3Com EtherLink III 3C589D の外観です。 |
古い PCMCIA タイプの有線 LAN アダプタです。販売当時のことは不明ですが、商品名の COMBO の部分はおそらく BNC 同軸コネクタで接続するアダプタと、現在普通の使われているイーサネット・コネクタの二種類カプラーケーブルをセットにして販売していたもののようです。
本体に「For 10BASE-T and Coax」との表示も見られますが、この Coax とは Coaxial(コアキシャル:同軸)の短縮表示と思われます。入手したときには、同軸ケーブルのカプラーは存在しておらず、普通のイーサネット・コネクタが先端に付いたケーブルがあるだけでした。この同軸カプラーケーブルも一度目にしてみたかったものです。
そして興味深いのは、この付属してきたケーブルの長さです。何と!両手を広げた長さよりも長く、240 センチもありました。直接イーサネット・スイッチから引っ張ってくることを前倒としている長さのようでした。昔の PCMCIA の有線 LAN アダプタには、意外と長めのケーブルが付属しているものがいくつかあり、当時の流行と思われます。
さてドライバ関係のことですが、Linux 上では 3c589_cs が対応していました。入手した個体は問題なく動作をしていました。
また本体と接続するケーブル・プラグの根元にはイーサネットと接続したことを示す LED ランプが備わっていました。他の 3Com 製品と同様にデータ通信時には点滅などの動作をしないものでした。
興味本位で手持ちの 3Com 3CCFE574BT のカプラーケーブルを本機(3Com 3C589D)へ接続してみました。物理的には装着可能でしたが、電気的には接続出来ませんでした。当然の結果でした(笑)。
イーサネットの接続が行われると LED ランプが点灯します。 |
これでまた一つ PCMCIA カードのコレクションが増えました。
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