2010年12月19日日曜日
Intel PRO/1000 GT でデータ転送実験
新しく届いた Intel PRO/1000 GT を早速パソコンへ取り付けて動作確認を行ってみました。
今回はメインで使用している WindowsXP パソコンです。パソコンは Intel D865GBF のマザーボードを基にした自作機です。CPU は Pentium 4 2.6GHz HT となっています。
まず最初に LowProfile のブラケットの交換を行いました。固く爪が折り込まれているものなのでペンチでつまんで持ち上げようとしても上手くゆきません。私は先端が折れて無くなってしまったケガキ針を使って外しました。爪が折り込まれている穴の反対側からケガキ針で爪の先端を強く押すと意外とすんなりと爪が緩みます。標準サイズのブラケットを穴に差し込んで今度はペンチで絞り込むように圧着します。しかし完全に固定することはできません。これでも特に問題はないようなのこのまま使用することとしました。
自作パソコンのマザーボードの一番下の PCI ソケットへこのネットワークカードを装着しました。
最初に Puppy Linux 4.3.1(smp) で立ち上げて動作確認を行いました。
ちゃんと通信が行われていることを確認した後、いつもの 100MB のバイナリデータの FTP 転送実験を行ってみました。5回の平均値です。
結果は 68,504KB/s となりました。
先日の ThinkCentre A51 でのギガビットでの試験の値が 66,715KB/s だったのでほとんど同じ結果となりました。微妙に転送速度が速いようですが誤差の範囲だと思っています。
さて次に WindowsXP Pro で立ち上げて FTP 転送試験を行ってみました。使用したソフトウェアは FFFTP を使用しました。
2,652KB/s と散々な結果となりました。Linux の debian や puppy の 25 分の 1 の結果です。遅すぎます。
何か壊れているのかと思うほどでしたが、ハードウェア的には先ほど Puppy Linux でちゃんと速度が出ることが確認されているので WindowsXP のシステムの問題のようです。
通信相手は FreeBSD がシステムのサーバーなのでジャンボフレームの設定が上手く利くか分かりませんが変更してデータ転送を行ってみました。
すると一回目の転送だけは結果がよく 9,582KB/s となりましたが、二回目以降はジャンボフレームなしの結果と同様の 2,600KB/s 台の数値しか出ませんでした。
また割り込みの加減率の項目をアクティブからオフへ変更してみましたが、これも一回目だけは 9,500KB/s ほど出ますが、二回目以降はやはり 2,600KB/s に落ち着いてしまいます。
一体どこのパラメータを変更すれば成績がよくなるのでしょうか?
ここでマザーボードにオンチップの Intel PRO/100 VE で転送試験を行ってみました。
何と 2,617KB/s と Intel PRO/1000 GT と同じ結果となってしまいました。
これではギガビット対応の Intel PRO/1000 GT を装着した意味がありません。これから少し研究をしてみる必要があるようです。
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