ウェブサーバーのハードディスクのコピーを行いました。
深夜になって仕事を全て済ませてから作業を開始しました。
まず最初に現在使用しているハードディスクを IBM IntellStation M Pro から取り出しました。昨年8月から8ヶ月ほど使用していましたが写真のようにホコリが付着していました。このホコリもしっかり落としておきました。
これは新しい 2TB (左)のハードディスクと並べた今まで使用してきた 1TB (右)のハードディスクです。表面部分は写真のように同じもののように見えます。製品ラベルだけが見分ける頼りです。
そして裏側を観察してみるとプリント印刷基盤に違いがありました。新しい 2TB のハードディスクには表面から見える場所に電子部品がありませんでした。結構汚れるハードディスクなのでこうして表面に電子部品がないことは製品の信頼性向上に繋がるものと思われました。
この二つのハードディスクを HP dx6100ST へ接続してコピーの準備を行いました。写真はコピーの準備を済ませた時のものです。手前のハードディスクが新しい 2TB のハードディスクで後ろが今までの 1TB のハードディスクです。
この状態でマシンを立ち上げます。一応この状態でもウェブサーバーとして動作していることを確認した状態で再起動させます。そしてシングルユーザーモードで起動させました。
シングルユーザーモードで起動させることで必要最小限度の動作をするようになります。ウェブサーバーやメールサーバーとしての機能が動かなくなるのでコピー最中に内容が書き換わることがなく好都合でした。
なおコピーはいわゆるコピーコマンドでコピーするのではなく dump & restore (ダンプ&リストア)で行いました。これは再現性の高いハードディスクのコピー方法です。スライス毎に dump & restore を行うのですが、私は何度も dump & restore をすることを繰り替えしてきたので既にスクリプトを作っていて、このスクリプトで作業を進めました。
さて dump & restore の開始です。ハードディスクコピー専用のスクリプトを実行させました。写真はスクリプトを実行しているときにディスプレイ画面です。画面の上部には UFS2 フォーマットが実行された様子が残っています。そして下部には dump と restore が行われている様子が見えます。
開始時刻0時20分 > 終了時刻11時ごろ
およそ10時間30分の作業時間でした。
もちろん作業中は就寝していました。やはりハードディスクにあるファイル容量が大きいので時間が掛かっていました。この調子だと今度 2TB のハードディスクから 3TB のハードディスクへ移行する時には一日がかりの作業になりそうです。
dump & restore の作業が終了したところで今までのハードディスクを取り外して新しい 2TB のハードディスクを所定のソケットへ接続して再起動させました。
無事再起動することを確認してしばらく動作確認を行いました。特に問題はないようでした。
1TB のハードディスクから 2TB へ変更したので 1TB の空き容量が増えると期待していましたが、 /usr 領域の空き容量は 867GB しかありませんでした。もう少しあってもよさそうなものですがこれが現実のようです(笑)。
交換した今までの 1TB のハードディスクはまだまだ使用できますので他のマシンで使用する予定です。ただ現在のハードディスクの稼働状況を一週間程度みた後に内容を消去しようと思っています。何か万が一のことがあったときのための保険です。
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