Linksys WMP54GS の動作検証をするために当初はubuntu 10.10 がインストールされている NetVista M41 Slim で行おうとしていました。実は上手くゆかず他の Debian Lenny がインストールされている自作パソコンで行ったわけです。以下は動作検証が上手くゆかなかったパソコンの顛末です。
写真のように WMP54GS を PCI のライズアップ基盤へ取り付けてマザーボードへ取り付けていました。これが標準的な設置方法です。
ubuntu を起動させてみましたが、何故か WMP54GS を認識してくれません。そうです。まだ先日インストールしたばかりのため、Broadcom 関連のファームウェアのインストールが行われていないためでした。/lib/firmware を探しても b43 のディレクトリがありませんでした。これでは認識しないのも当然です。
ファームウェアのインストールが aptitude のコマンド一発でインストールできます。
sudo aptitude install b43-fwcutter
sudo modprobe b43
これで認識してくれるはずでした。
しかし認識してくれません。lspci -v でPCI バスの検索するとちゃんと WMP54GS が刺さっていることが認識できます。
しばらく ubuntu と b43 などのキーワードでネット上を捜索してみましたが有力な情報を得られないまま時間だけが過ぎ去ってゆきました。
ここでもしかしてと思って二つある PCI スロットの位置を変更してみました。するとなんということでしょう!パソコンが BIOS の直前から立ち上がらない状況となってしまいました。これは完全に壊れてしまったと少し慌ててしまいました。
とりあえずすでに十分な動作実績のある Buffalo WLI2-PCI-G54 を WMP54G の代わりにインストールしてみました。すると今度は無事に立ち上がりましたがやはり ubuntu で認識することが出来ない状況に変わりありませんでした。いったいどうしたものかと困り果ててしまいました。
仕方がないので他の OS でどうなるかと思って、Puppy Linux 4.3.1 std の Live-CD で立ち上げてみました。すると Puppy でも lspci では WLI2-PCI-G54 や WMP54GS を認識しているにも係わらず、b43 のモジュールを自動的にロードしてくれませんでした。もちろんパソコンのリブートも試みましたが同様でした。
ubuntu でも Puppy でも認識しないとなるとやはりハードウェア的に問題があるのではないかと思ってしまいました。そこでいろいろと調べてみると写真のように PCI ライズアップ基盤の表面に蜘蛛か何かが巣を作った跡のようなものが付着しているのが見えました。その他にもいろいろなゴミが付着しているようです。このゴミを刷毛と掃除機を使って綺麗に掃除してみました。ついでにパソコン内の見える部分も同様に掃除してみました。
そして再度パソコンを立ち上げてみると普通に認識して通信を開始していました。
原因はボードの表面に付着していたゴミが原因のようです。こんなもので不良が発生するとはトホホな感じです。意外な原因でパソコンの不調があるとは。読者さんも内部のホコリには注意してください。
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