今日も時間を見ては、アイコムの IP 電話アダプタ VE-TA10 ( ver 1.70 ) の設定を見直ししていました。
問題は、電源投入後 または ブラウザ上の設定で IP 電話サービスの再接続のボタンを押した後、正確に30分後に着信ができなくなる現象です。この30分間の間には着信も発信も問題なく行うことができます。着信や発信を行うことによって着信できなくなる30分の期限が延長されることもありません。
そして問題の30分が経過した後も VE-TA10 の IP 電話のランプは緑色に点灯しており、そして発信だけ可能です。単純に着信だけが出来なくなるのです。
これまでに asterisk のログから解ったこともいくつかあります。
一つは生存確認を行う qualify=yes に設定しているのですが、30分を経過しても UNREACHABLE (未到達)にならないことです。もちろん VE-TA10 の電源を切ると UNREACHABLE になります。このことから、asterisk サーバーとの間では相互に接続していることを確認しているわけです。
そして30分を経過して着信させようとすると、 端末が存在しない(加入者不在)という理由で SIP チャンネルを作ることが出来ないということです。なお VE-TA10 の電源が切れているときも同じ理由で着信ができません。
app_dial.c: Unable to create channel of type 'SIP' (cause 20 - Subscriber absent)
生存確認が出来ているのに、着信出来ない理由が解りません。もしかして VE-TA10 側で30分を経過すると着信の ringing を拒絶しているのではないかと邪推しているところです。asterisk が使う SIP OPTIONS 以外のプロトコルか何かがあって、30分を経過する前に着信を可能にする何かの許可(イネーブラー)が存在するのかもしれません。このようなことは OCN ドットフォン専用端末ということを考えると完全には否定できないと思っています。
まだ時間があれば調査を続けてみたいと思っています。
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