何をやっても上手く行かない ThinkPad 560 ですが、ようやく光が見えてきたようです。
現在はハードディスクへ直接 debian sarge をインストールしたもので起動できることを確認できました。
この debian sarge は、かつてこのブログで紹介した ThinkPad 535X へインストールしたものをハードディスクの内容をコピーして使用しています。一緒に MS-DOS とフルインストールした Puppy Linux 4.3 も一緒にコピーしました。
一番最初のパーティションへコピーした MS-DOS はちゃんと起動することができましたが、6GB のハードディスクの後ろのパーティションへコピーした Puppy Linux はハードディスクの壁のためか vmlinuz を呼び出すことができませんでした。ThinkPad 560 のハードディスクの壁はどこにあるのでしょうか?論拠はありませんが 4GB 付近のように感じます。ThinkPad 560Z だと 8GB にあることはネット上に情報がありましたが、私の ThinkPad 560 も BIOS のアップデートをするとハードディスクの壁が 8GB になるのかどうかは不明です。
debian sarge で起動することが出来た ThinkPad 560 ですが、さすがに遅いです。X の GUI 環境では無理があるようです。そして mozilla を立ち上げて少し操作するとメモリ不足(EDO 80MB)のためかシステムがダウンしてしまいます。どうも CUI 専門機として使用するほうが良いようです。
今回こうして無事 debian sarge を起動させることができましたが、大きな問題が一つあります。それは PCMCIA の PC カードが動作していないことです。yenta_socket のモジュールが上手く組み込めないようです。
実はこの debian sarge をハードディスクへコピーインストールする前に、BG-Rescue Linux 1.0.0 を使って、ハードディスクの交換をする方法ではなく直接有線LANを経由してコピーをしようとしていました。しかし BG-Rescue Linux も debian sarge と同様に yenta_socket のモジュールの組み込み異常で PC カードが使用できなくなっていました。そのため有線LAN経由でのコピーインストールが出来ませんでした。
なお PC カードについては MS-DOS 環境でちゃんと有線LANの接続が出来ることを確認できましたので、ハードウェアには問題は無いようです。これから調査をしてゆきたいと思っています。
debian sarge のコピーインストールで一つ問題解決したものがありました。それは /var のディレクトリが肥大化していてハードディスクを圧迫していたことでした。/var/log/ksymoops に一度では消去しきれないほどのファイル(***.ksyms、***.modules)がたまっていました。ksymoops というソフトウェアが使用するディレクトリらしいのですが、この ksymoops はインストールされていませんでした。起動中に insmod 辺りがここへファイルを作っているようでした。この /var/log/ksymoops のディレクトリそのものを消去すると、もうファイルは作られることは無くなり、ハードディスクの圧迫も解消されました。
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