FON2303D の USB ポートへ接続した USB メモリをネットディスクとして設定しました。 |
インストールは二段階で行いました。まず最初に USB ポートへ USB メモリを認識するように設定した後、その USB メモリへネットワーク上からアクセスできるように SAMBA をインストールしました。
USB ポートの設定
以下の OpenWrt WIKI を参考にしながら必要なソフトウェアのインストールと設定を行いました。USB Storage [OpenWrt Wiki]
https://wiki.openwrt.org/doc/howto/usb.storage
参考にした OpenWrt WIKI の解説では "block-hotplug" のインストールを勧めていますが、Chaos Calmer 15.05 においてはパッケージが存在せず、インストールができませんでした。この "block-hotplug" が無くても "block-mount" が自動的に所定のディレクトリへマウントしてくれます。
# opkg install kmod-usb-storage block-mount kmod-fs-ext4 kmod-fs-vfat kmod-nls-cp437 kmod-nls-iso8859-1
我が家の FON2303D では、インストール直後には "Mount Points" を選択するとブラウザ設定画面の LuCI にトラブルが発生しました。再起動させたところ正常に動作するようになりました。
ここで私は USB メモリ(/dev/sda1)を /mnt へ自動的にマウントさせるように設定しました。
LuCI の [Mount Points] のタブのところで USB メモリのマウント場所を設定します。 |
ここまでの設定で USB ポートへ装着した USB メモリを認識できるようになりました。 |
SAMBA のインストール
SAMBA のインストールも OpenWrt WIKI を参考にしながらインストールを行いました。SAMBA サーバ(samba36-server)と一緒にブラウザ設定画面の LuCI 用プラグイン(luci-app-samba)も一緒にインストールしました。なお LuCI 用のプラグインをさらに日本語化するプラグイン(luci-i18n-samba-ja)も存在しましたが、フラッシュメモリの使用量を減らすためにインストールは行いませんでした。Samba [OpenWrt Wiki]
https://wiki.openwrt.org/doc/howto/cifs.server
# opkg install samba36-server luci-app-samba
LuCI を日本語化している場合、この SAMBA の LuCI のプラグインを日本語化する場合には、以下の日本語かプラグインをインストール
# opkg install luci-i18n-samba-ja
この SAMBA のインストールでブラウザ設定画面の LuCI に [Services] - [Network Share] のタブが増えました。この部分で SAMBA の設定を行いました。ユーザ設定を行うのがセキュリティ上安心なのですが、ここではとりあえず "guests" ユーザで設定を行なって誰でも読み書きが出来るようにしました。
[Network Share] のタブで SAMBA の設定を行います。 |
動作確認
家庭内 LAN に接続しているパソコンから FON2303D へ SMB アクセスを行います。そして USB メモリを認識して、読み書きが出来るとインストール成功です。これでネットワークディスクとしても動作するようになりました。やはり USB2.0 のポートは転送速度が速い分、データ転送も楽にできました!ネットワークディスク機能も追加された FON2303D です。 |
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