2010年11月30日火曜日
Logitec LAN-WN23/CB を入手しました。
300Mbps 通信に対応可能な Logitec 社の LAN-WN23/CB を入手しました。ヤフオクで新品未使用のものを落札しました。
早速無線LANカードだけを抜き出してまじまじと観察してみました。結構しっかりした造りとなっていて、アンテナ部分も少し大きめでしっかりしている感じで好印象でした。
早速動作チェックを行ってみました。いつもであればノートパソコンで行うところですが、今回は ubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim へカードバスのアダプターを取り付けて、このスロットに無線LANアダプターの LAN-WN23/CB を挿入してみました。
ubuntu 10.10 では何も手を加えることなくそのまま無線LANカードを認識をして通信を開始しました。lsmod で調べて見ると rt2860 のモジュールで動作していました。先日入手した Sonnet Aria Extreme N PCI と同様の無線LANチップを使用しているようです。同じチップを使用しているということは転送速度試験などでよい成績を上げてくれそうでした。
いつものように 100MB のバイナリデータを FTP 転送させてその転送速度を計測してみました。無線LANアクセスポイントにはいつも試験で使用している Linksys WRT54G を使用しました。
5回転送を行ってその平均を計算しました。結果は 802.11g の 54g クラスでは最高値の 2,723KB/sを叩き出しました。同じチップの Sonnet Aria Extreme N PCI では 2,484KB/s だったのでかなり高成績となりました。
また転送状況をパケットモニタで観察していましたが Sonnet Aria Extreme N PCI と同様に櫛状にデータの転送が途切れる部分がなく、とても滑らかに転送が行われている感じでした。
こうしてみると従来からの 54g 環境においてもこれらの 11n 対応の無線LANアダプタを採用するだけでデータの転送速度が向上することが解ります。
11n 対応の無線LANアクセスポイントを導入しても転送速度の向上が目覚しいものでなかっただけに、従来の 54g 対応の無線LANアクセスポイントのまま周囲の子機を 11n に置き換えて行き最後に親器の無線LANアクセスポイントを 11n に対応して十分な感じだと思いました。
2010年11月29日月曜日
NEC VL370/4 へ ubuntu 10.10 をインストール (4)
一応 ubuntu 10.10 で動作するようになった NEC Valuestar VL370/4 の話題の続きです。
はっきり言って動作が遅いです。しかし CPU は Pentium 4 系の Willamette の Celeron 1.7GHz でそこそこあるはずです。しかし手元にある私の NetVista M41 Slim とどっこいどっこいの状況です。
参考として手元にある Pentium 4 (Willamette) の搭載された i850 チップで RD-RAM (400MHz) のマザーボードではこんなことはありません。そこそこ使えます。
YouTube などの動画を閲覧するとはっきりするのですが、画像がコマ落ちというより時折止まると表現した方がよい感じです。いったいどうしたのでしょうか?
grub のメニュー画面のところから ubuntu 10.10 の起動時間を比較しました。
Valuestar VL370/4 57秒
NetVista M41 Slim 53秒
何てことでしょう! Pentium 3 を元とした Coppermine の Celeron 1.1GHz に負けてしまっています。日本のパソコン界の雄の NEC がこれでよいのでしょうか!
ここで memtest86+ を使ってシステムの動作速度の様子を観察してみました。なんと! FSB が 100MHz (画面の表示上では 99MHz) しかありません。せめて 266MHz あっても良さそうなものなのですがどうしたのでしょうか。これが SiS マジックなのでしょうか。本当のところ最大値の 400MHz であって欲しいところでした。
これでは確かにこの二つのパソコンに大きな差が無くなってしまうのでしょう。ブート時間のように場合によっては負けてしまうことも発生するようです。
前述の YouTube の件も二つのパソコンで同じ画像を比較してもそれほど差があるようには思われず、私の頭の中に動作周波数の違いでプラシーボ効果によって若干スムーズに見える程度でしかりません。正直なところ差があるようには見えません。
ここで Valuestar VL370/4 の中にプリインストールされていた WindowsXP-SP3 と IE8 で同じ YouTube の画像を閲覧してみました。まだ WindowsXP の方がスムーズに見えます。しかしマウスのカーソルを単純に上下左右へ動かす(特に画像のアイコン上)と動作が一時期に停止するのが観測することができます。これは ubuntu 10.10 ではなかったことです。全般的に遅い感じの ubuntu と、マウスでも動作がコマ落ちする WindowsXP というところでしょうか。どっちにしても気持ちのよいものではありません。
ここで Live-CD の Puppy Linux 4.3.1 std で同じ YouTube の画像を観察してしましたが、ubuntu のときと変わらないようでした。どうもこの Valuestar VL370/4 の限界のようです。
こうしてみると CPU を生かすも殺すもチップセットしだいだと知ることができた貴重な体験だったと思います。ファンも小さく静かな Pentium 3 系の Coppermine と、ファンが大きくうるさく消費電力も多い Pentium 4 系の Willamette が同じ性能という現実。
この釈然としない状況をどう心の中で解決したらよいのでしょうか。
Pentium 3 系の第三世代の Tualatin が重用される理由も頷けます。
2010年11月28日日曜日
NEC VL370/4 へ ubuntu 10.10 をインストール (3)
前の記事からの続きです。
苦労して復旧した WindowsXP 領域と BIOS のアップデートにより、ubuntu 10.10 を再びインストールしてみました。
今度は BIOS がアップデートされているので問題は解決されているであろうことを期待しながら。
結果は以前と変わることなく起動時間がおよそ3分で、やはり write error が発生していました。
ここで再び RAID カード経由でハードディスクを接続してみました。
再び mbr 領域を破壊してしまったようで、以前のように BIOS のロゴマークのところでリセットを繰り返す状態となってしまいました。どうもこの RAID カードは mbr 部分を破壊してしまうようです。長く使っていなかったので、何らかの原因で壊れてしまったのかもしれません。もうハードディスクの破壊を防ぐためにもこの RAID カードは廃棄することとしました。
これで ubuntu 10.10 のインストールは振り出しに戻りました。しかし回復の手順が解っているので気分的には楽です。
testdisk で WindowsXP 領域を回復して、そして ubuntu 10.10 を再びインストールしました。もちろん起動に時間が掛かることやエラーは解決できません。
ここで前回の記事で書いた BIOS のアップデートのために一時的に使用した 20GB のハードディスクへ ubuntu をインストールしてみることとしました。今まで SiS のチップが問題の根本だと思っていましたがハードディスク側にも問題があるかもしれないと思ったからです。
この一連の作業で何度 ubuntu をインストールしたのだろうと思いながらインストール作業を行いました。そして 20GB のハードディスクから起動させてみました。
起動時間1分3秒、エラーなし。
一体どうしたことでしょう。容量の少ない古い、それもボールベアリングのうるさいハードディスクでは異常が発生しなかったのです。
ここで現在使用してきた 320GB のハードディスクを他のパソコンへ接続して動作などを調べてみました。smart情報も異常はなく、badblocks による試験も問題ないようです。badblocks による試験は時間が掛かるため途中で中断しましたがそれまでにはエラーはありませんでした。
ここまで来るとパソコンとハードディスクの組み合わせが悪い(相性問題)と判断できました。
もう疲れてきたので、このうるさいハードディスクを取り付けて動作させることで終了させる方向で友人をどう説得するか頭の中がいっぱいになっていました。
しかしこれで終わったら負けのような感じでしたし、ここまできたのだからともう少し原因追及をしてみることとしました。
問題はこの二つのハードディスクの違いは何か?という一点だということです。
まず容量が違います。BIOS のアップデートで本当に壁が無くなっているのかよく解りませんが起動するので問題はないようです。その他の違いは?と思ったところ、古い方は IBM 製で、新しいものは HGST 製です。どちらも HGST が作ったハードディスクの設定ソフトウェアのFeature Tools が使用できるのです。そこで内部の設定の様子を比較してみました。
ここで設定をいろいろ変更しては ubuntu を起動させることを繰り返しているうちに決定的なものをようやく発見しました。
それは UDMA の設定です。古い方は mode 5 (ATA100) までしか設定できませんが、新しい方は mode 6 (ATA133) まで設定できます。どちらもデフォルトで最高値が設定されています。新しいハードディスクの UDMA を mode 5 (ATA100) に設定しました。
これで ubuntu の起動を確認すると 57秒 と一気に短縮してしまいました。エラーも出ていません。
思い出すと write error は DMA 関係で発生していたので、やはりこの設定が問題だったようです。もしかして SiS 651 って UDMA 133 まで対応しているのでしょうか?それとも中途半端形で未対応なのでしょうか?
これで通常動作になったようなので、この状態のまましばらく ubuntu 10.10 の様子を観察したいと思っています。
しかし今回のインストールの長かったこと!
教訓
SiS 651 の場合、ハードディスクは UDMA100 に設定すること!
2010年11月27日土曜日
NEC VL370/4 へ ubuntu 10.10 をインストール (2)
自宅に持ち帰ったNEC VL370/4 を自宅にあるディスプレイやキーボードにつないで起動させてみたところ、なんとあの階調のおかしかった表示ではなく、ちゃんとした表示になっていて驚きました。どうやら表示の問題は本体に付属していた液晶ディスプレイに問題があったようです。
しかし xorg と xvesa で表示が異なっていただけに現時点ではまだ原因が分かりません。
そしてハードディスクの write error について調べるためにパソコンの蓋を開けて調べてみることとしました。
このパソコンは開ける場所が分かりにくい機種です。背面にあるスライドスイッチを解放側にして、前面(フロントパネル)と一緒につながっている本体カバーを前面側へスライドさせると開くことができます。
中を開けて IDE ケーブルの様子などを確認してみましたが、異常はないようです。ここで何度が起動させて時間を計測してみましたが、やはり2分50秒程度の時間でした。これではカップ麺が出来てしまいそうです。
ネット上を検索するとこの機種に使用されているチップセットは SiS 社の 651 ということが判りました。そして画像や音声、そしてハードディスクドライブ関係でかなり問題も出ているようです。かなり手強いものに ubuntu をインストールしてしまったようです。
そういえば先日の別の友人の NEC 製ノートパソコン LL370/E にも SiS のチップセットが使用されていて、Xorg で上手く描画が出来ない状態だったようです。マウスを動かすと動かした跡に軌跡が残る状況だったようです。しかし ubuntu 10.10 では問題なく表示されるようになったということでした。
どうも諸問題を解決するために ubuntu 10.10 へアップグレードするのが効果的ではないかと思いました。早速 ubuntu 10.04 がインストールされていた部分を潰して、新しく ubuntu 10.10 をインストールすることとしました。
結果ですが、表示部分については ubuntu 10.04 のときからちゃんと表示されているようなので特に差はありませんでした。そしてハードディスクの起動に時間がかかり、そして write error になってしまう問題は残念ながら解決できませんでした。どうもハードディスクの問題は根が深いようです。
そこで SiS のチップセットではなく RAID カードを取り付けて、この RAID カードからハードディスクを動作させれば何か解決策が見つかるのではないかと考えました。この RAID カード経由で上手く動くのであれば、このまま使用し続ければ良いわけですから。
そこで以前ウェブサーバーとして使用していたパソコンに取り付けてあった Iwill SIDE RAID 100 (chip:HPT370A) が使用されることなくホコリを被っていたのでこれを使用することとしました。もう使うこともないので友人にプレゼントするつもりでした。
これで起動させようとすると何と!まったく起動しなくなってしまいました。
NEC のロゴマークの表示があった後、RAID の BIOS の表示が終わると何とパソコンがリセットされて再びパワーオン直後の状態に戻って再び NEC のロゴマークが表示されることの繰り返しとなってしまいました。
やっちまった!
ここは気持ちを落ち着けて RAID カードからハードディスクを外して再び本体にある IDE ケーブルに繋ぎ代えてみました。しかしこれでも上記と同様の動作を繰り返すようになってしまいました。
どうも mbr 領域かブートコードの入っている部分が最低でも壊れてしまったようです。
どうにか回復しないものか再び RAID カードへハードディスクをつないだり、本体へつないだりを繰り替えしましたが症状は収まることがありませんでした。
ここで partedmagic の Live-CD でパソコンを起動させると無事起動することが出来て、gparted でハードディスクの内容を確認すると二つのパーティションは無事のようでした。このときはハードディスクを本体の IDE ケーブルに接続して作業をしました。
testdisk コマンド使ってハードディスクの検査と復旧を試みてみました。
結果は NTFS 領域は上手く発見することが出来たようですが、ubuntu がインストールされた ext4 領域は変な形で復旧されることとなりました。ubuntu の部分については再びインストールすることとしてこれで再起動させてみることとしました。
testdisk は mbr 領域を復旧するにあたりブートコードの部分も修復するようで grub が削除されていました。そして電源を入れると WindowsXP が立ち上がろうとしました。しかし WindowsXP のロゴマークが表示された直後にパソコンがリセットされる状態となってしまいました。WindowsXP の領域も壊れてしまったかも!と思っていました。
しかし3年ほど前にこの 320GB のハードディスクをインストールするときに BIOS の壁のような症状があったことを思い出しました。2002年に発売されたパソコンのため もしかすると137GB を越えるハードディスクを BIOS が上手く認識できないという問題があるかもしれません。それもこの時には WindowsXP に 160GB の容量を割り当てていました。
そこで BIOS のアップデートは存在しないか調べてみました。BIOS のアップデートは存在しないようでした。しかしこの VL370/4 というパソコンは VL300/4 の量販店モデルであったことをやはりネット上で検索しているときに知りました。そこで VL300/4 で BIOS を探すと BIOS のアップデートが有るではありませんか!
これで BIOS の壁の問題も解決できるかもしれません。とりあえず現在の BIOS のバージョン(リビジョン)を調べてみると 213A1100 となっていました。アップデートの BIOS は 213A1400 となっていて、現在の BIOS より新しいもののようです。早速ダウンロードしてインストールしてみることとしました。
BIOS のアップデートは WindowsXP で行うように記述されていました。しかし WindowsXP が起動しない状態なので DOS 6.2 のブートディスクを作り、この中へアップデートを行う実行形式の BIOS ファイルを入れてアップデートを試みました。
当然と言えば当然なのですが、アップデートは行われずエラーで終了してしまいました。
そこで手元にある 20GB のハードディスクをこのパソコンへ接続して WindowsXP をインストールして、これを使ってBIOS のアップデートをしてみることとしました。WindowsXP のインストールは何年ぶりのことでしょうか。結構時間がかかり、WindowsXP が起動したところで BIOS アップデートを実行してみました。
な!な!なんと!「本アップデートはお客様のご使用環境をサポートしておりません」とつれない表示が(涙)。
これでは元々あった WindowsXP 環境も潰してしまうしか方法はないのか。悔し涙と苦労が報われなかったことに落胆してしまいました。
しかし BIOS の壁の問題があるとするならば、BIOS の壁に引っかからない容量に縮小してしまえばよいのでは!と閃きました。
再び partedmagic の Live-CD でパソコンを起動させて C ドライブ(/dev/sda1)の使用されている容量を確認しました。20GB 程度の使用でした。そこでこの C ドライブの容量を一気に30GB に圧縮することとしました。基本的に使用していなかったパソコンに念のために入れておく WindowsXP ですので残りの容量は少なくても大丈夫だと判断したからです。
先日の友人宅で gparted でパーティションの圧縮移動で10時間も時間が掛かっていたので、この圧縮作業でも時間が掛かると思っていました。しかしあっけなく15分ほどで終了しました。
C ドライブの圧縮が終了したところで再起動させました。すると先ほどまでの状況と変わりました。ブルー画面でハードディスクのチェックを開始し始めました。そしてこのハードディスクのチェックが終了すると一度リセットがかかり、再起動となりました。そして WindowsXP が起動しました。
もう壊れて使い物にならなくなったWindowsXP だと思っていただけに涙が出そうにうれしかったです。それはもう。
これで起動するということはやはり BIOS の壁があったのでしょうか?
せっかく立ち上がったので、ここで BIOS のアップデートを再び試みてみました。するとどうでしょう!こんどはちゃんとアップデートが実行されるではありませんか!このままアップデートを実行させました。
どうも NEC のプリインストールされた WindowsXP でないと BIOS アップデートが出来ないようです。
再起動のとき F2 キーを押して BIOS の設定画面に入ってバージョンを確認するとちゃんと 213A1400 になっていました。このバージョンで BIOS の壁が解消されたかについては検証していません。
長くなるので次の記事へ続きます。
しかし xorg と xvesa で表示が異なっていただけに現時点ではまだ原因が分かりません。
そしてハードディスクの write error について調べるためにパソコンの蓋を開けて調べてみることとしました。
このパソコンは開ける場所が分かりにくい機種です。背面にあるスライドスイッチを解放側にして、前面(フロントパネル)と一緒につながっている本体カバーを前面側へスライドさせると開くことができます。
中を開けて IDE ケーブルの様子などを確認してみましたが、異常はないようです。ここで何度が起動させて時間を計測してみましたが、やはり2分50秒程度の時間でした。これではカップ麺が出来てしまいそうです。
ネット上を検索するとこの機種に使用されているチップセットは SiS 社の 651 ということが判りました。そして画像や音声、そしてハードディスクドライブ関係でかなり問題も出ているようです。かなり手強いものに ubuntu をインストールしてしまったようです。
そういえば先日の別の友人の NEC 製ノートパソコン LL370/E にも SiS のチップセットが使用されていて、Xorg で上手く描画が出来ない状態だったようです。マウスを動かすと動かした跡に軌跡が残る状況だったようです。しかし ubuntu 10.10 では問題なく表示されるようになったということでした。
どうも諸問題を解決するために ubuntu 10.10 へアップグレードするのが効果的ではないかと思いました。早速 ubuntu 10.04 がインストールされていた部分を潰して、新しく ubuntu 10.10 をインストールすることとしました。
結果ですが、表示部分については ubuntu 10.04 のときからちゃんと表示されているようなので特に差はありませんでした。そしてハードディスクの起動に時間がかかり、そして write error になってしまう問題は残念ながら解決できませんでした。どうもハードディスクの問題は根が深いようです。
そこで SiS のチップセットではなく RAID カードを取り付けて、この RAID カードからハードディスクを動作させれば何か解決策が見つかるのではないかと考えました。この RAID カード経由で上手く動くのであれば、このまま使用し続ければ良いわけですから。
そこで以前ウェブサーバーとして使用していたパソコンに取り付けてあった Iwill SIDE RAID 100 (chip:HPT370A) が使用されることなくホコリを被っていたのでこれを使用することとしました。もう使うこともないので友人にプレゼントするつもりでした。
これで起動させようとすると何と!まったく起動しなくなってしまいました。
NEC のロゴマークの表示があった後、RAID の BIOS の表示が終わると何とパソコンがリセットされて再びパワーオン直後の状態に戻って再び NEC のロゴマークが表示されることの繰り返しとなってしまいました。
やっちまった!
ここは気持ちを落ち着けて RAID カードからハードディスクを外して再び本体にある IDE ケーブルに繋ぎ代えてみました。しかしこれでも上記と同様の動作を繰り返すようになってしまいました。
どうも mbr 領域かブートコードの入っている部分が最低でも壊れてしまったようです。
どうにか回復しないものか再び RAID カードへハードディスクをつないだり、本体へつないだりを繰り替えしましたが症状は収まることがありませんでした。
ここで partedmagic の Live-CD でパソコンを起動させると無事起動することが出来て、gparted でハードディスクの内容を確認すると二つのパーティションは無事のようでした。このときはハードディスクを本体の IDE ケーブルに接続して作業をしました。
testdisk コマンド使ってハードディスクの検査と復旧を試みてみました。
結果は NTFS 領域は上手く発見することが出来たようですが、ubuntu がインストールされた ext4 領域は変な形で復旧されることとなりました。ubuntu の部分については再びインストールすることとしてこれで再起動させてみることとしました。
testdisk は mbr 領域を復旧するにあたりブートコードの部分も修復するようで grub が削除されていました。そして電源を入れると WindowsXP が立ち上がろうとしました。しかし WindowsXP のロゴマークが表示された直後にパソコンがリセットされる状態となってしまいました。WindowsXP の領域も壊れてしまったかも!と思っていました。
しかし3年ほど前にこの 320GB のハードディスクをインストールするときに BIOS の壁のような症状があったことを思い出しました。2002年に発売されたパソコンのため もしかすると137GB を越えるハードディスクを BIOS が上手く認識できないという問題があるかもしれません。それもこの時には WindowsXP に 160GB の容量を割り当てていました。
そこで BIOS のアップデートは存在しないか調べてみました。BIOS のアップデートは存在しないようでした。しかしこの VL370/4 というパソコンは VL300/4 の量販店モデルであったことをやはりネット上で検索しているときに知りました。そこで VL300/4 で BIOS を探すと BIOS のアップデートが有るではありませんか!
これで BIOS の壁の問題も解決できるかもしれません。とりあえず現在の BIOS のバージョン(リビジョン)を調べてみると 213A1100 となっていました。アップデートの BIOS は 213A1400 となっていて、現在の BIOS より新しいもののようです。早速ダウンロードしてインストールしてみることとしました。
BIOS のアップデートは WindowsXP で行うように記述されていました。しかし WindowsXP が起動しない状態なので DOS 6.2 のブートディスクを作り、この中へアップデートを行う実行形式の BIOS ファイルを入れてアップデートを試みました。
当然と言えば当然なのですが、アップデートは行われずエラーで終了してしまいました。
そこで手元にある 20GB のハードディスクをこのパソコンへ接続して WindowsXP をインストールして、これを使ってBIOS のアップデートをしてみることとしました。WindowsXP のインストールは何年ぶりのことでしょうか。結構時間がかかり、WindowsXP が起動したところで BIOS アップデートを実行してみました。
な!な!なんと!「本アップデートはお客様のご使用環境をサポートしておりません」とつれない表示が(涙)。
これでは元々あった WindowsXP 環境も潰してしまうしか方法はないのか。悔し涙と苦労が報われなかったことに落胆してしまいました。
しかし BIOS の壁の問題があるとするならば、BIOS の壁に引っかからない容量に縮小してしまえばよいのでは!と閃きました。
再び partedmagic の Live-CD でパソコンを起動させて C ドライブ(/dev/sda1)の使用されている容量を確認しました。20GB 程度の使用でした。そこでこの C ドライブの容量を一気に30GB に圧縮することとしました。基本的に使用していなかったパソコンに念のために入れておく WindowsXP ですので残りの容量は少なくても大丈夫だと判断したからです。
先日の友人宅で gparted でパーティションの圧縮移動で10時間も時間が掛かっていたので、この圧縮作業でも時間が掛かると思っていました。しかしあっけなく15分ほどで終了しました。
C ドライブの圧縮が終了したところで再起動させました。すると先ほどまでの状況と変わりました。ブルー画面でハードディスクのチェックを開始し始めました。そしてこのハードディスクのチェックが終了すると一度リセットがかかり、再起動となりました。そして WindowsXP が起動しました。
もう壊れて使い物にならなくなったWindowsXP だと思っていただけに涙が出そうにうれしかったです。それはもう。
これで起動するということはやはり BIOS の壁があったのでしょうか?
せっかく立ち上がったので、ここで BIOS のアップデートを再び試みてみました。するとどうでしょう!こんどはちゃんとアップデートが実行されるではありませんか!このままアップデートを実行させました。
どうも NEC のプリインストールされた WindowsXP でないと BIOS アップデートが出来ないようです。
再起動のとき F2 キーを押して BIOS の設定画面に入ってバージョンを確認するとちゃんと 213A1400 になっていました。このバージョンで BIOS の壁が解消されたかについては検証していません。
長くなるので次の記事へ続きます。
NEC VL370/4 へ ubuntu 10.10 をインストール (1)
友人が所有している NEC VALUESTAR VL370/4 (Celeron 1.7GHz , mem=740MB , VL300/4 の量販店モデル) へ ubuntu 10.10 をインストールすることとなりました。しかし話がとても長くなるのでいくつかの記事に分けで書きたいと思います。
このパソコンは3年ほど前に私が整備したパソコンでした。ハードディスクの調子が悪くなり交換を兼ねて容量を増大 (80GB -> 320GB) とメモリの追加 (256MB + 512MB) を行っていました。
整備をする前後に新しいパソコンを友人が購入したことからこのパソコンはほとんど使用されることなく眠っている状態だったそうです。そこでこの有休中のパソコンの活用として ubuntu をインストールして使用することを提案したところ、これに賛同してインストールすることとなりました。ちょうど現在使用していたパソコンを gparted を使って容量変更している時間がたくさんあったものですから。
いつもメンテナンスで持ち歩く Live-CD のセットの中に ubuntu 10.04 TLS があったものですから、これをインストールしてみることとしました。
320GB のハードディスクはおよそ半分ずつに二つのパーティションに分割されていて、C ドライブには WindowsXP home がインストールされている状況で D ドライブは使用されていない状態でした。そこでこの D ドライブの部分へ ubuntu 10.04 をインストールしてみました。
特に問題なくインストールが終了したかのように思えました。しかし再起動のときにハードディスクの write error が DMA 関連で発生していることを示す表示がありました。また起動にも非常に時間が掛かる状況でした。後で起動時間を計測して分かったことですが2分50秒も時間が掛かっていました。Celeron 1.7GHz の CPU が搭載されているパソコンとしてはとても時間が掛かっていました。
さらにディスプレイの画面をみると絵柄は出ているのですが、何だか階調がおかしい状況でした。何が表示されているのかは分かるのですが、とても見難い感じでした。特に文字の部分などでは縁取りがあるような感じでした。
こんな状態になるとは思ってもいなかったためどうしたものかと思ってしまいました。
そこで Puppy Linux 4.3.1 の Live-CD で起動させてみると、どうもディスプレイ関係は xorg で表示させると上記のような表示になるようで xvesa だとまともな階調となることが分かりました。
作業はここで時間切れとなり、パソコン本体を預かって自宅で問題点の解決を図ることとしました。
partedmagic で Windows XP のハードディスク容量変更
先日友人よりパソコンの調子が悪いので診てほしいということで出かけました。
内容としては Windows XP のパソコンの動作が遅いということで 320GB のハードディスクの内容を調査すると C ドライブの残りが 5% 程度しかなく、フラグメンテーションも高い数値となっていました。しかしドライブに残り容量が少ないためデフラグが難しく、そしてすぐにフラグメンテーションが増加することが必至な状況でした。
そこで partedmagic のライブ CD で余裕のあった D ドライブを gparted で縮小して、C ドライブを拡大した後、デフラグを行うこととしました。NTFS のドライブを縮小して後ろ側に移動させるという処理はなかなか時間が掛かるものでおよそ10時間ほど必要としました。
この10時間というのは私がもちろん一緒に立ち会って計測した時間ではなく、予想終了時間などから作業の様子を見守るのを諦めて友人にその後の作業を託して帰宅していました。後で10時間ほど時間が掛かったことを知ったわけです。今までにも NTFS のパーティションを gparted で操作したことがありますが、これほどまでに時間が掛かったのははじめてでした。
翌日、再び友人宅を訪ねて残っていたデフラグの作業などを行いました。
すると嘘のように引っかかっていた動作がスムーズとなりました。やはりフラグメンテーションが多すぎたことが原因のようです。
この一連の作業でしばらく使っていなかったパソコンに ubuntu をインストールすることとなりました。この話は新しい記事として書きます。
内容としては Windows XP のパソコンの動作が遅いということで 320GB のハードディスクの内容を調査すると C ドライブの残りが 5% 程度しかなく、フラグメンテーションも高い数値となっていました。しかしドライブに残り容量が少ないためデフラグが難しく、そしてすぐにフラグメンテーションが増加することが必至な状況でした。
そこで partedmagic のライブ CD で余裕のあった D ドライブを gparted で縮小して、C ドライブを拡大した後、デフラグを行うこととしました。NTFS のドライブを縮小して後ろ側に移動させるという処理はなかなか時間が掛かるものでおよそ10時間ほど必要としました。
この10時間というのは私がもちろん一緒に立ち会って計測した時間ではなく、予想終了時間などから作業の様子を見守るのを諦めて友人にその後の作業を託して帰宅していました。後で10時間ほど時間が掛かったことを知ったわけです。今までにも NTFS のパーティションを gparted で操作したことがありますが、これほどまでに時間が掛かったのははじめてでした。
翌日、再び友人宅を訪ねて残っていたデフラグの作業などを行いました。
すると嘘のように引っかかっていた動作がスムーズとなりました。やはりフラグメンテーションが多すぎたことが原因のようです。
この一連の作業でしばらく使っていなかったパソコンに ubuntu をインストールすることとなりました。この話は新しい記事として書きます。
2010年11月26日金曜日
Buffalo WHR-G300N の動作確認
いろいろと仕事を済ませて時間が出来たところで無線LANルータの WHR-G300N の動作確認を行ってみることとしました。
恐る恐る電源アダプターをつないで電源を入れてみました。DIAG の赤い LED がいつまでも点灯しているように感じました。このまま赤い LED が点灯したまま起動しないのでは?と不安が頭をよぎってゆくばかりでした。
精神的によくない時間が過ぎたのは他の LED が順次点灯しはじめたときでした。これで少し胸を撫で下ろしました。しかし安心することはできません。本当に動いているかどうかは LED の表示だけでは分からないからです。
WindosXP が入ったマシンからエアナビゲータを使って無線LANルーターを探しました。すぐに発見することができました。そして我が家のLAN環境に適応する IP アドレスを設定しました。これでウェブブラウザから本体の設定が出来るようになりました。
ウェブブラウザから無線LANルーターの WHR-G300N の設定画面にアクセスするとパスワードを尋ねてきました。これで設定画面の部分は生きていることが分かりました。ユーザー名「root」、パスワード「(空欄)」で設定画面へアクセスすることができました。取り合えず簡単に WPA2-PSK(AES) でアクセス出来るように設定をして、他のマシンの無線LANアダプターからアクセスを試みてみました。回線は開通して無事データが流れてきました。どうやら外観はかなり傷ついていますが、内部は大丈夫だったようです。
ここで恒例となった 100MB のバイナリーデータの FTP 転送での転送速度の計測を行ってみました。
最初に標準的に使用している Buffalo WLI2-PCI-G54 を使って 802.11g による転送速度を計測してみました。
電波の調子のよい時で概ね 1,800KB/s 程度でした。
かなり電波の状況がよくなったり悪くなったりするようで、パソコン側で見ても転送レートが 54Mbps から 1Mbps へ落ちたりします。そこで接続をしなおして転送レートを上げた状態で実験を繰り返す状況でした。何となく前途多難な様子でした。
なお参考として同じ無線LANアダプターを使って Linksys WRT54G と通信をしているときには 2,200KB/s はコンスタントに出ているので 802.11g での通信状況は従来からの無線LANルーターやアクセスポイントより悪い状況となっていました。
そして期待している 802.11n での実験です。これには先日入手したばかりの Sonnet ARIA EXTREME N PCI で行いました。これは Linksys WRT54G との接続でも大変よい成果を上げていた無線LANアダプターなのでとても期待して実験に取りかかりました。
無線LANルーターの Buffalo WHR-G300N の設定を確認して倍速設定が 20MHz であることを確認しました。また自動設定で 2ch になっていることも確認しました。
この状態で接続をしてパソコン側で iwconfig のコマンドで設定状況を確認してみました。よくみると IEEE 802.11bgn との表示があり 802.11n で通信可能であること知ることができました。
そして gftp を使ってバイナリデータの転送実験を行ってみました。5回計測して平均が概ね 2,900KB/s という結果となりました。この無線LANアダプタは WRT54G との間で 2,500KB/s の転送速度をマークしていただけに確かに速くはなっていますが期待したほどのものではありませんでした。ちょっとがっかりです。
次に WHR-G300N の設定を倍速の 40MHz へ変更しました。チャンネルは自動設定されていた 2ch とすると自動的に拡張チャンネルには 6ch が設定されました。とりあえずこのまま実験を行うこととしました。
5回の平均は概ね 3,000KB/s となり標準 20MHz よりも若干数値が向上するだけでした。とても倍速とは呼べないものでした。
ここで気になっていた二つのチャンネルの設定を見直してみました。今度は基本チャンネルを 3ch として、拡張チャンネルを 7ch としました。
すると他所から到来する電波の干渉が少なくなったのか数値が若干向上して約 3,100KB/s となりました。どうもこの倍速モードで運用する時には周囲の電波状況をよく確認して設定する必要がありそうです。
ここで大体の計測実験が終了したところでファームウェアのアップデートを行いました。現在は 1.61 でした。これを最新の 1.65 へ変更しました。無線LANルーターや無線LANアダプタを取り付けたマシンなどの設置位置を変更しないまま、そのまま転送実験を行いました。これでファームウェアによって転送速度の向上があるかどうかが気になるところでした。
結果は約 3,000KB/s となりました。数字的にはファームウェアのアップデートの前より若干悪くなっていますが、無線という不安定な要素での実験のためこれには差がないと判断しています。
この無線LANルーターの WHR-G300N もこれから DD-WRT 化しようと思っています。現在の状況をよく確認した上でどれほどまで性能の向上が行われるか今後行ってゆきたいと思っています。
恐る恐る電源アダプターをつないで電源を入れてみました。DIAG の赤い LED がいつまでも点灯しているように感じました。このまま赤い LED が点灯したまま起動しないのでは?と不安が頭をよぎってゆくばかりでした。
精神的によくない時間が過ぎたのは他の LED が順次点灯しはじめたときでした。これで少し胸を撫で下ろしました。しかし安心することはできません。本当に動いているかどうかは LED の表示だけでは分からないからです。
WindosXP が入ったマシンからエアナビゲータを使って無線LANルーターを探しました。すぐに発見することができました。そして我が家のLAN環境に適応する IP アドレスを設定しました。これでウェブブラウザから本体の設定が出来るようになりました。
ウェブブラウザから無線LANルーターの WHR-G300N の設定画面にアクセスするとパスワードを尋ねてきました。これで設定画面の部分は生きていることが分かりました。ユーザー名「root」、パスワード「(空欄)」で設定画面へアクセスすることができました。取り合えず簡単に WPA2-PSK(AES) でアクセス出来るように設定をして、他のマシンの無線LANアダプターからアクセスを試みてみました。回線は開通して無事データが流れてきました。どうやら外観はかなり傷ついていますが、内部は大丈夫だったようです。
ここで恒例となった 100MB のバイナリーデータの FTP 転送での転送速度の計測を行ってみました。
最初に標準的に使用している Buffalo WLI2-PCI-G54 を使って 802.11g による転送速度を計測してみました。
電波の調子のよい時で概ね 1,800KB/s 程度でした。
かなり電波の状況がよくなったり悪くなったりするようで、パソコン側で見ても転送レートが 54Mbps から 1Mbps へ落ちたりします。そこで接続をしなおして転送レートを上げた状態で実験を繰り返す状況でした。何となく前途多難な様子でした。
なお参考として同じ無線LANアダプターを使って Linksys WRT54G と通信をしているときには 2,200KB/s はコンスタントに出ているので 802.11g での通信状況は従来からの無線LANルーターやアクセスポイントより悪い状況となっていました。
そして期待している 802.11n での実験です。これには先日入手したばかりの Sonnet ARIA EXTREME N PCI で行いました。これは Linksys WRT54G との接続でも大変よい成果を上げていた無線LANアダプターなのでとても期待して実験に取りかかりました。
無線LANルーターの Buffalo WHR-G300N の設定を確認して倍速設定が 20MHz であることを確認しました。また自動設定で 2ch になっていることも確認しました。
この状態で接続をしてパソコン側で iwconfig のコマンドで設定状況を確認してみました。よくみると IEEE 802.11bgn との表示があり 802.11n で通信可能であること知ることができました。
そして gftp を使ってバイナリデータの転送実験を行ってみました。5回計測して平均が概ね 2,900KB/s という結果となりました。この無線LANアダプタは WRT54G との間で 2,500KB/s の転送速度をマークしていただけに確かに速くはなっていますが期待したほどのものではありませんでした。ちょっとがっかりです。
次に WHR-G300N の設定を倍速の 40MHz へ変更しました。チャンネルは自動設定されていた 2ch とすると自動的に拡張チャンネルには 6ch が設定されました。とりあえずこのまま実験を行うこととしました。
5回の平均は概ね 3,000KB/s となり標準 20MHz よりも若干数値が向上するだけでした。とても倍速とは呼べないものでした。
ここで気になっていた二つのチャンネルの設定を見直してみました。今度は基本チャンネルを 3ch として、拡張チャンネルを 7ch としました。
すると他所から到来する電波の干渉が少なくなったのか数値が若干向上して約 3,100KB/s となりました。どうもこの倍速モードで運用する時には周囲の電波状況をよく確認して設定する必要がありそうです。
ここで大体の計測実験が終了したところでファームウェアのアップデートを行いました。現在は 1.61 でした。これを最新の 1.65 へ変更しました。無線LANルーターや無線LANアダプタを取り付けたマシンなどの設置位置を変更しないまま、そのまま転送実験を行いました。これでファームウェアによって転送速度の向上があるかどうかが気になるところでした。
結果は約 3,000KB/s となりました。数字的にはファームウェアのアップデートの前より若干悪くなっていますが、無線という不安定な要素での実験のためこれには差がないと判断しています。
この無線LANルーターの WHR-G300N もこれから DD-WRT 化しようと思っています。現在の状況をよく確認した上でどれほどまで性能の向上が行われるか今後行ってゆきたいと思っています。
2010年11月25日木曜日
Buffalo WHR-G300N を入手しました。
無線LANの 300Mbps 化を目指して新しいアイテムをヤフオクで入手しました。それはもちろん 802.11n 対応の無線LANルーターです。Buffalo WHR-G300N です。
今回の無線LANルーターの入手についてはずいぶんと悩みました。なぜって?
オークションに掲示されている写真をみると本体がボロボロの傷だらけになっているからです。
外観が単純にボロボロで汚れていても内部の電子回路がしっかりしていれば動作には関係ないので、いつもであればどんどん入札していたところでした。しかし動作確認も行っていないという出品物だったのでとても心配になりました。最悪は電源を入れると煙を上げたり、火を吹いたりする可能性も考えられるからです。そこまでいかなくても動作しない故障品の可能性もあります。
そこは覚悟をして入札しました。
スタート価格が安かったのでどんどん応札があるものと思っていましたが、誰も入札がなくあっけなく私の落札となってしまいました。今回のオークションに関しては今後のことを考えると落札できても単純に喜ぶことができませんでした。
なお落札した無線LANルーターの WHR-G300N は本体と電源アダプターだけというとてもシンプルなものでした。基本的にこれで困らないのですが、本体を垂直に立てて設置するプレートぐらいは欲しいところでした。
例によって本体は派手にホコリと汚れがついていた状態だったので綺麗に掃除しました。LAN のコネクタの接点を綿棒につけたアルコールで洗浄するのも久しぶりのことです。
こうして丁寧に掃除している間にこの機械にも私の愛情が染み込んで行くように感じています。
そしてよく私の家にたどり着いてくれてありがとう!という気分です。
SCSI 接続のスキャナーが使用出来ない
USB 機器の普及によって今ではすっかり使うことの無くなった SCSI 機器ですが、私が所有しているフラットベットスキャナーやフィルムスキャナーなどの機器はすべて SCSI 接続のものです。もともと購入したのが10年度の前のことですので、当時は SCSI 接続の機器は全盛の時代だったのです。
久しぶりにフラットベットのスキャナー ( Canon CanoScan FB1200S ) を使用しなくてはならない事態となったため、急遽引っ張り出して ubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim へ SCSI カードを追加して接続しようとしました。もちろん ubuntu 10.10 がインストールされているマシンを最初に選んだのもきっと手間いらずで使用できることを期待したからです。
手元にある SCSI カードは複数ありましたがここは間違いなく動くことを期待して鉄板の Adaptec 社製のものを使用することとしました。AHA-2940 を PCI バススロットへ挿入しました。
寒さでケーブルが硬くなり始めている SCSI ケーブルを馴染ませながらフラットベットスキャナーとパソコンの SCSI カードへ接続しました。
電源を入れるとBIOS 部分で SCSI カードがフラットベットスキャナーを認識して型番などを画面に表示していました。
立ち上がったところでおもむろに xsane を使用したいと思ったところ ubuntu 10.10 ではデフォルトで xsane がインストールされていないことに気づきました。そこでソフトウェアセンターを使ってインストールすることとしました。
無事インストール出来たところで xsane を起動しようとしましたがスキャナーが見つかりませんと表示されます。いったいどうしたものか。
いろいろと調べたところ sane-find-scanner コマンドを使ってスキャナーがどのデバイスとして認識されているのかを知る必要があったようです。そこで調べてみると /dev/sg4 と表示されます。これを /etc/sane.d/canon.conf へ記述します。デフォルトでは /dev/scanner と存在しないデバイスとなっています。
これで scanimage -L を実行すると canon:/dev/sg4 などと表示されるはずなのですが segmentation fault とエラーとなってしました。
しばらく問題解決をすべくいろいろと調査をしてみましたが、原因が掴めず、他のパソコンで様子を見ることとしました。
Debian Lenny や ubuntu 10.04 TLS がインストールされたパソコンで実験したところパソコンや OS 、SCSI カードの組み合わせによって xsane が起動するところまで行くものがありました。しかしスキャニングを行うとエラーとなって停止してしまう状況でした。
一連の設定作業で判ったことは /dev/sg0 などのスキャナーデバイスは一般ユーザーにアクセスを許していないことでした。そのため chmod を使ってアクセスが出来るようにした上で確認作業を行いました。
今回はスキャナーで読み取りをすることが出来ない状態で作業を中止しました。結局スキャナーを諦めてデジタルカメラを使って撮影したデータを使用することとしました。
結果の出ない作業は本当に疲労感だけが蓄積されてしまいます。
2010年11月23日火曜日
噂の200行カーネルパッチの簡易対応をしてみました
リーナス氏も絶賛していると噂の200行カーネルパッチにいつて、カーネルビルドを伴わずに実行する簡易代替方法があることを知りました。あまりに簡単な方法だったので手元の Debian Lenny のマシンで実行してみました。
詳しい情報はこちらから。
Alternative To The "200 Lines Kernel Patch That Does Wonders" Which You Can Use Right Away
Debian Lenny の場合には ubuntu の方法がよいようです。前半部に書かれている一般的な方法では /sys/fs へ新しくディレクトリを作ることができずエラーとなってしまうからです。
1. /etc/rc.local を編集します。
# vi /etc/rc.local
最下部にある exit 0 をコメントにします。
# exit 0
そして次の行を後尾へ追加します。
mkdir -p /dev/cgroup/cpu
mount -t cgroup cgroup /dev/cgroup/cpu -o cpu
mkdir -m 0777 /dev/cgroup/cpu/user
echo "/usr/local/sbin/cgroup_clean" > /dev/cgroup/cpu/release_agent
2. ユーザー(自分)のディレクトリの中にある .bashrc の変更
$ vi ~/.bashrc
最下部へ次の行を追加します。
if [ "$PS1" ] ; then
mkdir -p -m 0700 /dev/cgroup/cpu/user/$$ > /dev/null 2>&1
echo $$ > /dev/cgroup/cpu/user/$$/tasks
echo "1" > /dev/cgroup/cpu/user/$$/notify_on_release
fi
3. cgroup_clean というスクリプトを新規に作ります。
# touch /usr/local/sbin/cgroup_clean
# vi /usr/local/sbin/cgroup_clean
書き込むスクリプトはこの2行です。
#!/bin/sh
rmdir /dev/cgroup/cpu/$*
スクリプトが実行できるように実行権限を与えます。
# chmod +x /usr/local/sbin/cgroup_clean
4. 再起動 動作確認
どのような原理で動作が速くなるのかはよく解りませんが、いつも使っているパソコンが体感上わずかながら速くなったように感じました。プラシーボ効果ですが(笑)。もしかすると本当は全然速くなっていないのかも。定量的に計測する方法がなくて。
この高速化対策を施すのはいいのですが、今後ディストリビューター側で何らかの対応(カーネル側にパッチだと思います)があると思いますので、高速化対応した内容を元に戻すことも範疇に入れてメモを残すなどをして実施した方がよいと思います。
詳しい情報はこちらから。
Alternative To The "200 Lines Kernel Patch That Does Wonders" Which You Can Use Right Away
Debian Lenny の場合には ubuntu の方法がよいようです。前半部に書かれている一般的な方法では /sys/fs へ新しくディレクトリを作ることができずエラーとなってしまうからです。
1. /etc/rc.local を編集します。
# vi /etc/rc.local
最下部にある exit 0 をコメントにします。
# exit 0
そして次の行を後尾へ追加します。
mkdir -p /dev/cgroup/cpu
mount -t cgroup cgroup /dev/cgroup/cpu -o cpu
mkdir -m 0777 /dev/cgroup/cpu/user
echo "/usr/local/sbin/cgroup_clean" > /dev/cgroup/cpu/release_agent
2. ユーザー(自分)のディレクトリの中にある .bashrc の変更
$ vi ~/.bashrc
最下部へ次の行を追加します。
if [ "$PS1" ] ; then
mkdir -p -m 0700 /dev/cgroup/cpu/user/$$ > /dev/null 2>&1
echo $$ > /dev/cgroup/cpu/user/$$/tasks
echo "1" > /dev/cgroup/cpu/user/$$/notify_on_release
fi
3. cgroup_clean というスクリプトを新規に作ります。
# touch /usr/local/sbin/cgroup_clean
# vi /usr/local/sbin/cgroup_clean
書き込むスクリプトはこの2行です。
#!/bin/sh
rmdir /dev/cgroup/cpu/$*
スクリプトが実行できるように実行権限を与えます。
# chmod +x /usr/local/sbin/cgroup_clean
4. 再起動 動作確認
どのような原理で動作が速くなるのかはよく解りませんが、いつも使っているパソコンが体感上わずかながら速くなったように感じました。プラシーボ効果ですが(笑)。もしかすると本当は全然速くなっていないのかも。定量的に計測する方法がなくて。
この高速化対策を施すのはいいのですが、今後ディストリビューター側で何らかの対応(カーネル側にパッチだと思います)があると思いますので、高速化対応した内容を元に戻すことも範疇に入れてメモを残すなどをして実施した方がよいと思います。
SONNET ARIA EXTREME N PCI を入手しました。
今まで 54Mbps の 802.11g の無線LAN環境でネット接続を行っていましたが、ようやく世間並に 300Mbps の 802.11n の無線LAN環境へ移行できそうです。
第一弾としてヤフオクで目に止まった SONNET ARIA EXTREME N PCI を入手しました。
開封のみで未使用品というものでした。とても綺麗な状態で手元に届きました。古い中古品ばかりを手にしていたので掃除をすることもなく使用できるのはとても気持ちのよいものです。
梱包箱の中にはまだ残存している保証期間を示す保証書 兼 領収書が同封されていました。最近購入したことがわかりました。それも購入価格がおよそ1万円となっていました。安く落札してしまって出品者の人に申し訳ないほどです。
そして説明書などをみるとどうもこの製品は mac 向けに作られたもののようです。
とりあえず使用されている IC チップの型番の RT2860 を手がかりにして Debian Lenny の対応状況を確認してみました。すると backports でカーネルのアップデートが必要のようです。いろいろ実験中の NetVista A40 で試してみようかと思いましたが、まだまだ Linksys WUSB54G で現在の環境のまま確認作業がしたかったので NetVista A40 で動作確認をするのとを取りやめ、ubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim で確認してみることとしました。こちらには新しい Linux カーネルが採用されていることもあり、手間が少ないと思ったからです。
早速 NetVista M41 Slim の天板を開けて PCI スロットへ SONNET ARIA EXTREME N PCI を取り付けてみました。
三本アンテナが私にとっては初めてのことなのでとても斬新に見えました。三本の角でトライコーンといったところでしょうか。
蓋を開けたまま電源を入れて動作確認です。
なんとファームウェアのインストール作業もなく普通に接続を開始してしまいました。lsmod で読み込まれたモジュールを確認すると rt2860sta や rt2800pci などでした。
まだ 300Mbps の 802.11n に対応した無線LANアクセスポイントがないため、54Mbps の Linksys WRT54G と接続してみました。
いつもの 100MB のバイナリデータの転送実験を行ってみました。これがなかなかの好成果を上げました。
概ね 2,500KB/s の転送速度で PCI 接続の無線LANアダプタの Linksys WMP54GS やBuffalo WLI2-PCI-G54 よりも高い数値となりました。さらに転送途中の様子も一定の速さでデータが常に流れている感じでパケットモニタに表示される波形に櫛状の切れ目などが見当たらないのです。単純に速いだけでなく、途中の転送状況も良好のようでした。これであれば 300Mbps 転送のときも期待が持てそうです。
取り急ぎ動作確認と性能確認(54Mbpsまでですが)を行ってみました。
念のために WMP54GS で Wicd の設定
なかなか接続出来ない Linksys WUSB54G ですが、念のために PCI 接続の Linksys WMP54GS を使用して Wicd で接続を試みてみました。
aptitude で b43-fwcutter をインストールしたら何の問題もなく普通に無線LANアクセスポイントへ接続することができました。
やはり Wicd と WUSB54G または rt2500usb の問題のようです。
この WUSB54G はヤフオクで入手した中古品のため、どこかが劣化・破損している可能性も否定できません。特に受信感度悪さなどを考えるともしかして壊れている部分があるのではと思ってしまいます。本当はもう一台 WUSB54G があれば二台で違いがあるかどうかでもう少し絞れる感じがするのですが、いまさら WUSB54G を入手する気持ちがないので諦めるしかありません。
だんだんと Wicd と WUSB54G の組み合わせでの通信の問題は煮詰まった感じになってきました。
2010年11月22日月曜日
どうも Linksys WUSB54G のアンテナの問題か?
引き続き Linksys WUSB54G を Debian Lenny や Puppy linux で設定をしていました。
ものは試しに無線LANアクセスポイントの位置をいろいろと変えてみました。
遠くにした場合に通信が上手くゆかないのは当然として、ある程度近づけると WPA2 の認証も DHCP による IP アドレスの取得も上手くゆくことが分かってきました。そして ping も 20 ミリセカンド程度で反応しています。異常ありません。
写真のように近すぎるとこれまた通信ができないようで認証部分を通過できないようです。確かに近すぎると電波の強度が強く波形が歪むなどの問題があるようです。しかしノートパソコンの PC カードに差し込むタイプの無線LANカードではこの程度の近距離で影響が出た記憶はありません。この違いはなんなのでしょうか?
この Linksys WUSB54G や USB 接続の 3com 3CRWE254G72 もアンテナ感度が非常に悪く近くの無線LANアクセスポイントしか発見できない状況です。なにか USB 接続の無線LANアダプターの特徴のようにも感じています。
ものは試しに無線LANアクセスポイントの位置をいろいろと変えてみました。
遠くにした場合に通信が上手くゆかないのは当然として、ある程度近づけると WPA2 の認証も DHCP による IP アドレスの取得も上手くゆくことが分かってきました。そして ping も 20 ミリセカンド程度で反応しています。異常ありません。
写真のように近すぎるとこれまた通信ができないようで認証部分を通過できないようです。確かに近すぎると電波の強度が強く波形が歪むなどの問題があるようです。しかしノートパソコンの PC カードに差し込むタイプの無線LANカードではこの程度の近距離で影響が出た記憶はありません。この違いはなんなのでしょうか?
この Linksys WUSB54G や USB 接続の 3com 3CRWE254G72 もアンテナ感度が非常に悪く近くの無線LANアクセスポイントしか発見できない状況です。なにか USB 接続の無線LANアダプターの特徴のようにも感じています。
Puppy Linux での WUSB54G
Puppy Linux 4.3.1 で Linksys WUSB54G の接続を再び行ってみました。
すると昨日確認した Encryption Key : off の現象は現れず、ちゃんと暗号キーが設定されていました。
(訂正 Pyppy 4.3.1 では Encryption key はちゃんと設定されるようです。Puppy 5.1.1 で Encryption key が設定されないようです。同じ Puppy Linux だったので錯誤をしたようです。)
しかしです、何か通信がやたら遅いのです。単純にウェブページを開くのが遅いだけならまだしも、表示をギブアップしたりするのです。
そこで自宅のルーターへ向けて ping を打ってみました。無線LANアダプター経由でも数ミリセカンドで応答が返ってくるはずでした。
PING 192.168.1.1: 56 data bytes
64 bytes from 192.168.1.1: seq=0 ttl=64 time=5180.371 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=1 ttl=64 time=5579.312 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=2 ttl=64 time=6071.892 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=3 ttl=64 time=7007.599 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=4 ttl=64 time=7913.219 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=5 ttl=64 time=8598.549 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=6 ttl=64 time=8354.619 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=7 ttl=64 time=8250.506 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=8 ttl=64 time=7836.451 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=9 ttl=64 time=8342.068 ms
何と応答はミリセカンドの単位ではなく5秒から9秒近くもかかっていたのです。これでは遅いはずです。
これも原因不明の状況です。困りました!
再度同じ無線LANアクセスポイントへ接続しなおしてみると、今度は DHCP で IP アドレスの取得が出来ない状況となってしまいました。トホホ
iwconfig で接続状況をみると無線LANアクセスポイントへの認証は上手くいっているようなのですが、IP アドレスが変な値となっていました。
この DHCP による IP アドレスの取得の失敗は Debian Lenny の Wicd と似た感じです。どこか共通点でもあるのでしょうか?
すると昨日確認した Encryption Key : off の現象は現れず、ちゃんと暗号キーが設定されていました。
(訂正 Pyppy 4.3.1 では Encryption key はちゃんと設定されるようです。Puppy 5.1.1 で Encryption key が設定されないようです。同じ Puppy Linux だったので錯誤をしたようです。)
しかしです、何か通信がやたら遅いのです。単純にウェブページを開くのが遅いだけならまだしも、表示をギブアップしたりするのです。
そこで自宅のルーターへ向けて ping を打ってみました。無線LANアダプター経由でも数ミリセカンドで応答が返ってくるはずでした。
PING 192.168.1.1: 56 data bytes
64 bytes from 192.168.1.1: seq=0 ttl=64 time=5180.371 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=1 ttl=64 time=5579.312 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=2 ttl=64 time=6071.892 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=3 ttl=64 time=7007.599 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=4 ttl=64 time=7913.219 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=5 ttl=64 time=8598.549 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=6 ttl=64 time=8354.619 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=7 ttl=64 time=8250.506 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=8 ttl=64 time=7836.451 ms
64 bytes from 192.168.1.1: seq=9 ttl=64 time=8342.068 ms
何と応答はミリセカンドの単位ではなく5秒から9秒近くもかかっていたのです。これでは遅いはずです。
これも原因不明の状況です。困りました!
再度同じ無線LANアクセスポイントへ接続しなおしてみると、今度は DHCP で IP アドレスの取得が出来ない状況となってしまいました。トホホ
iwconfig で接続状況をみると無線LANアクセスポイントへの認証は上手くいっているようなのですが、IP アドレスが変な値となっていました。
この DHCP による IP アドレスの取得の失敗は Debian Lenny の Wicd と似た感じです。どこか共通点でもあるのでしょうか?
Wicd から NetworkManager へ戻しました
Linksys WUSB54G で無線LAN環境へ接続するために入れ替えた Wicd ですが、その後原因が掴めぬまま取り合えず以前の Network Manager へ戻してみました。
戻す作業は aptitude で簡単に済ませました。途中で Wicd を削除するかと尋ねてきますので Yes としてインストール作業を最後まで行いました。
# aptitude install network-manager-gnome
すると以前と同様に無線LANアクセスポイントへちゃんと接続してくれます。
基本的に WUSB54G で使用する rt2500usb などのドライバーモジュールに異常はないようです。また機会をみて Wicd へ入れ替えて原因を探してみたいと思います。
uim-toolber が消える問題 (Debian Lenny)
以前から私が所有しているノートパソコンの各種へ Debian Lenny をインストールすると UIM ツールバーが表示されないという問題がようやく解決しました。
パソコンを起動させるとデスクトップの画面が完全に表示される直前に uim-toolbar (UIM ツールバー) が瞬間的に表示されているのですが、デスクトップ画面の表示が終了するときには uim-toolbar が消えていました。
どうもデスクトップの表示の途中で uim-toolbar がリセットされてしまうのが原因のようです。端末から uim-toolbar-gtk を起動させるとちゃんとデスクトップ画面の右下に表示されて動作もちゃんとします。
原因は uim-toolbar をスリープさせている時間(初期値 = 10秒)が短いためのようでした。
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim-toolbar の設定を見直して解決しました。
この uim-toolbar の設定ファイルの中の次の sleep の設定を 10 から 20 へ設定して解決しました。もっと動作の遅いパソコンの場合、この数値を大きくする必要があるかもしれません。そこは何度か再起動させて確認してみてください。
XIM_PROGRAM_XTRA="(sleep 20; uim-toolbar-gtk)"
実は動作の遅いノートパソコンだけでなく、CPU の速度が比較的遅い NetVista A40 でも同様に uim-toolbar が表示されなくなっていてどうしたものかと思っていました。
これで今まで UIM の設定が分からないまま文字入力していたものが、文字入力モードを確認して入力できるようになりました。
参考としてデスクトップの右上のシステムトレイへ UIM のツールバーを表示させるときには初期値の10秒で問題ありませんでした。システムトレイへの表示切り替えは im-switch を使用します。
$ im-switch -c
Selection Alternative
-----------------------------------------------
1 default
2 default-xim
3 none
4 th-xim
5 uim
6 uim-systray
* 7 uim-toolbar
8 uim-toolbar-qt
System wide default for ja_JP (or all_ALL) locale is marked with [+].
Press enter to keep the current selection[*], or type selection number:
6番を選択するとシステムトレイに UIM ツールバーが表示されます。参考にしてください。
パソコンを起動させるとデスクトップの画面が完全に表示される直前に uim-toolbar (UIM ツールバー) が瞬間的に表示されているのですが、デスクトップ画面の表示が終了するときには uim-toolbar が消えていました。
どうもデスクトップの表示の途中で uim-toolbar がリセットされてしまうのが原因のようです。端末から uim-toolbar-gtk を起動させるとちゃんとデスクトップ画面の右下に表示されて動作もちゃんとします。
原因は uim-toolbar をスリープさせている時間(初期値 = 10秒)が短いためのようでした。
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim-toolbar の設定を見直して解決しました。
この uim-toolbar の設定ファイルの中の次の sleep の設定を 10 から 20 へ設定して解決しました。もっと動作の遅いパソコンの場合、この数値を大きくする必要があるかもしれません。そこは何度か再起動させて確認してみてください。
XIM_PROGRAM_XTRA="(sleep 20; uim-toolbar-gtk)"
実は動作の遅いノートパソコンだけでなく、CPU の速度が比較的遅い NetVista A40 でも同様に uim-toolbar が表示されなくなっていてどうしたものかと思っていました。
これで今まで UIM の設定が分からないまま文字入力していたものが、文字入力モードを確認して入力できるようになりました。
参考としてデスクトップの右上のシステムトレイへ UIM のツールバーを表示させるときには初期値の10秒で問題ありませんでした。システムトレイへの表示切り替えは im-switch を使用します。
$ im-switch -c
Selection Alternative
-----------------------------------------------
1 default
2 default-xim
3 none
4 th-xim
5 uim
6 uim-systray
* 7 uim-toolbar
8 uim-toolbar-qt
System wide default for ja_JP (or all_ALL) locale is marked with [+].
Press enter to keep the current selection[*], or type selection number:
6番を選択するとシステムトレイに UIM ツールバーが表示されます。参考にしてください。
2010年11月21日日曜日
Linksys WUSB54G が Wicd で通信できなくなりました
Linksys WUSB54G で通信ができなくなってしまいました。
Debian Lenny をインストールしてあった NetVista A40 で WUSB54G を使って通信をしていました。デフォルトでインストールされている NetworkManager の接続が不安定であったり、接続に時間がかかっているので Wicd へ切り替えてみることとしました。
これで無線LANの接続も安定する!と思っていました。
しかし Wicd では無線LANアクセスポイントへ認証するところまで行くのですが、その後「IP アドレスを取得しています」の表示のままとなり、そのうち「接続できませんでした」と表示される状況となってしまいました。
また DHCP によらず固定 IP アドレスに設定してみましたが、今度は単純に接続出来ませんでしたと表示されるだけでした。
手元にはいくつもの無線LANアクセスポイントがあるため、いろいろと試してみましたがどれもだめでした。認証は WPA2 と WEP の両方を試してみましたが同様に接続が出来ない状況となっています。
現在のところ原因と解決策は見つかっていません。これからいろいろと調べてみようとしているところです。
少し話は変わりますが、この WUSB54G は Debian Lenny の NetworkManager では普通に通信をしていましたが、一緒にインストールしてある Puppy Linux 4.3.1 std では通信が出来るのですが Encryption key : off となって秘匿通信が出来ていない状況となっていました。これも原因は不明です。
どうも手元にある USB 接続の無線LANアダプタの設定や取扱いは難しいようです。
(訂正 Pyppy 4.3.1 では Encryption key はちゃんと設定されるようです。Puppy 5.1.1 で Encryption key が設定されないようです。同じ Puppy Linux だったので錯誤をしたようです。)
flashplayer のパッケージ入れ替え
NetVista A40 へ flashplayer をインストールするときに判明した flashplayer のパッケージの変更を他のパソコンにも適応すべく早速入れ替え作業に取りかかりました。
何気なく flashplayer のバージョンを調べてみると LNX 10,0,42,34 と少し古いバージョンのままとなっていました。最新は 10.1.53.64 ということらしいです。
Debian Lenny が稼働しているパソコンは8台もあるため、それぞれ順番に行っていきますが、取り合えず1台試しに行って大丈夫であることを確認した上で作業に取り掛かりたいと思います。
そのためこの投稿はどちらかと言えば私の「俺様メモ」的なものとなっています(笑)。
まず以前インストールしてある flashplayer-mozilla をアンインストールします。それも完全な purge で行いました。
# aptitude purge flashplayer-mozilla
次に個人用ディレクトリの中にある flashplayer へのリンクを削除します。
$ cd .mozilla/plugins
$ rm libflashplayer.so
もし .mozilla/plugins のディレクトリの中に libflashplayer.so しか存在していない場合には plugins のディレクトリも削除しましょう。
$ cd ../
$ rmdir plugins
以上で flashplayer-mozilla でインストールした内容がすべて削除されました。
新しく flashplugin-nonfree のパッケージをインストールします。
# aptitude install flashplugin-nonfree
インストールが完了すると英文で手動操作でのコマンドの説明が表示されます。これで flashplayer が複数存在するに自動的に切り替えてくれるはずです。
# update-alternatives --auto flash-mozilla.so
なお念のためにちゃんと切り替わっているかを確認するために次のコマンドで調べてみるのもよいかも。一覧が表示されて新しい flash-mozilla.so にアスタリスクがついていればOKです。変更がない場合には Enter で終了します。
# update-alternatives --config flash-mozilla.so
さらに本当に切り替わっているかを再起動させたブラウザ( iceweasel )上で確認します。確認サイトは adobe の公式サイトで行います。最新バージョンになっていればOKとなります。
http://www.adobe.com/go/flashplayerversion_jp(古いURLです。)
私が作業したときに確認したバージョンは LNX 10,1,102,65 となっていました。公式アナウンスのものより進んだものとなっていました。
以上で flashplayer の入れ替えを行いました。
何気なく flashplayer のバージョンを調べてみると LNX 10,0,42,34 と少し古いバージョンのままとなっていました。最新は 10.1.53.64 ということらしいです。
Debian Lenny が稼働しているパソコンは8台もあるため、それぞれ順番に行っていきますが、取り合えず1台試しに行って大丈夫であることを確認した上で作業に取り掛かりたいと思います。
そのためこの投稿はどちらかと言えば私の「俺様メモ」的なものとなっています(笑)。
まず以前インストールしてある flashplayer-mozilla をアンインストールします。それも完全な purge で行いました。
# aptitude purge flashplayer-mozilla
次に個人用ディレクトリの中にある flashplayer へのリンクを削除します。
$ cd .mozilla/plugins
$ rm libflashplayer.so
もし .mozilla/plugins のディレクトリの中に libflashplayer.so しか存在していない場合には plugins のディレクトリも削除しましょう。
$ cd ../
$ rmdir plugins
以上で flashplayer-mozilla でインストールした内容がすべて削除されました。
新しく flashplugin-nonfree のパッケージをインストールします。
# aptitude install flashplugin-nonfree
インストールが完了すると英文で手動操作でのコマンドの説明が表示されます。これで flashplayer が複数存在するに自動的に切り替えてくれるはずです。
# update-alternatives --auto flash-mozilla.so
なお念のためにちゃんと切り替わっているかを確認するために次のコマンドで調べてみるのもよいかも。一覧が表示されて新しい flash-mozilla.so にアスタリスクがついていればOKです。変更がない場合には Enter で終了します。
# update-alternatives --config flash-mozilla.so
さらに本当に切り替わっているかを再起動させたブラウザ( iceweasel )上で確認します。確認サイトは adobe の公式サイトで行います。最新バージョンになっていればOKとなります。
http://www.adobe.com/go/flashplayerversion_jp(古いURLです。)
(URL変更)
http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
へ変更となっています。
私が作業したときに確認したバージョンは LNX 10,1,102,65 となっていました。公式アナウンスのものより進んだものとなっていました。
以上で flashplayer の入れ替えを行いました。
迷惑ソフト 撃退
また Microsoft Security Essentials (マイクロソフト セキュリティ エッセンシャルズ)が Windows の正規品の誤判定をしたようで、再び警告の文章が表示されました。もちろんそのまま正規品かどうかの判定のページへ進むと当然のように正規品だと表示されています。
いわゆる迷惑ソフトウェアといったところでしょうか(笑)。正規ユーザーに不安を与え、余分な心配や手間をかけさせる悪質なものだと思います。
もうこんな迷惑ソフトウェアは要らないので削除しました。
もう WindowsXP で動作させているパソコンは一つだけで、それも業務に関連して仕方なく使用している状態です。他のパソコンにも WindowsXP がインストールされているものもありますが、たまに立ち上げてセキュリティアップデートをするだけの状態で通常は Debian Lenny を使用している状況です。
何で最後まで使用しているこのパソコンにだけこんなことがと頭に来てしまいます。
ただこんな頭にくることも後僅かなのかもしれません。来年3月末には事業の見直しによってもう Windows で動くソフトウェアに依存しなくてもよくなるからです。悩ましいことから解放されて何だかすっきりしそうです。
いわゆる迷惑ソフトウェアといったところでしょうか(笑)。正規ユーザーに不安を与え、余分な心配や手間をかけさせる悪質なものだと思います。
もうこんな迷惑ソフトウェアは要らないので削除しました。
もう WindowsXP で動作させているパソコンは一つだけで、それも業務に関連して仕方なく使用している状態です。他のパソコンにも WindowsXP がインストールされているものもありますが、たまに立ち上げてセキュリティアップデートをするだけの状態で通常は Debian Lenny を使用している状況です。
何で最後まで使用しているこのパソコンにだけこんなことがと頭に来てしまいます。
ただこんな頭にくることも後僅かなのかもしれません。来年3月末には事業の見直しによってもう Windows で動くソフトウェアに依存しなくてもよくなるからです。悩ましいことから解放されて何だかすっきりしそうです。
2010年11月20日土曜日
flashplayer のインストール方法が変わっていました。
Debian lenny のマシンへ flashplayer をインストールをしたのはいつのころだったのか忘れるほどの時間が経過したようです。
先日 CPU の載せ替えなどを行った NetVista A40 にインストールしてあった Debian lenny の環境を整備していたところ flsahplayer のインストール方法が旧来から私が行っていた方法から変更になったことを今更ながら知りました。
以前は /etc/apt/sources.list へ debian-multimedia.org を追加して flashplayer-mozilla でインストールしていました。
deb http://www.debian-multimedia.org lenny main
# aptitude install flashplayer-mozilla
しかしこの flashplayer-mozilla のパッケージがなくなっていて、上記の情報では flashplayer をインストールをすることができませんでした。
検索してみると次の backports を使用する方法に変わったようです。
/etc/apt/sources.list へ追加します。
deb ftp://ftp.jaist.ac.jp/debian-backports lenny-backports main contrib non-free
そして aptitude で flashplugin-nonfree をインストールします。
# aptitude install flashplugin-nonfree
これで無事 plashplayer をインストールすることができました。
また flashplayer-mozilla のときに行っていた個人ディレクトリへのリンク設定も不要になったようです。
先日 CPU の載せ替えなどを行った NetVista A40 にインストールしてあった Debian lenny の環境を整備していたところ flsahplayer のインストール方法が旧来から私が行っていた方法から変更になったことを今更ながら知りました。
以前は /etc/apt/sources.list へ debian-multimedia.org を追加して flashplayer-mozilla でインストールしていました。
deb http://www.debian-multimedia.org lenny main
# aptitude install flashplayer-mozilla
しかしこの flashplayer-mozilla のパッケージがなくなっていて、上記の情報では flashplayer をインストールをすることができませんでした。
検索してみると次の backports を使用する方法に変わったようです。
/etc/apt/sources.list へ追加します。
deb ftp://ftp.jaist.ac.jp/debian-backports lenny-backports main contrib non-free
そして aptitude で flashplugin-nonfree をインストールします。
# aptitude install flashplugin-nonfree
これで無事 plashplayer をインストールすることができました。
また flashplayer-mozilla のときに行っていた個人ディレクトリへのリンク設定も不要になったようです。
2010年11月19日金曜日
Puppy Linux 5.1.1 の個人ファイルを縮小
USB フラッシュドライブへ Puppy Linux 5.1.1 をインストールした後、個人用ファイルを作っていました。しかしデフォルト(初期値)のファイルサイズが 512MB なのですが、うっかりこのサイズで作ってしまいました。
ハードディスクとは違って書き込み動作の遅いフラッシュメモリへ毎回終了時に個人ファイルを 512MB も書き出すのは時間がかかってしかたがありません。
さっと立ち上げて。すっと終わるのが Puppy Linux などの軽量 Linux の醍醐味ですから。
そこで個人ファイルの縮小をすることとしました。
基本的に Puppy Linux では個人用ファイルの拡大は出来るようになっていますが、縮小する項目は用意されていません。拡大の場合には [Menu] > [Utility] > [Resize personal storage file] で行えます。
私が行った縮小方法は単純です。現在 512MB ある個人用ファイル lupusave.2fs と新しく 256MB の個人用ファイル lupusave.2fs を用意して、512MB のものから 256MB のものへ全部コピーしてしまう方法です。
具体的には次の方法で行いました。
USB フラッシュドライブから Puppy Linux を起動させるとき、ブート画面で F2 キーを押してブート動作を停止させます。個人用のファイルを使用しないように pfix=ram のオプションをつけて起動させます。
boot : puppy pfix=ram
Puppy Linux が立ち上がったところで USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探しだし、これを lupusave-bak.2fs などを名前を変更します。
そして Puppy Linux をリブートさせます。このとき個人用のファイルを作るかどうか尋ねてきますので [ SAVE TO A FILE ] を選択して新しく個人用ファイルを作ります。この時は慎重に目的の小さな容量を選択します。私は 256MB を選択しました。実は 128MB を最初選択していたところ、個人用ファイルの容量が小さくてすべてのファイルがコピー出来なかったからです。
再び Puppy Linux の起動画面で F2 キーを押してブート動作を停止して pfix=ram での起動を行います。
起動が完了したところで、USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探し出します。これをクリックしてファイルシステムとしてマウントします。内部にあるすべてのファイルを選択して削除します。
この後以前使用していた古い lupusave-bak.2fs をクリックしてマウントします。そして中のすべてのファイルを選択した後、空となった lupusave.2fs へコピーします。
コピーが正常に完了したのを見届けて、二つのファイルをアンマウント(単純にROX-Flierを閉じるだけ)して、古い lupusave-bak.2fs を削除します。これで USB フラッシュドライブの中には容量が小さくなった lupusave.2fs だけが残るようになります。
これで Puppy Linux を再起動させます。再起動で個人用ファイルを作るかどうかを尋ねてきますが、もう作らないので [ DO NOT SAVE ] を選択して終了します。
そして Puppy Linux のブート画面になったときもそのまま放置して自動的に起動させます。これで個人用ファイルの lupusave.2fs を読み込んでくれます。
問題なく立ち上がれば終了となります。右下にあるファイル容量の残りの表示が、以前の緑色からオレンジ色に変化して容量が減少していることを表示していました。
この個人ファイル縮小方法はよりよいやり方なのかは不明ですので、実施するときには注意して行ってください。
ハードディスクとは違って書き込み動作の遅いフラッシュメモリへ毎回終了時に個人ファイルを 512MB も書き出すのは時間がかかってしかたがありません。
さっと立ち上げて。すっと終わるのが Puppy Linux などの軽量 Linux の醍醐味ですから。
そこで個人ファイルの縮小をすることとしました。
基本的に Puppy Linux では個人用ファイルの拡大は出来るようになっていますが、縮小する項目は用意されていません。拡大の場合には [Menu] > [Utility] > [Resize personal storage file] で行えます。
私が行った縮小方法は単純です。現在 512MB ある個人用ファイル lupusave.2fs と新しく 256MB の個人用ファイル lupusave.2fs を用意して、512MB のものから 256MB のものへ全部コピーしてしまう方法です。
具体的には次の方法で行いました。
USB フラッシュドライブから Puppy Linux を起動させるとき、ブート画面で F2 キーを押してブート動作を停止させます。個人用のファイルを使用しないように pfix=ram のオプションをつけて起動させます。
boot : puppy pfix=ram
Puppy Linux が立ち上がったところで USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探しだし、これを lupusave-bak.2fs などを名前を変更します。
そして Puppy Linux をリブートさせます。このとき個人用のファイルを作るかどうか尋ねてきますので [ SAVE TO A FILE ] を選択して新しく個人用ファイルを作ります。この時は慎重に目的の小さな容量を選択します。私は 256MB を選択しました。実は 128MB を最初選択していたところ、個人用ファイルの容量が小さくてすべてのファイルがコピー出来なかったからです。
再び Puppy Linux の起動画面で F2 キーを押してブート動作を停止して pfix=ram での起動を行います。
起動が完了したところで、USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探し出します。これをクリックしてファイルシステムとしてマウントします。内部にあるすべてのファイルを選択して削除します。
この後以前使用していた古い lupusave-bak.2fs をクリックしてマウントします。そして中のすべてのファイルを選択した後、空となった lupusave.2fs へコピーします。
コピーが正常に完了したのを見届けて、二つのファイルをアンマウント(単純にROX-Flierを閉じるだけ)して、古い lupusave-bak.2fs を削除します。これで USB フラッシュドライブの中には容量が小さくなった lupusave.2fs だけが残るようになります。
これで Puppy Linux を再起動させます。再起動で個人用ファイルを作るかどうかを尋ねてきますが、もう作らないので [ DO NOT SAVE ] を選択して終了します。
そして Puppy Linux のブート画面になったときもそのまま放置して自動的に起動させます。これで個人用ファイルの lupusave.2fs を読み込んでくれます。
問題なく立ち上がれば終了となります。右下にあるファイル容量の残りの表示が、以前の緑色からオレンジ色に変化して容量が減少していることを表示していました。
この個人ファイル縮小方法はよりよいやり方なのかは不明ですので、実施するときには注意して行ってください。
超音波洗浄機で一気に掃除
デスクトップパソコンの 3.5inch ベイに取り付ける USB 接続のマルチカードリーダーをヤフオクで入手しました。
届いたカードリーダーを見ると、パソコンから外したままの状態で数多くのホコリが付着している状況でした。
取り付ける前にせっかくなのでしっかり掃除をしようと思ってカードリーダーの前方部分を覆っている鉄板を取ろうとしましたが全然外れませんでした。どうも錆びついているのか噛み合わせが強いようで、ペンチで捻ると鉄板が曲がりだすほどでした。このためこの鉄板を外して掃除をしようとするのを諦めました。
表面は綺麗に拭けても内部が実に汚い!状況です。
そこで以前仕事で使っていた超音波洗浄機を使って一気に洗ってみることとしました。
電子部品の洗浄には鉄分などが含まれている水道水などはよくないのですが、それほどシビアな部分でもないため、この方法を選択しました。
単純に水だけでは洗浄力がいまいちなので、界面活性剤として食器用洗剤(中性洗剤)を少し投入します。数滴程度で十分です。この洗剤入りの水溶液で洗うこととしました。なおレンジ回り用洗剤のマイペットなどはアルカリ性のため使用すると綺麗にはなりますが、後日金属部分の腐食が始まることがありますので絶対に使用不可です。もちろん酸性のサンポールなども腐食が起こるために使用不可です。
超音波洗浄器のスイッチを入れて最初はゆっくりとカードリーダーを投入してゆきます。内部に小さな気泡が残るため、少しずつ揺らしながら気泡を取るようにしながら沈めてゆきます。
およそ10分間ほど洗浄したところで引き上げました。すっかりカードの挿入口の内部も含めて綺麗になりました。一応、洗浄水を排出したあと、再度綺麗な水を入れてその中ですすぎを行って洗浄完了となりました。
引き上げたカードリーダーには数多くの水を含んでいますので、掃除機で丁寧に吸い取ります。特にコネクタのピンの回りや IC の足の部分など。
しばらく放置した後、パソコンのマザーボード上にある USB コネクタへ接続して動作検証を行いました。4個の差込口のどれもちゃんと動いていました。これで本格的に使用することができます。
せっかくだったので、先日調子の悪かった NetVista M41 Slim のライズアップ基盤も洗浄しました。
とても便利な超音波洗浄器ですが、水を入れたり捨てたりの手間などがあるため、なかなか使おうと思うことが少ないのが実状です。読者さんも眼鏡用などの小さな超音波洗浄機を持っていませんか?使っていますか?
マザーボードのホコリ
Linksys WMP54GS の動作検証をするために当初はubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim で行おうとしていました。実は上手くゆかず他の Debian Lenny がインストールされている自作パソコンで行ったわけです。以下は動作検証が上手くゆかなかったパソコンの顛末です。
写真のように WMP54GS を PCI のライズアップ基盤へ取り付けてマザーボードへ取り付けていました。これが標準的な設置方法です。
ubuntu を起動させてみましたが、何故か WMP54GS を認識してくれません。そうです。まだ先日インストールしたばかりのため、Broadcom 関連のファームウェアのインストールが行われていないためでした。/lib/firmware を探しても b43 のディレクトリがありませんでした。これでは認識しないのも当然です。
ファームウェアのインストールが aptitude のコマンド一発でインストールできます。
sudo aptitude install b43-fwcutter
sudo modprobe b43
これで認識してくれるはずでした。
しかし認識してくれません。lspci -v でPCI バスの検索するとちゃんと WMP54GS が刺さっていることが認識できます。
しばらく ubuntu と b43 などのキーワードでネット上を捜索してみましたが有力な情報を得られないまま時間だけが過ぎ去ってゆきました。
ここでもしかしてと思って二つある PCI スロットの位置を変更してみました。するとなんということでしょう!パソコンが BIOS の直前から立ち上がらない状況となってしまいました。これは完全に壊れてしまったと少し慌ててしまいました。
とりあえずすでに十分な動作実績のある Buffalo WLI2-PCI-G54 を WMP54G の代わりにインストールしてみました。すると今度は無事に立ち上がりましたがやはり ubuntu で認識することが出来ない状況に変わりありませんでした。いったいどうしたものかと困り果ててしまいました。
仕方がないので他の OS でどうなるかと思って、Puppy Linux 4.3.1 std の Live-CD で立ち上げてみました。すると Puppy でも lspci では WLI2-PCI-G54 や WMP54GS を認識しているにも係わらず、b43 のモジュールを自動的にロードしてくれませんでした。もちろんパソコンのリブートも試みましたが同様でした。
ubuntu でも Puppy でも認識しないとなるとやはりハードウェア的に問題があるのではないかと思ってしまいました。そこでいろいろと調べてみると写真のように PCI ライズアップ基盤の表面に蜘蛛か何かが巣を作った跡のようなものが付着しているのが見えました。その他にもいろいろなゴミが付着しているようです。このゴミを刷毛と掃除機を使って綺麗に掃除してみました。ついでにパソコン内の見える部分も同様に掃除してみました。
そして再度パソコンを立ち上げてみると普通に認識して通信を開始していました。
原因はボードの表面に付着していたゴミが原因のようです。こんなもので不良が発生するとはトホホな感じです。意外な原因でパソコンの不調があるとは。読者さんも内部のホコリには注意してください。
写真のように WMP54GS を PCI のライズアップ基盤へ取り付けてマザーボードへ取り付けていました。これが標準的な設置方法です。
ubuntu を起動させてみましたが、何故か WMP54GS を認識してくれません。そうです。まだ先日インストールしたばかりのため、Broadcom 関連のファームウェアのインストールが行われていないためでした。/lib/firmware を探しても b43 のディレクトリがありませんでした。これでは認識しないのも当然です。
ファームウェアのインストールが aptitude のコマンド一発でインストールできます。
sudo aptitude install b43-fwcutter
sudo modprobe b43
これで認識してくれるはずでした。
しかし認識してくれません。lspci -v でPCI バスの検索するとちゃんと WMP54GS が刺さっていることが認識できます。
しばらく ubuntu と b43 などのキーワードでネット上を捜索してみましたが有力な情報を得られないまま時間だけが過ぎ去ってゆきました。
ここでもしかしてと思って二つある PCI スロットの位置を変更してみました。するとなんということでしょう!パソコンが BIOS の直前から立ち上がらない状況となってしまいました。これは完全に壊れてしまったと少し慌ててしまいました。
とりあえずすでに十分な動作実績のある Buffalo WLI2-PCI-G54 を WMP54G の代わりにインストールしてみました。すると今度は無事に立ち上がりましたがやはり ubuntu で認識することが出来ない状況に変わりありませんでした。いったいどうしたものかと困り果ててしまいました。
仕方がないので他の OS でどうなるかと思って、Puppy Linux 4.3.1 std の Live-CD で立ち上げてみました。すると Puppy でも lspci では WLI2-PCI-G54 や WMP54GS を認識しているにも係わらず、b43 のモジュールを自動的にロードしてくれませんでした。もちろんパソコンのリブートも試みましたが同様でした。
ubuntu でも Puppy でも認識しないとなるとやはりハードウェア的に問題があるのではないかと思ってしまいました。そこでいろいろと調べてみると写真のように PCI ライズアップ基盤の表面に蜘蛛か何かが巣を作った跡のようなものが付着しているのが見えました。その他にもいろいろなゴミが付着しているようです。このゴミを刷毛と掃除機を使って綺麗に掃除してみました。ついでにパソコン内の見える部分も同様に掃除してみました。
そして再度パソコンを立ち上げてみると普通に認識して通信を開始していました。
原因はボードの表面に付着していたゴミが原因のようです。こんなもので不良が発生するとはトホホな感じです。意外な原因でパソコンの不調があるとは。読者さんも内部のホコリには注意してください。
2010年11月18日木曜日
Linksys WMP54GS を入手
ヤフオクで PCI バスで動作する無線LANアダプタの Linksys WMP54GS を入手しました。
どうも未使用品なのか殆ど使用した形跡がないものでした。PCI スロットカバーのメッキがまだ綺麗でした。
この無線LANアダプタはコントラーチップに BCM4306 を使用しているようで、同種のコントラーチップを使用している Buffalo WLI2-PCI-G54 と並べて比較してみました。
同じコントローラーチップを使用しても設計思想の違いがこうしてプリント印刷基盤に現れてきます。
Buffalo のものは RF 部分だけをシールドしてありますが、Linksys のものはRF もコントローラーも一緒にシールドしてあります。
さらに大きな違いはアンテナにありました。Buffalo のものはおよそ11センチ程度のものですが、Linksys のアンテナは何と20センチもありました。これらのアンテナの長さも含めて設計されているものですので、何らかの性能の違いが期待できそうでした。
Debian Lenny がインストールされているデスクトップマシンに取り付けてみて性能の比較を行いました。いつものようにおよそ 100MB のバイナリデータを ftp 転送させてみるものです。
Linksys WMP54GS 約2,500KB/s
Buffalo WLI2-PCI-G54 約2,300KB/s
(注:KB/s = Kilo Byte per second 通信の表記でよく使われるbps = bit per second ではない)
若干 Linksys の方が転送速度が上回っていましたが、一般の使用においては全く違いを見いだせる程度のものではありませんでした。
今まで無線LANアクセスポイントの動作検証で使用してきたデスクトップマシンと WLI2-PCI-G54 ですが、性能が上回る WMP54GS へ置換えをするかどうか悩んでしまいそうです。
気持ち的には少しでも速い無線LANアダプタを使って無線LANアクセスポイントの性能測定を行いたいところです。しかし長く WLI2-PCI-G54 で測定していた実績もあるため、このデータを活かすにはやはり同じ無線LANアダプタを使って測定した方がよいと思われるからです。
この Linksys WMP54GS は予備としてか、他のデスクトップマシンへ取り付けて活用を探ろうと考えています。
USB フラッシュドライブへ Puppy Linux 5.1.1 をインストール
USB フラッシュドライブへ Puppy Linux 5.1.1 をインストールしてみました。
AData の 2GB の USB フラッシュドライブ(メモリ)を使ってみました。
いつもこの USB フラッシュドライブへ Puppy Linux の各バージョンをインストールしていましたので、この Puppy Linux 5.1.1 もいつもと同じようにインストールすることとしました。
まず最初に USB フラッシュドライブを fat16 でフォーマットして、ユニバーサルインストーラーでインストールを進めました。そしてブート部分はいつもの mbr.bin と syslinux をインストールして終了しました。これでリブートして無事に立ち上がればインストール完了のはずでした。
いつもの些細な Puppy Linux のインストールでわざわざ記事にするには理由がありました。そうです、USB フラッシュドライブからブートすることができませんでした。
ブートできない理由は不明です。とりあえず Puppy Linux 4.3.1 の Live-CD を使って USB フラッシュドライブへ Grub4Dos をインストールして grub から起動させてみました。
menu.lst はデフォルトのままで起動させてみると途中でカーネルパニックで停止してしまいました。このまま grub で起動させるべく追求する選択もありましたが、もう一度インストールをしてみる選択をしてみました。
再インストールでは USB フラッシュドライブを fat16 から fat32 に変更して今までと同様に行いました。
すると今度は無事に USB フラッシュドライブから無事に起動させることができました。
これでインストールが完了したと思っていました。しかし終わりませんでした。
Puppy Linux を終了させるときに個人ファイルを保存する場面で問題点が露になりました。
個人ファイルの保存には ext2 フォーマットだけに対応していると表示されて fat32 の USB フラッシュドライブへ保存できるのか心配になってしまいました。保存領域として一応 ext2 と ext3 の選択画面が表示されましたが fat32 の表示がなかったのです。
そこで一度個人ファイルの保存するのを中止して、再度 USB フラッシュドライブへ再インストールをすることとしました。
今度は USB フラッシュドライブを ext2 でフォーマットしました。これでユニバーサルインストーラーでインストールを行いました。途中ブート設定ではファイルシステムが ext2 であったために mbr.bin のインストール設定があった後、syslinux のインストール無しですぐにシステムファイルのコピーが始まりました。
この ext2 フォーマットの USB フラッシュドライブで再度起動させると無事起動も完了して、そして個人ファイルの保存も無事完了しました。
今回のインストールは何だか次々と躓きの連続でちょっと疲れてしまいました(笑)。
2010年11月16日火曜日
Puppy Linux 5.1.1 を ThinkPad 535X へ
ちょっと勢いに乗って Puppy Linux を ThinkPad 535X へインストールしようとしています。
しかし中断しています。
写真のように USB 接続の CD ドライブから Puppy Linux 5.1.1 を起動させることはできました。
いつものようにハードディスクへフルインストールをしたところいくつかのファイルをダウンロードするように指示がでました。そうです。インストールには何かのファイルのダウンロードが必要のようです。
そこで PC カードスロットへ鉄板の IBM のイーサーネットカードを挿入してネットワークの設定をしようとしました。しかしネットワークカードが見つからないという表示になっています。そこでドライバーモジュールをロードさせてみました。もうモジュールは pcnet_cs と判っているので簡単なはずでした。しかしカードを認識してくれません。
これはカードサービスが動いていないということで /etc/init.d/rc.pcmcia によって再起動を試みましたが一向にネットワークを認識してくれません。
現在はこの pcmcia のネットワークカードの認識をさせるべく、いろいろと調査中の状況でインストールが中断している状況となっています。
しかしこの手の問題は堂々巡りな状況となることが多く、私がもっとも嫌いな状況でだんだんと頭が痛くなっています(笑)
2010年11月15日月曜日
ThinkPad 535X の DOS 領域回復
先日の Puppy Linux のインストールで GParted を使ってパーティションの変更を行ったことによって同じハードディスクの先頭領域に入っていた MS DOS 6.2 が起動しなくなってしまっていました。今回はこの DOS の回復を試みてみました。
容量が大きく、まっさらなハードディスクを MS DOS 6.2 のインストールディスクでインストールをしてしまうと問答無用に 2GByte の容量を C: ドライブとして確保してしまいます。一般的には容量が大きくてもハードディスクの容量がそれより十分に大きい場合には何の問題もありません。
しかし今回各 OS をインストールしてはその様子を確認している実験機のように使われている ThinkPad 535X においては少々事情が違います。
いくつかの OS を格納するためのパーティションを確保した場合、これにアクセス出来るパーティションに BIOS の制約を受けてしまいます。具体的には 8GByte までしか起動時には認識してくれないのです。一度 Linux などの OS が起動してしまいさえすれば、ハードディスク全体を使用することができます。問題が GRUB で選択できるのは BIOS が認識出来る容量までということなのです。
そのためほとんど容量を消費しない DOS 領域がどどーんと先頭部分に 2GByte も容量を確保されていては後でインストールする OS に支障が出るわけです。そのため GParted を使ってこの DOS 領域(fat16)を 2GByte から 512MByte へ縮小していました。
私は DOS 領域の後ろ側を圧縮しただけだったので DOS のシステムファイルに支障が出ているとは思ってもいなかったため GRUB で選択しても起動しない状況に少し慌ててしまいました。
この様な事例は過去に何度も体験しているのでいつもの sys.com を使う方法で大丈夫だと思っていましたが、実際に今回行って回復することに成功しました。
まだご存知のない読者さんのために方法を紹介しておきます。
1.別のマシンで DOS の起動フロッピーディスクを作ります。
format a: /s
2.この中に別のマシンの \dos のディレクトリの中にある sys.com をフロッピーディスクへコピーしておきます。
copy c:\dos\sys.com a:
3.sys.com の入った起動フロッピーディスクを回復したいマシンへ入れて起動させます。
4.DOS が起動したところで次のコマンドを実行するだけです。
sys c:
これでフロッピーディスクを抜いて、ハードディスクから DOS が起動したら回復完了です。
だんだんと DOS を使用する機会は減って来ていますが、古いパソコンのメンテナンスなどで BIOS アップデートをするときなど DOS があると便利なこともあります。なかなか手放せないのが実状です。
DOS はこのブログ内でも無線LANカードのファームウェア書き換えなどでも大活躍してくれました。
ThinkPad 535X のサウンド (Puppy の場合)
Puppy Linux 4.3.1 std の場合においても ThinkPad 535X のサウンドチップの認識は自動的に行われませんでした。そこで手動で行うこととしました。
すでに Debian Sarge にてサウンドの設定方法の実績があるため、これに基づいて行うこととしました。
手始めに modprobe で認識させてみます。
# modprobe snd-sb8 port=0x220 irq=5 dma8=1
これで snd-sb8 のモジュールが読み込まれました。確認のために以下のコマンドで関連したモジュールも読み込まれていることを確認します。
# lsmod | grep snd
これで alsamixer を起動させてみます。無事起動できれば設定は完了しています。さらに念のために Puppy Linux に標準インストールされている aqualung で音を聴いてみます。さすがに Pentitum mmx 200 の CPU では処理速度が追いつかないようで音がブツブツと途切れてしまいます。この辺は Debian Sarge の xmms で音楽再生の方がスムーズなようです。一応鑑賞に耐えるものでしたから。
さて問題はこの snd-sb8 のモジュールを起動時にどのように読み込ませるかが問題です。linux kernel 2.6 系以降では /etc/modprobe.conf に記述するのが礼儀となっているようです。
そこでこの /etc/modpeobe.conf の最後尾へ次の定義文を追加して試してみることとしました。
alias snd-card-0 snd-sb8
options snd-sb8 port=0x220 irq=5 dma8=1
リブートさせて様子を観察してみました。デスクトップ画面の右下にスピーカーのアイコンが表示されることを期待しましたが表示されません。lsmod でモジュールを確認しても読み込まれていません。どうも /etc/modprobe.conf への記述では上手くゆかないようです。
ここで一歩後退をして一般的なサウンド設定となる alsaconf を試してみました。すると自動検索で cs4232 を発見したと表示されました。このまま OK をクリックしてあの /etc/modprobe.conf へ自動追記させました。これでリブートさせてちゃんと音がでれば問題はないのですが。
リブートの結果は残念ながら設定されていませんでした。lsmod で調べてもモジュールが読み込まれていないのです。それではと思って手動で snd-cs4232 を modprobe したところ Segmentation fault という結果になってしまいました。どうも snd-cs4232 では適応できないようです。
それならばということで力づくで modprobe を実行させることとしました。/etc/rc.d/rc.local へ手動で行った時と同じオプションをつけて modprobe を追記しました。
これでリブートさせるとやはりデスクトップ画面の右下にスピーカーのアイコンは表示されませんでしたが、lsmod で確認するとちゃんとモジュールが読み込まれていました。さらに alsamixer で音量調整も可能で aqualung で音楽を聴くこともできました。
音量調整のアイコンがなくても音楽を聴くことが出来る状況にようやくなったと思っていましたが、さらなる問題が発生していました。
なんとパソコンを起動させるごとに alsamixer のすべての設定がゼロに戻ってしまうのです。そのため前回までの設定は無効となってしまい、毎回音量設定をしなければならない状況となっていました。
もうブチブチと切れる音楽なのでサウンド関連の設定は放棄してもよいのではないかと思っているところです。今後更なる結果が判りましたら報告したいと思います。
すでに Debian Sarge にてサウンドの設定方法の実績があるため、これに基づいて行うこととしました。
手始めに modprobe で認識させてみます。
# modprobe snd-sb8 port=0x220 irq=5 dma8=1
これで snd-sb8 のモジュールが読み込まれました。確認のために以下のコマンドで関連したモジュールも読み込まれていることを確認します。
# lsmod | grep snd
これで alsamixer を起動させてみます。無事起動できれば設定は完了しています。さらに念のために Puppy Linux に標準インストールされている aqualung で音を聴いてみます。さすがに Pentitum mmx 200 の CPU では処理速度が追いつかないようで音がブツブツと途切れてしまいます。この辺は Debian Sarge の xmms で音楽再生の方がスムーズなようです。一応鑑賞に耐えるものでしたから。
さて問題はこの snd-sb8 のモジュールを起動時にどのように読み込ませるかが問題です。linux kernel 2.6 系以降では /etc/modprobe.conf に記述するのが礼儀となっているようです。
そこでこの /etc/modpeobe.conf の最後尾へ次の定義文を追加して試してみることとしました。
alias snd-card-0 snd-sb8
options snd-sb8 port=0x220 irq=5 dma8=1
リブートさせて様子を観察してみました。デスクトップ画面の右下にスピーカーのアイコンが表示されることを期待しましたが表示されません。lsmod でモジュールを確認しても読み込まれていません。どうも /etc/modprobe.conf への記述では上手くゆかないようです。
ここで一歩後退をして一般的なサウンド設定となる alsaconf を試してみました。すると自動検索で cs4232 を発見したと表示されました。このまま OK をクリックしてあの /etc/modprobe.conf へ自動追記させました。これでリブートさせてちゃんと音がでれば問題はないのですが。
リブートの結果は残念ながら設定されていませんでした。lsmod で調べてもモジュールが読み込まれていないのです。それではと思って手動で snd-cs4232 を modprobe したところ Segmentation fault という結果になってしまいました。どうも snd-cs4232 では適応できないようです。
それならばということで力づくで modprobe を実行させることとしました。/etc/rc.d/rc.local へ手動で行った時と同じオプションをつけて modprobe を追記しました。
これでリブートさせるとやはりデスクトップ画面の右下にスピーカーのアイコンは表示されませんでしたが、lsmod で確認するとちゃんとモジュールが読み込まれていました。さらに alsamixer で音量調整も可能で aqualung で音楽を聴くこともできました。
音量調整のアイコンがなくても音楽を聴くことが出来る状況にようやくなったと思っていましたが、さらなる問題が発生していました。
なんとパソコンを起動させるごとに alsamixer のすべての設定がゼロに戻ってしまうのです。そのため前回までの設定は無効となってしまい、毎回音量設定をしなければならない状況となっていました。
もうブチブチと切れる音楽なのでサウンド関連の設定は放棄してもよいのではないかと思っているところです。今後更なる結果が判りましたら報告したいと思います。
2010年11月14日日曜日
Sarge vs Puppy 対決
ThinkPad 535X へインストールした Debian Sarge と Puppy Linux 4.3.1 std の起動時間対決を行いました。
ThinkPad 535X のスペックを紹介すると CPU=Pentium mmx 200MHz , Memory=32MB+64MB という構成です。
それぞれ5回起動させて時間の計測をしました。
条件としては grub の選択画面で一旦起動を停止させて、ここから起動時間の計測を開始しました。どちらもデフォルトの表示画面(アイコン類などすべて)が表示完了となるまでの時間を計測してあります。
また Sarge は gnome ではなく xfce で起動時間の計測を行っています。
さて結果は
Sarge 2分5秒
Puppy 1分24秒
Puppy Linux の圧勝でした。
この他 mozilla の起動時間を計測しましたが以下のとおり Puppy Linux の勝利でした。
Sarge + Mozilla 32秒
Puppy + Mozilla 24秒
起動時のメモリの消費量を free コマンドで調べると、96MB のうち Sarge が 約93MB とほとんど消費しきっているのに対して、Puppy は 約61MB と余裕のメモリ使用量でした。これが mozilla などのアプリケーションの起動に影響していることは明かでした。
私の中にあった linux 2.4 系カーネルのプチブームは儚くもこれで終わりました(涙)
これで起動中の mozilla が Sarge でサクサク動くなどような特別なメリットでもあればこのまま Sarge をいろいろと触って行きたいところですが、特段のメリットもなく無理な感じと受け止めています。
今後出来る可能性のあることはカーネルの再構築で起動時の消費メモリを減少させる程度のことしか私には出来そうにもないので、Debian Sarge 化プロジェクトはこれで終了したいと思います。
しかし Puppy Linux がここまで成績がよいとは思っていなかっただけに、これからも Puppy Linux を愛用したいと思いました。
2010年11月13日土曜日
ThinkPad 535X へ再び Puppy Linux を
長く電源を入れることがなかった ThinkPad 535X に再び電源を入れて命を吹きこんでみました。
今回は Puppy Linux 4.3.1 std をフルインストールしてみました。理由は単純に現在インストールしてある debian sarge との比較のためです。
debian sarge をインストールしてあるハードディスクのパーティションを整理して、新しくインストールするパーティションを作るところから始めました。Puppy linux にある GParted を使用しましたがこれでちょっと問題が発生しました。それは今回のインストールとはちょっと関係ないことなので、後日原因などを解明した後、報告したいと思っています。
新しく出来たパーティションへユニバーサルインストーラーを使って普通にインストールを行い無事完了しました。インストール終了後に表示される grub の menu.lst の記述も debian sarge の /boot/grub/menu.lst へ追加記入をしてこれで再起動すれば無事立ち上がるものと思っていました。
しかし再起動して grub のメニュー画面から puppy linux を選択すると起動エラーとなってしまいます。どうもファイルが存在しないというものでした。
grub の編集モードに入っていろいろと記述部分を変更してみましたが、一向に起動しようとはしないのです。大変困ってしまいました。debian sarge を立ち上げて puppy linux のパーティションの部分を観察してみたり、いろいろと調査してみましたが原因がなかなか掴めないでいました。
しかしふと気づいたことは grub のバージョンの問題があるのではないかと思って、再度 Live-CD の Puppy Linux を起動させて grub のインストールを試みてみました。grub が見にゆく menu.lst は debian sarge のものを指定しました。
そして再起動させたところ無事 Puppy Linux を起動させることができました。やはり grub のバージョンが古かったことに原因があったようです。
これから debian sarge と puppy linux の起動時間の比較などを行ってみたいと思っています。
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