2010年11月3日水曜日
Buffalo WBR2-G54 を Client bridge へ
DD-WRT 化したバッファローの無線LANルーターの WBR2-G54 を Client Bridge 化して離れ小島のパソコンも無線LANによる通信をすることが出来るようにしてみました。
もともとは先日落札したばかりのバッファロー WLA2-G54C を Client Bridge 化することからはじめました。何故か Client Bridge にすることが出来ず、無線LANの親機にしている Linksys WRT54G と通信させることができませんでした。
WLA2-G54C は先日のブログの内容のように他の無線LANのアクセスポイントが DD-WRT の v24preSP2 となっている中、唯一の DD-WRT v23SP2 のファームウェアの機体です。もしかしてファームウェアのバージョン違いで通信がうまく行く・行かないなどということも有るまいと思いつつも、同じバージョンの WBR2-G54 で試してみることとなった訳です。
気を取り直して設定をはじめてみると、やはり親機の WRT54G と通信してくれません。
参考にしたのは DD-WRT 公式ホームページの Client Bridge のところです。
http://www.dd-wrt.com/wiki/index.php/Wireless_Bridge (古い情報)
http://www.dd-wrt.com/wiki/index.php/Client_Bridged (新しい情報)
親機(Primary)と子機(Secondary)との間は当然 WPA2-PSK (AES) です。参考のページを何度も見ながら設定しても一向に通信を開始する気配がありませんでした。
ようやく通信できるようになったのは意外なことでした。
ルーターをリブートするために Administration のタブの中の一番下のところへアクセスしたとき、リブートを実施する前に administration の項目の変更がないにも係わらず APPLY SETTING を一度クリックしておく必要があるようです。このあとリブートすると親機と通信を開始してくれました。
このことは DD-WRT の Client Bridge の新しい情報のページにも太字で表示されていました。ちゃんと手順どおりにすべてのことをやれば問題なかったようです。
さて通信の方は意外と順調です。
恒例となったftp転送の実験では WRT54G->WBR2-G54 で 2,200KB/s の速さとなりました。WBR2-G54 をアクセスポイントした場合にはこんなにも速度が出なかったのになぜ?という感じです。
そしてノートパソコンの場合、無線LANカードのアンテナ部分に手をかざした状態になることは意外に多く、このとき電波の到達が弱くなる現象が見られるときもありましたが、この Client Bridge 化したものの場合、ノートパソコンから離れた場所にアンテナがあるため、パソコンを操作する人の影響を受けることなく安定して無線通信をしてくれるようです。
まだ試してはいませんが、無線LANの親機から電波がギリギリ到達するような状況の場合、この Client Bridge 化した WBR2-G54 を電波の受信状態のよい場所において、パソコンはもっと操作のしやすい場所へ配置することも可能のようです。
また debian serge 化した ThinkPad 535X のように WPA2-PSK(AES) が意外と難しかったパソコンの場合、有線LANさえ接続出来ればこのまま Client Bridge を経由して無線LANの利便性を享受することができそうです。
そして当初 Client Bridge 化を考えていた WLA2-G54C よりも WBR2-G54 の方が Client Bridge 化した時には便利なことが多いようです。
それは有線LANの部分に4個口のハブスイッチを持っていることです。この WBR2-G54 1台だけで4台までのパソコンへデータを配信することが出来るからです。1個口の WLA2-G54C の場合には複数のパソコンへつなぎたい場合には必ずスイッチングハブを別途用意しなければならないので不便です。
この WBR2-G54 は SONY Clie などの PDA へ 802.11b で WEP 通信をするために用意してありましたが、これからは WLA2-G54C がこの役割を演ずることとなりました。
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