ファイルサーバーとして Debian Lenny へ samba だけをインストールしてある IntelliStation Z PRO (6866-52J) がありました。ウェブサーバー兼ファイルサーバーとして稼働しているサーバーとは別物で、必要なファイルをひたすらバックアップするだけに使っていました。
今回追加してネットワークカードの 3com 3c996B-T を入手しました。そこで以前からギガビット対応にしたかったこのファイルサーバーへインストールすることとしました。
ついでに 1GB のハードディスクも追加することとしました。
事務所から離して住居部分で荷物に埋もれるように設置していたファイルサーバーを久しぶりに引き出すことからはじめました。重いサーバーなので動かすのも大変なものなのです。そのためタンスの裏側と同様にホコリまみれとなっていました。外観の掃除をしっかり行いました。
そして蓋を開いて内部へアクセスできるようにしました。内部もホコリまみれの状況でした。そこで掃除機でホコリを吸い取りながら部品を次々と外してゆきました。
ようやく PCI バスへアクセスできる状況となりました。このサーバーには我が家で唯一の 64bit バスを持っているものです。64bit のネットワークカードの真価を発揮するにはこの様な 64bit バスであろうと期待していました。なおプロセッサは Xeon 933MHz と少し性能の低いものですのでこの 64bit バスの性能で普通に使えるようになればよいなと淡い期待を持っていました。
64bit バス対応のネットワークカードを上部へ、そして以前から設置してある SATA-RAID カードを下側へ設置しました。32bit とは違うというだけで何だか優越感に浸ってしまいました(笑)
仮に取り付けた状態で電源を入れてみました。
しかし うんとも すんとも 動きません。
各部を点検してみましたが異常はないようです。
中古品として調達してしばらくしたとき同様な症状が発生していました。このときは全体を分解してそれぞれを綺麗に掃除して組み立て直したところ電源が入るようになりました。今回も前例にならっていろいろと分解しては掃除をしてみました。写真は電源ユニットの様子ですが電解コンデンサのパンクなどがないか探してみました。
そして組み立て直しましたが電源は入りませんでした(涙)。
今回は少し原因を追求してみることとしました。
まず電源ユニット本体に異常があるのか調べてみました。電源ユニットのケーブルをすべて外して、20ピンの電源コネクタの14番ピンの PS-ON の端子をグランドへ接地してみました。ちゃんと電源が立ち上がります。電源ユニット本体に問題はないようです。
つぎに前述の電源ユニットの検査のときには外していた電源ケーブルを正規な位置に取り付けて PS-ON の端子の上部からピンを差し込んで電圧の変化を観察してみました。電源ボタンを押しても変化がありませんでした。
そこで電源ボタンの後ろにある端子の電圧を計測してみました。およそ3ボルトほどの電圧がありました。そして電源ボタンを押すと電圧がゼロボルトになっていました。どうも電源ボタンの部分も問題ないようです。
そして PS-ON の端子をクリップで強制的に接地させてやるとサーバーが立ち上がり始めます。
そのため電源ボタンのスイッチと電源ユニットの PS-ON 端子の間のどこかに異常があるようです。
マザーボードの表面をじっくりと観察してみましたが目視で異常を発見することができませんでした。ちょっとお手上げな状態となってしまったのでここで作業を中止することとしました。
今後どのようにファイルサーバーを整備するのか至急考えないといけないようです。このまま復旧に向けて作業を続けるのか、他のマシンをファイルサーバーへ仕立てるのか。ちょっと意外な展開に困ってしまいました。
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