PCMCIA カードで起動させた ThinkPad 360CE です。 |
すでに CF カードの中に MS-DOS 6.2 をインストールしてある状態のため、この CF カードを PCMCIA 変換アダプタへ装着して、ThinkPad 360CE のカードスロットへ差し込んでみました。
MS-DOS 6.2 をインストールした CF カード |
PCMCIA アダプタ経由で ThinkPad 360CE へ装着しました。 |
電源を投入して起動させるときに「F1」キーを押して(ビープ音が鳴るまで押しつづけます)、BIOS 画面(Easy Setup)に入って、「Start up」のページで起動させるドライブの順序を指定しておきます。
BIOS 画面の Easy Setup です。 |
私の事例では一番目にフロッピーディスク、二番目に PCMCIA カード、三番目にハードディスクに設定しました。この状態で設定を終了して再起動させると、PCMCIA カードからの起動が可能となります。
Start up のページで起動ドライブの順序を設定します。 |
PCMCIA カードからの起動が完了してドライブの状態を調べてみると C: ドライブとなっていました。なおハードディスクを装着していると、ハードディスクが D: ドライブへ変更となっていました。
PCMCIA カードから起動させた MS-DOS 6.2 です。 |
普通に PCMCIA カードがハードディスクと同様に読み書きをすることができました。もしかして、わざわざハードディスクを CF カードに置き換える必要はなかったのではないかと思われました。
しかし PCMCIA カードから起動している状態でネットワークを使用したいと思って、有線 LAN アダプタのダイレクト・イネーブラーを起動させた瞬間、PCMCIA カードが切り離されてしまって、システムが停止してしまいました(涙)。 カードスロットへ何かを差し込んで使用する場合には、やはりハードディスクの IDE 接続で CF カードを使用する必要がありました。
[ その他 ]
フロッピーディスクから起動したときにも PCMCIA カードを認識してくれるようで、PCMCIA カードが C: ドライブ、ハードディスクが D: ドライブとなっていました。フロッピーディスク起動でハードディスクの中身をそっくり移行させる場合などに使用出来そうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。