項目の国別設定(Country Code)の部分でした。設定項目は存在して、日本を示す "JP" も選択可能でした。しかしチャンネル設定の部分では、"JP" を選択したにも関わらず 1 〜 11 チャンネルまでしか選択できません。12, 13 チャンネルが選択出来ないのです。おそらく Country Code の部分はアルファベット二文字の "JP" ではなく、Atheros での日本の設定コードの "40" を設定するのが正しいものと思われます。
OpenWrt 12.09 の無線 LAN の画面です。 |
ウェブ設定画面からは "40" という国別コードを設定出来ないため、telnet でログインを行い、直接設定ファイルを修正してみました。するとウェブ設定画面では "40" とはならず、 "00 WorldWide" という設定項目と表示されていました。そして日本向けの設定にもなりませんでした。この国別選択(Country Code)の部分については、対策が存在しないものか調査してみます。
FON2100E の OpenWrt 化に成功したため、もう少し遊んでみたいと思っています。
OpenWrt 12.09 のインストール
以下は、システムメモリを 32MB 化した FON2100E へ OpenWrt 12.09 をインストールした時のメモです。OpenWrt のダウンロード・サイトからファームウェアをダウンロードしてきます。
Index of /attitude_adjustment/12.09/atheros/generic/ダウンロードするのは次の二つのファイルです。
http://downloads.openwrt.org/attitude_adjustment/12.09/atheros/generic/
- openwrt-atheros-root.squashfs
- openwrt-atheros-vmlinux.lzma
インストールは Gargoyle で配布している FonFlash を使用しました。FonFlash の使用方法は過去の記事で記載済みですので、そちらを参照してください。
FON2201E へ Gargoyle をインストールしてみましたが・・・FonFlash での書き込みは、およそ8分程度で終了します。ファームウェアの書き込みが終了すれば、再起動させて 192.168.1.1 へ有線 LAN にてアクセスすると、OpenWrt の設定画面へ到達することができます。OpenWrt では、初期値では無線 LAN が無効に設定されています。
http://near-unix.blogspot.jp/2014/07/fon2201e-gargoyle.html
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