2015年11月16日月曜日

FON2303D の分解と修理

入手したばかりの FON2303D を分解して中身を確認してみました。このとき電解コンデンサの破裂を発見したため、交換も行なっておきました。

分解作業

分解は底面にある四本のネジ(通常のプラスネジ)を取り外した後、上部にある白い蓋を取り外します。このとき白い蓋を固定している爪(左右の側面)の掛かりが強いので注意が必要でした。私は左右の爪を割ってしまいました(涙)。背面>左右の爪>前面の爪の順番に外します。

分解作業中に割れてしまった蓋の爪を受ける部分

ボードの観察

ボードの表面を観察してみました。部品は以下のとおりでした。
  • 制御プロセッサ RT3052F
  • フラッシュメモリ MX29LV640EBTI-70G (8MB)
  • システムメモリ A3V56S40ETP-G6 x2 個 (32MB x2)

FON2303D のボード表面
FON2303D のボード裏面
電解コンデンサのピンなど各所に瞬間接着剤が塗布されていました。そのためボード全体が白っぽくなっていました。
特にボードの裏面では、電解コンデンサのリードのハンダ付け箇所へ瞬間接着剤が塗布されており、ボード全体が白っぽくなっていました。ハンダ付けする上で障害となるため、アルコールで裏面全体の洗浄を行いました。

そしてシリアルコンソールらしいテストポイントを発見しましたが、シリアル出力を見つけ出すことができませんでした。

シリアルコンソールではありませんでした。

さらに 14 ピンのテストポイントも発見しましたが、あきらかに JTAG とはピン配置が異なりました。何か別の目的で設けられたもののようです。

JTAG 端子ではありませんでした。

そして電解コンデンサの破裂を発見しました。5 ボルト用のスイッチング電源の出力平滑用のものでした。その他 1.5 ボルト電源と 3.3 ボルト電源の出力に設けられている電解コンデンサには異常はありませんでした。

破裂していた 5 ボルト用スイッチング電源の電解コンデンサ

電解コンデンサの交換

そこでこの破裂した電解コンデンサ(470μF/16V)を交換しました。同じ仕様の電解コンデンサが手元に無かったので代用として 330μF/25V のものを取り付けておきました。

左が破裂した電解コンデンサで、右が交換した電解コンデンサです。
新しい電解コンデンサへ交換したところです。

電源ジャックのセンターピン対策

電源ジャック(12V)のセンターピンの接触不良対策としてリード線をハンダ付けしました。今回は狭い場所での作業となったため、電源フィルタ用のフェライトビーズを一時的に取り外してリード線のハンダ付けを行いました。

電源用のフェライトビーズを一時的に取り外したところです。
電源ジャックのセンターピンへリード線をハンダ付けしたところです。

今回運良く電解コンデンサの破裂を発見・修理することができました。古い機械ですので、こうした小さな故障も存在している可能性があるため、できるだけ中身を確認した方がよいようです。なお破損していたのは 5 ボルト用の電源のものですので、USB ポートで使用していたものと思われます。無線LANルータとしての機能を支えているのは 3.3 ボルトと 1.5 ボルトの部分ですので、今までは(USB ポートを除いて)問題なく動作していたようです。

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