さて方法は一つ前の投稿で紹介した Debian Squeeze の無線LANの対策とほぼ同様のものです。確認のために仮想端末上で dmesg の中から cfg80211 の文字列を抽出してみると確かに US 規格となっていました。
# dmesg | grep cfg80211
ただ Puppy Linux と Debian Squeeze では /etc 以下のファイルの構成が異なっていますのでそれに対応する方法で行いました。
さて具体的には次の通りです。
編集するファイルは /etc/modprobe.conf です。最終行に次の一行を追加します。これは Debian Squeeze と同じものです。
options cfg80211 ieee80211_regdom=JP
編集が終了したところでシステムを再起動させます。
再起動したところで仮想端末から cfg80211 の設定内容を確認してみます。これで JP の規格に切り替わっていたら一応成功です。
# dmesg | grep cfg80211
念のために無線LANの設定を行ってみて 12ch か 13ch で通信できれば日本規格へ変更終了となります。この画像は実際に 13ch の無線LANアクセスポイントへ接続を試みようとしている時のものです。
以前の US 規格の時には 12ch や 13ch のアクセスポイントが表示すらされない状況でした。ちゃんと表示されて選択することもできました。
以前から気になっていた部分だけに問題解決が出来てうれしかったです。写真では Puppy Linux 4.3.1 std がインストールされている IBM ThinkPad 235 で確認しましたが、この他 ThinkPad X22 の Puppy Linux 4.3.1 smp でも同様に確認することができました。
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