2013年10月22日火曜日

ATI HD4350 用に fglrx ドライバをインストール

先日 debian squeeze から wheezy へのアップデートを失敗して新規に wheezy をインストールし直したメインマシン(HP dx6100ST)のビデオ・ドライバを新しいものへ変更しました。

現在 ATI の HD4350 のビデオカードを装着しています。wheezy をインストールした直後は、radeon ドライバにて動作していました。静止画や軽い動画であれば問題なく動作していました。しかしテレビ番組などを収録した ts ファイルでは、動画が停止してしまい再生することができませんでした。そこで新しく radeon チップ用のドライバである fglrx ドライバをインストールしてみることとしました。

参考として debian wiki のページの「AMD Catalyst Legacy 13.1」を参考してインストールを行いました。
AMD/ATI Proprietary Driver
https://wiki.debian.org/ATIProprietary

まず指示されるまま、wheezy のバックポートを /etc/apt/sources.list へ追加します。
# Backported packages for Debian 7 "Wheezy"
deb http://http.debian.net/debian/ wheezy-backports main contrib non-free

そして、リポジトリデータベースの更新の後、インストールを行います。

# aptitude update
# aptitude install linux-headers-$(uname -r|sed 's,[^-]*-[^-]*-,,')
# aptitude -r -t wheezy-backports install fglrx-legacy-driver
 インストールの途中でドライバ設定のヒントが示されます。 

fglrx ドライバを有効にするのに必要な手動設定
fglrx ドライバはまだ設定されていません。動作する xorg.conf の設定を作成
するために /usr/bin/aticonfig を実行してください。
通常 "sudo aticonfig --initial" でほとんどのユースケースに足りるはずです 

このヒントを参考にして、 aticonfig コマンドを実行しました。

# aticonfig --initial
これで再起動を行うと、無事起動をして新しい fglrx ドライバで画面の表示が行われるようになりました。

また radeon ドライバの時には gnome-shell が起動せず、Fallback モードで動作していましたが、fglrx ドライバでは gnome-shell が起動してくれました。

また vlc などでテレビ番組の閲覧も問題なくできるようになりました。

ATI の radeon チップで初期設定の radeon ドライバを使用している読者さんのうち、動作速度に不満がある場合には fglrx ドライバのインストールも一つの選択肢だと思います。なお、fglrx ドライバが不調な場合、radeon ドライバに上手く戻すことができるかどうかは不明です。過去のバージョンでは何らかのトラブルも発生しているようなので、fglrx ドライバのインストールは本当に必要性があるか見極めた上でお願いいたします。

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