分解作業
これが結構大変でした。初めてのメーカのものでしたので、爪の場所などが解らず苦労しました。底面にある四つのゴム足の下にネジが四本隠れています。このネジを外します。
底面四箇所のゴム足の下にあるネジを外します。 四角いゴム足はとても剥がれ難いものでした。 |
前面部分に三箇所の爪があります。この爪をヘラなどを使って外します。
天板の前面側の爪の様子です。 |
そして左右の側面に大きな爪があります。ここの爪は底面の部品と連結する構造となっていました。
側面の爪の様子です。 左側が天板側の爪で、右側が底面側の爪です。 |
そして背面側を持ち上げると天板部品が外れました。どうも分解手順としては背面側から爪を外して行くとよさそうでした。
筐体の天板を取り外したところです。 ボードを取り外すには、さらに側面のプラパーツを外す必要がありました。 |
ボードの観察
早速部品の様子を観察してみました。側面のプラパーツを取り外したところです。 |
無線LANカードは、Broadcom 社の BCM4321 チップが搭載された IEEE 802.11 n モード対応の 2.4GHz 帯の製品でした。
Mini-PCI 無線 LAN カード |
制御チップなどは次のとおりでした。
- 制御チップ BCM6358KFBG (300MHz)
- フラッシュメモリ SPANSION S29AL032D90TFI03 (4MB)
- システムメモリ MIRA P2S56D40CTP (32MB)
制御チップ周辺の様子 |
電源ジャックのセンターピン対策
せっかく分解したところなので、いつもの電源ジャックのセンターピン対策としてリード線をハンダ付けしておきました。シリアルコンソール
Mini-PCI 無線LANカードの隣にシリアルコンソール用の 4 ピンのピンヘッダがありました。ここへシリアルケーブルを接続してシリアルコンソールへログインしました。通信速度は 115200bps でした。ユーザ:admin、パスワード:admin でした。DSL-2740B のシリアルコンソールのピン配置 |
ブート時に "Press any key to stop auto run (1 seconds)" の表示が出たところで何かキーを押しておくと CFE へログインできました。なお電源投入時には、この表示が出ないようです。一度起動させた後、シリアルコンソールから再起動(reboot)させることによって、再起動時には表示されるようになります。
CFE にどのようなコマンドが存在するのか確認するために、コマンド・ヘルプを表示させました。
CFE> help
Available commands:
w Write the whole image start from beginning of the flash
e Erase [n]vram or [a]ll flash except bootrom
r Run program from flash image or from host depend on [f/h] flag
p Print boot line and board parameter info
c Change booline parameters
f Write image to the flash
i Erase persistent storage data
b Change board parameters
reset Reset the board
flashimage Flashes a compressed image after the bootloader.
help Obtain help for CFE commands
For more information about a command, enter 'help command-name'
*** command status = 0
CFE>
今後 OpenWrt などをインストールしてみたいと思っています。
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