2010年11月19日金曜日

Puppy Linux 5.1.1 の個人ファイルを縮小

USB フラッシュドライブへ Puppy Linux 5.1.1 をインストールした後、個人用ファイルを作っていました。しかしデフォルト(初期値)のファイルサイズが 512MB なのですが、うっかりこのサイズで作ってしまいました。

ハードディスクとは違って書き込み動作の遅いフラッシュメモリへ毎回終了時に個人ファイルを 512MB も書き出すのは時間がかかってしかたがありません。

さっと立ち上げて。すっと終わるのが Puppy Linux などの軽量 Linux の醍醐味ですから。

そこで個人ファイルの縮小をすることとしました。

基本的に Puppy Linux では個人用ファイルの拡大は出来るようになっていますが、縮小する項目は用意されていません。拡大の場合には [Menu] > [Utility] > [Resize personal storage file] で行えます。

私が行った縮小方法は単純です。現在 512MB ある個人用ファイル lupusave.2fs と新しく 256MB の個人用ファイル lupusave.2fs を用意して、512MB のものから 256MB のものへ全部コピーしてしまう方法です。

具体的には次の方法で行いました。

USB フラッシュドライブから Puppy Linux を起動させるとき、ブート画面で F2 キーを押してブート動作を停止させます。個人用のファイルを使用しないように pfix=ram のオプションをつけて起動させます。

 boot : puppy pfix=ram

Puppy Linux が立ち上がったところで USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探しだし、これを lupusave-bak.2fs などを名前を変更します。

そして Puppy Linux をリブートさせます。このとき個人用のファイルを作るかどうか尋ねてきますので [ SAVE TO A FILE ] を選択して新しく個人用ファイルを作ります。この時は慎重に目的の小さな容量を選択します。私は 256MB を選択しました。実は 128MB を最初選択していたところ、個人用ファイルの容量が小さくてすべてのファイルがコピー出来なかったからです。

再び Puppy Linux の起動画面で F2 キーを押してブート動作を停止して pfix=ram での起動を行います。

起動が完了したところで、USB フラッシュドライブの中から lupusave.2fs を探し出します。これをクリックしてファイルシステムとしてマウントします。内部にあるすべてのファイルを選択して削除します。

この後以前使用していた古い lupusave-bak.2fs をクリックしてマウントします。そして中のすべてのファイルを選択した後、空となった lupusave.2fs へコピーします。

コピーが正常に完了したのを見届けて、二つのファイルをアンマウント(単純にROX-Flierを閉じるだけ)して、古い lupusave-bak.2fs を削除します。これで USB フラッシュドライブの中には容量が小さくなった lupusave.2fs だけが残るようになります。

これで Puppy Linux を再起動させます。再起動で個人用ファイルを作るかどうかを尋ねてきますが、もう作らないので [ DO NOT SAVE ] を選択して終了します。
そして Puppy Linux のブート画面になったときもそのまま放置して自動的に起動させます。これで個人用ファイルの lupusave.2fs を読み込んでくれます。

問題なく立ち上がれば終了となります。右下にあるファイル容量の残りの表示が、以前の緑色からオレンジ色に変化して容量が減少していることを表示していました。

この個人ファイル縮小方法はよりよいやり方なのかは不明ですので、実施するときには注意して行ってください。

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