先日入手していた玄箱(初代)の冷却ファンの整備を行いました。
経験上小さな冷却ファンは音を出しやすい傾向にあります。この玄箱の冷却ファン(4 cm)も電源投入と同時にブーンと唸りを上げています(笑)。そこでこの冷却ファンを整備しました。
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冷却ファンを整備した玄箱です。 |
冷却ファンの取り出し
冷却ファンは電源などのワイヤハーネスと一緒になっていました。
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固定爪が折れて無くなっているため、簡単に冷却ファンを取り外すことができました。 |
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電源のワイヤハーネスとして冷却ファンが取り付けられていました。 |
グリスアップ
駆動部分の隙間を狙ってスプレー式のエアーダスターでホコリを飛ばした後、軸受部分にグリスを塗布しました。本当は専用のオイルか何かが存在するはずですが、手元にあったタミヤのシリコングリスで代用しました。竹串の先に少量のグリスを取り出して、軸受部分に塗布しました。そしてしばらく回転させてグリスが軸受全体に回るようにしました。
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冷却ファンのモータ部にあるシールを剥がすと軸受が見えてきます。 |
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軸受の隙間にグリスを押しこむように塗布しました。 |
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冷却ファンを回転させては竹串でグリスを押し込む作業を繰り返しました。 |
振動対策
騒音の原因は、冷却ファンの回転時に発生する振動が筐体を震わせて大きな音を出していることです。冷却ファンを手で持っているとそのブルブルとした振動を感じます。そこで冷却ファンのフレームに接するように防震用の隙間テープを貼り付けて振動を抑えるように配慮しました。また折れていた固定爪の代わりに木ねじを使って冷却ファンを固定しました。
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折れていた固定爪の代わりにネジ止めで対応しました。 |
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冷却ファンの振動を吸収させる隙間テープを貼り付けました。 |
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筐体の蓋側にも隙間テープを貼り付けて冷却ファンを挟みつけました。 |
効果は
グリスアップと防震対策を行いましたが、振動による騒音は騒音が少し抑えられた感じになりました。共振点が隙間テープの影響で変化したようです。
やはり冷却ファンの交換または、もっと他の対策(特に振動)が必要な感じもします。IBM のタワー型の ThinkCentre などに設置してあった冷却ファンは、ネジの部分がゴムでできており、ファンの振動を吸収するようになっていました。これに習って冷却ファンの振動が直接筐体に響かない方法があれば試してみたいと思っています。
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筐体の向きによって振動音が変化します。もう少し対策を重ねたいところです。 |
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