2015年7月19日日曜日

Linksys WRT54G で TJTAG の nodma オプションを使う

以前から使い方が解らなかった? JTAG ソフトウェアの TJTAG の /nodma オプション(強制 DMA オフ)をリンクシス WRT54G で確認してみました。

WRT54G で nodma オプションの設定の動作確認をしているところです。

この TJTAG の /nodma オプションは、バッファロー WLA-G54 や WLA-G54C で設定しても TJTAG 起動直後のプローブ動作の時点で停止していました。この /nodma オプションが使用出来れば、 WLA-G54 や WLA-G54C の不安定な JTAG 動作がもっと安定して動くのではないかと期待していたものです。しかし WLA-G54 や WLA-G54C では結局 /nodma オプションで TJTAG を動作させることができませんでした。

そこで今回 TJTAG でもっとも使用されていると思われるリンクシスの WRT54G を分解していることもあり、TJTAG で /nodma オプションが有効に機能するものなのか確認してみました。

結論としては、WRT54G ver.2 では、DMA 動作を無効にすることができました。

DMA 動作が有効なときには、4MB のフラッシュメモリ全体をバックアップするのに、およそ 1 時間が必要です。この /nodma オプションを設定して DMA を無効とした場合には、6 時間ほどの時間が掛かりました。

DMA が初期値で有効な場合には、バックアップ時間などを短縮できる DMA 動作をさせた方が有効です。しかし WLA-G54 や WLA-G54C のように JTAG のデータ転送でデータが変化するような場合などでは、DMA を無効にして再挑戦してみるのも一つの手段だと思われます。私としては、この /nodma オプションが WLA-G54 や WLA-G54C で有効になったら、新しい展開が開けるのではないかと期待していただけに残念です。
 

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