2015年11月17日火曜日

FON2303D へ SAMBA をインストール

OpenWrt Chaos Calmer 15.05 をインストールした FON2303D に SAMBA をインストールして、ネットワークディスク化を図りました。

FON2303D の USB ポートへ接続した USB メモリをネットディスクとして設定しました。

インストールは二段階で行いました。まず最初に USB ポートへ USB メモリを認識するように設定した後、その USB メモリへネットワーク上からアクセスできるように SAMBA をインストールしました。

USB ポートの設定

以下の OpenWrt WIKI を参考にしながら必要なソフトウェアのインストールと設定を行いました。
USB Storage [OpenWrt Wiki]
https://wiki.openwrt.org/doc/howto/usb.storage

参考にした OpenWrt WIKI の解説では "block-hotplug" のインストールを勧めていますが、Chaos Calmer 15.05 においてはパッケージが存在せず、インストールができませんでした。この "block-hotplug" が無くても "block-mount" が自動的に所定のディレクトリへマウントしてくれます。
# opkg install kmod-usb-storage block-mount kmod-fs-ext4 kmod-fs-vfat kmod-nls-cp437 kmod-nls-iso8859-1

我が家の FON2303D では、インストール直後には "Mount Points" を選択するとブラウザ設定画面の LuCI にトラブルが発生しました。再起動させたところ正常に動作するようになりました。

ここで私は USB メモリ(/dev/sda1)を /mnt へ自動的にマウントさせるように設定しました。

LuCI の [Mount Points] のタブのところで USB メモリのマウント場所を設定します。
ここまでの設定で USB ポートへ装着した USB メモリを認識できるようになりました。

SAMBA のインストール

SAMBA のインストールも OpenWrt WIKI を参考にしながらインストールを行いました。SAMBA サーバ(samba36-server)と一緒にブラウザ設定画面の LuCI 用プラグイン(luci-app-samba)も一緒にインストールしました。なお LuCI 用のプラグインをさらに日本語化するプラグイン(luci-i18n-samba-ja)も存在しましたが、フラッシュメモリの使用量を減らすためにインストールは行いませんでした。
Samba [OpenWrt Wiki]
https://wiki.openwrt.org/doc/howto/cifs.server

# opkg install samba36-server luci-app-samba

LuCI を日本語化している場合、この SAMBA の LuCI のプラグインを日本語化する場合には、以下の日本語かプラグインをインストール
# opkg install luci-i18n-samba-ja

この SAMBA のインストールでブラウザ設定画面の LuCI に [Services] - [Network Share] のタブが増えました。この部分で SAMBA の設定を行いました。ユーザ設定を行うのがセキュリティ上安心なのですが、ここではとりあえず "guests" ユーザで設定を行なって誰でも読み書きが出来るようにしました。

[Network Share] のタブで SAMBA の設定を行います。

動作確認

家庭内 LAN に接続しているパソコンから FON2303D へ SMB アクセスを行います。そして USB メモリを認識して、読み書きが出来るとインストール成功です。これでネットワークディスクとしても動作するようになりました。やはり USB2.0 のポートは転送速度が速い分、データ転送も楽にできました!

ネットワークディスク機能も追加された FON2303D です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。