もしかして液晶パネルの冷陰極管の破損なども考えて、外部モニタで BIOS 画面が表示できないものかと「Fn + F7」のキーを押してみたりしました。しかし、起動画面を見つけることができませんでした。またハードディスクもディスクの回転を始めたことは音で確かめることが出来たのですが、ディスクへアクセスをするカタカタ音がまったく聞こえないことから、マシン自体が起動を開始していないものと思われました。
一体どうしてこんなことになってしまったのか思い当たることがありませんでした。前回起動した時期は不明ですし、変な終了の仕方をしていれば、記憶しているものですが、それもありません。元々入手したときに、かなり湿気にやられた感じの個体だったので、どこかマザーボード上に不具合でも発生したのかもしれません。
そこで、部品取り用として入手していた ThinkPad 560E ( 2640-40J ) を復活させることとしました。
ThinkPad 560E は、前のオーナーさんの手によってパームレスト部分などが破損している状態でした。またフロッピードライブへ繋がる回路にも異常があるようで、フロッピードライブを接続してもまったくアクセスをしない状況のものでした。そこでこの壊れている ThinkPad 560E からキーボードだけが不良だった ThinkPad 560 へキーボードを移植していました。このキーボードを元の ThinkPad 560E へ戻して、さらに壊れているパームレストを ThinkPad 560 のものを流用することとしました。
交換作業はとても簡単で、底面にある数多くのネジを外した後、キーボードとパームレストを移動させるだけでした。ついでにハードディスクと 64MB の EDO-RAM も移動させました。
以上の交換作業によって ThinkPad 560E の完成です。電源を投入するとちゃんと起動をしてくれました。
左が復活した ThinkPad 560E で、右が故障した ThinkPad 560 です。 |
今年の夏には ThinkPad A22E も突然の起動不良となるなど、古いパソコンの不安定さを思い知りました。古い ThinkPad を動態保存することの難しさを感じ始めているところです。
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