2010年11月18日木曜日

Linksys WMP54GS を入手


ヤフオクで PCI バスで動作する無線LANアダプタの Linksys WMP54GS を入手しました。

どうも未使用品なのか殆ど使用した形跡がないものでした。PCI スロットカバーのメッキがまだ綺麗でした。

この無線LANアダプタはコントラーチップに BCM4306 を使用しているようで、同種のコントラーチップを使用している Buffalo WLI2-PCI-G54 と並べて比較してみました。

同じコントローラーチップを使用しても設計思想の違いがこうしてプリント印刷基盤に現れてきます。

Buffalo のものは RF 部分だけをシールドしてありますが、Linksys のものはRF もコントローラーも一緒にシールドしてあります。


さらに大きな違いはアンテナにありました。Buffalo のものはおよそ11センチ程度のものですが、Linksys のアンテナは何と20センチもありました。これらのアンテナの長さも含めて設計されているものですので、何らかの性能の違いが期待できそうでした。


Debian Lenny がインストールされているデスクトップマシンに取り付けてみて性能の比較を行いました。いつものようにおよそ 100MB のバイナリデータを ftp 転送させてみるものです。

Linksys WMP54GS 約2,500KB/s
Buffalo WLI2-PCI-G54 約2,300KB/s
(注:KB/s = Kilo Byte per second 通信の表記でよく使われるbps = bit per second ではない)

若干 Linksys の方が転送速度が上回っていましたが、一般の使用においては全く違いを見いだせる程度のものではありませんでした。

今まで無線LANアクセスポイントの動作検証で使用してきたデスクトップマシンと WLI2-PCI-G54 ですが、性能が上回る WMP54GS へ置換えをするかどうか悩んでしまいそうです。
気持ち的には少しでも速い無線LANアダプタを使って無線LANアクセスポイントの性能測定を行いたいところです。しかし長く WLI2-PCI-G54 で測定していた実績もあるため、このデータを活かすにはやはり同じ無線LANアダプタを使って測定した方がよいと思われるからです。

この Linksys WMP54GS は予備としてか、他のデスクトップマシンへ取り付けて活用を探ろうと考えています。

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