2013年10月10日木曜日

ThinkPad 390E へハードディスクを取り付け

入手したときにはハードディスクが抜き取られた状態で届いた ThinkPad 390E ですが、このまま CD-ROM ブートで Puppy Linux などを使い続けるにはちょっと不便なため、ハードディスクを装着することとしました。

ハードディスクを収納するケースは 2.5 インチで 9.5 ミリの厚さのものを前提に作られているようです。本当はすっきり収納できる 9.5 ミリ厚のハードディスクを装着すれば問題ないのですが、個人的な趣味の予算の都合で最適なものを用意できませんでした。何せこのところ急増している ThinkPad 用にハードディスクが不足している状態です。やむを得ず余っている休止中のハードディスクを使うこととなりました。

そこで今回装着したのは、厚さ 8.45 ミリの東芝 MK6411MAT ( 6.4 GB ) です。8.45 ミリの厚さのハードディスクは、この厚さでなければ入らないパソコンもあるため、それなりに貴重なものでしたが、ハードディスクの記録領域の一部の不良セクタが発生しているものであったため、今後この ThinkPad 390E でなければもう使うこともあるまいと考えて、今回このハードディスクを使うこととしました。とりあえず Puppy Linux が起動できるだけのハードディスク容量が確保出来れば問題ないためです。

早速収納ケースへハードディスクを入れてみました。やはり 1 ミリ程度の隙間が出来てしまいました。このままではケースの中でハードディスクが揺れてしまって何かの障害が発生するかもしれません。そこで詰め物をすることとしました。

8.45 ミリ厚のハードディスクを入れてみました。
このままでは 1 ミリ程度の隙間が出来てしまいます。
詰め物は最初 厚紙を必要な大きさに切り出してベークライトのスペーサとハードディスクの間に差し込むつもりでいました。しかしハードディスクの発熱のことを考えると断熱材となる紙よりは、他の熱の伝わりやすい素材はないものかと探してみました。そして発見したのがアルミ箔でした。写真のようにくしゃくしゃに丸めて、ベークライトのスペーサの隙間部分へ敷き詰めました。これであれば、ハードディスクの熱を上手く収納ケースの金属へ逃してくれるはずです。

くしゃくしゃにしたアルミ箔を敷き詰めました。

この状態でハードディスクを挿入してぎゅっと押し込んでちょうどの高さのところで押し込むのを止めました。こうした高さ調整も簡単に出来る点もアルミ箔を使った利点だと思います。

アルミ箔を押しつぶすようにハードディスクを押し込みました。

そして収納ケースの蓋をして、ハードディスクのコネクタに中継コネクタをしっかり押し込みました。中継コネクタには二ヶ所のネジ穴が設けられていますが、固定する場所がどこにも見当たりません。どうもハードディスクのコネクタピンの接触抵抗で維持することを前提としているようです。

収納ケースの蓋を閉じたところです。

収納ケースに入ったハードディスクを ThinkPad 390E の背面中央部にある収納口へ差し込みました。ここで抜き差しを何度か試みましたが、中継コネクタがハードディスクから抜けることはありませんでした。やはり中継コネクタと本体のコネクタの間の接触抵抗が小さくなっているようで、心配された中継コネクタが本体内部に残ってしまう事象は発生し難いようです。

収納ケースを本体へ差し込みます。

最後にハードディスクの収納ケースを押さえるように蓋をしてハードディスクの取り付けは終了しました。この後、ハードディスクの不良セクタ対策を行いました。

最後は蓋をネジ止めします。

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