今回入手した Planex GW-US54GD です。 |
本機(GW-US54GD)の愛称は「電波男」だそうです。この「電波男」は歴としたメーカーの名称です。おそらく掲示板の「2ちゃんねる」で話題となった「電車男」から来たダジャレ系のネーミングのようです(笑)。
ただこの「電波男」と名前を付けるには理由がありました。それはこの USB アダプタ単体で、無線 LAN のアクセスポイントを探し出せる機能を持っているからです。内部に充電池を装備していて、パソコン使用時に充電を行って、単体無線 LAN アクセスポイントを探しだせるようになっています。ただ今回私が入手した個体は充電池がすでに消耗してしまったようで、単体での使用ができませんでした。本当はこの機能はどの程度使用できるものなのか調査したくてインターネット・オークションから競り落としてきただけに、とても残念な気持ちになりました(涙)。
本体側面のスイッチを操作してアクセスポイントを探索できるそうです。 |
さて気を取り直して、普通の USB タイプの無線 LAN アダプタとしての性能を調べてみました。ノートパソコン(ThinkPad G40)へ装着して無線 LAN チップなどを調べてみました。どうも DyDAS ZD1211B を使用している模様で、Linux のドライバとしては zd1211rw が対応していました。
本機(GW-US54GD)を USB 端子に挿入すると、本体の小さな液晶パネル部分のバックライトが点灯して、充電が停止していることを告げる表示(stop charging)が読み取れました。マニュアルによると Windows 用のドライバとツールをインストールしたマシンにおいて、本体側面のスイッチを入りにすれば充電できるとのことでしたが、残念ながら説明書通りに行っても充電動作となりませんでした。どうも内部の破損か充電池の消耗が原因と考えられます。
本体にある液晶表示部分の様子です。 |
さて、肝心の通信状況の確認です。本機(GW-US54GD)と同じチップを使用しているバッファローの WLI-U2-KG54L と比較してみました。バッファローの WLI-U2-KG54Lの弊ブログの記事は以下にあります。
Buffalo WLI-U2-KG54L 無線 LAN アダプタ
http://near-unix.blogspot.jp/2013/08/buffalo-wli-u2-kg54l-lan.html
比較対象として WLI-U2-KG54L を使用してみました。 |
測定結果
GW-US54GD 2,723 KB/s ( 21,784 Kbps )
WLI-U2-KG54L 2,743 KB/s ( 21,944 Kbps )
本体には LED ランプが無いため、通信中も光ものがありません。 |
ほぼ同じ転送速度が得られました。同じチップを使用しているので、同じ結果になるのも頷けます。
ちなみにデータ転送中の速度グラフを WRT150N の DD-WRT のモニタで観察してみました。GW-US65GD も WLI-U2-KG54L も同じようなグラフとなりました。何故か点灯途中で一度データ転送が途切れる現象も一致しています。アクセスポイントの探索機能がおまけとして付いている GW-US54GD の方が何かと不利な条件となりそうだと予想していただけに意外な結果でもありました。比較的安定して高速な通信を行う GW-US54GD は WLI-U2-KG54L と同様にお奨めの USB タイプの無線 LAN アダプタだと思いました。
GW-US54GD の転送速度グラフ |
WLI-U2-KG54L の転送速度グラフ |
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