今までの行ってきたアップグレードで問題点も洗い出されていることもあり、多少の混乱があってもアップグレード出来るものと思っていました。しかし結果として、アップグレードを断念することとしました。新規インストールとなりました。
どこで断念したかと言えば、ビデオカードとして ATI HD4350 を使用しているのですが、このビデオ・カードのために radeon ドライバではなく fglrx ドライバを使っていました。この fglrx ドライバの更新が上手く行かず、アップグレードを断念することとしました。xorg が立ち上がらず、真っ黒な画面となっている状態でした。
そこで fglrx ドライバの更新・再インストールを試みました。エラーのために再インストールどころか、削除さえ出来ない状況となっています。それも今まで見たこともないエラーでした。
dpkg: 警告: ファイル '/var/lib/dpkg/status' を解析。47113 行目付近、パッケージ 'linux-image-2.6.26-4':
Config-Version文字 'P4' にエラー: バージョン番号が数字から始まっていません
どうも lenny 時代に独自のカーネル・ビルドを行った時の残骸だと思います。バージョン番号に P4 と入れたのは、確かビルドオプションに prescott を指定したからでした。もう削除済みのはずのカーネル情報に関連付けられていて、にっちもさっちも行かないのです。今まで経験のないことでした。
このような削除済みのカーネルに関連付けられてパッケージのインストールに影響が出る可能性を取り除くためにも、新規に debian wheezy をインストールすることとしました。
debian wheezy のインストーラー |
もちろん完全な新規ではなく、/home にあるユーザー領域は独立したパーティションに存在するため、この /home 領域を継続して使うようにしました。この機会に /home 以外のパーティションのファイルシステムを ext3 から ext4 へ変更しました。
パーティショニングの画面 |
この新規インストール作業を前にして、/home の中にあったおよそ 250GB のデータを我が家のファイルサーバーへ退避することから始めました。転送するにもずいぶんと時間がかかってしまいました。
無事新規インストールは成功しましたが、これから使えるマシンにするために、いろんなソフトウェアや設定を行わなければなりません。これが結構辛いのです(涙)。
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