インストールの手法は、シリアルコンソールから flash コマンドでインストールする方法を選択しました。おそらく TFTP 流し込み法でもインストールできるはずです。具体的には過去の記事に詳細を記載しておりますので参照してください。
Linksys WRT150N へ JTAG アクセスと Tomato のインストール
http://near-unix.blogspot.jp/2015/05/linksys-wrt150n-jtag-tomato.html
Linksys WAP54G のフラッシュメモリの 4MB 化成功
http://near-unix.blogspot.jp/2015/08/linksys-wap54g-4mb.html
OpenWrt をインストールした WZR-G144NH です。 |
まずは Attitude Adjustment 12.09 をインストール
表題とことなり、元々は Attitude Adjustment 12.09 をしました。Attitude Adjustment 12.09 をインストールした理由は、無線 LAN 部分が b43 では満足に動作しないことが予想されたため、標準のファームウェアをインストールした後、Broadcom-wl へドライバを入れ替えるためにフラッシュメモリの容量に余裕のある Attitude Adjustment 12.09 を選択しました。しかしインストールした後、起動させたところ、何と! LAN ポートが動作していませんでした。単純に動作しないと言うよりは、ドライバが動いていないようで、ifconfig コマンドで eth0 などの LAN ポートが一切表示されていないのです。
Barrier Breaker 14.07 をインストール
そこでより新しい Barrier Breaker 14.07 をインストールすることとしました。ここで Barrier Breaker 14.07 の brcm47xx のファームウェアには "generic" と "legacy" の二つが存在しています。"legacy" は従来からのファームウェアを踏襲するものです。そして "generic" はより新しいデバイスに対応しているものとされています。そこでこの "generic" をインストールすることとしました。この "generic" で LAN ポートが動作するようになりました。起動途中のシリアルコンソールの表示を眺めていると "tg3" というイーサネット・ドライバが組み込まれているのを発見しました。"tg3" は Broadcom のギガビット有線 LAN チップで使用されるドライバです。どうも Attitude Adjustment 12.09 では、この "tg3" を認識出来なかったようです。
設定と動作確認
インストール後、再起動させて設定を行いました。普通に動作している感じでした。標準の OpenWrt brcm47xx(generic) の概要のページ |
しかし b43 ドライバを使用していることもあって、無線 LAN 部分は IEEE 802.11 b/g モードでしか動作しませんでした。
標準の OpenWrt brcm47xx(generic) の無線 LAN のページ |
今後、Broadcom-wl ドライバを組み込んだファームウェアをイメージビルダーを使って作成してインストールしてみたいと思っています。
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