ハードディスクの割り当て
u-boot 化から始まった一連のインストール作業の中で、今回の SAMBA をインストールしてネットディスクとして使用することを前提にハードディスクを分割(パーティショニング)していました。
/dev/sda1 : 2GB(KURO-BOXオリジナルファームウェア用)
/dev/sda2 : 256MB(スワップ用)
/dev/sda3 : 2GB(Debian Jessie 用)
/dev/sda4 : 残り全部(ネットディスク用)
/dev/sda2 : 256MB(スワップ用)
/dev/sda3 : 2GB(Debian Jessie 用)
/dev/sda4 : 残り全部(ネットディスク用)
今回はこの /dev/sda4 の領域を SAMBA を使って家庭内 LAN へ公開するようにしました。
Ext4 フォーマット
今回ネットディスク用として公開する /dev/sda4 の領域を Ext4 のファイルシステムで作ることとしました。停電などの突然の電源遮断時に有効なジャーナリング機構がより強固になったということです。またアクセス速度も若干向上しているとか? 大切なデータを保管する場所なので出来るだけ安心できるファイルシステムということで Ext4 としました。フォーマットは次のコマンドです。Ext3 ではフォーマット作業に時間を要していましたが、Ext4 では何故か一瞬で終了してしまいました。なんだか狐につままれた感じです(笑)。
# mkfs -t ext4 /dev/sda4
マウントして動作確認をしてみました。
# mount /dev/sda4 /mnt
SAMBA で公開するネットディスクのディレクトリの準備しました。/mnt/kuro-box を公開します。
# mkdir /mnt/kuro-box
# chmod 777 /mnt/kuro-box
自動マウント(/etc/fstab)
問題なくネットディク領域の /dev/sda4 が動作していることを確認した後、起動時に自動的にマウントするように /etc/fstab を編集しました。/etc/fstab へ、この一行を追加します。
/dev/sda4 /mnt ext4 defaults 0 0
SAMBA のインストール
apt-get コマンドでインストールしました。依存関係にある大量のソフトウェアが一緒にインストールされます。かなり時間を必要とします。# apt-get update
# apt-get install samba
SAMBA の設定(/etc/samba/smb.conf)
今回新規の設定ファイル(/etc/samba/smb.conf)を見て驚きました。文字のエンコーディング(charset)の部分がないのです。もう UTF-8 で問題ないのでしょうか。Linux マシンの他 WindowsXP や Windows7 からアクセスしてみましたが、どのマシンからも日本語表記のファイル名が正しく表示されました。/etc/samba/smb.conf の編集場所は以下のとおりです。最終行以降に公開するディレクトリの設定を追加するだけです。
以上でユーザ登録やパスワード無しでだれでもアクセスすることができます。[kuro-box]
path = /mnt/kuro-box
read only = No
create mask = 0644
guest ok = Yes
ただし一切のセキュリティがありませんので、一時的な動作確認としてください。
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