先日丸洗いしたサーバーの IBM @server xSeries 200 (8478-31X) は結局友人が現物を見てその大きさに驚き友人宅でのファイルサーバーとして活躍することはなくなりました。まあこうなることはある程度予想はしていましたがせっかく綺麗にしたサーバーなので何とか使い道がないものかと考えてみました。
そこでファイルサーバーとしての実力をみるためにすでに活躍中のファイルサーバーと中身を入れ替えて動作状況を確認してみました。
現在のファイルサーバーは写真奥の Pentium 4 (1.5GHz) のものです。そして写真手前が今回丸洗いした Pentium 3 (1.0GHz) のマシンです。
なお元々は Celeron (800MHz) のサーバーでしたが、組み立て時にプロセッサを Pentium 3 (1.0GHz) へ入れ替えました。メモリは三つのソケットがあったので 512MB + 128MB + 64MB = 704MB (ECC) を装着しています。本当はもっと多くのメモリを搭載したかったのですが ECC タイプのメモリはこれだけしかありませんでした。
基本的に内部の機械的な構造はまったく一緒なのでそのままハードディスクや RAID カードなどを入れ替えて動作確認をしてみました。写真左側が Pentium 3 (1.0GHz) のもので、そして写真右側が Pentium 4 (1.5GHz) のマシンです。こうして並べてみるとまったく同じ筐体であることが分かります。
二台のサーバーを並べて次々に部品を入れ替えて試験に備えました。
いつものように FTP 転送によるデータ転送速度の計測を行ってみました。およそ 100MByte のバイナリデータの転送を5回行った平均を求めました。
Pentium 3 (1.0GHz) : 50,993KB/s
Pentium 4 (1.5GHz) : 62,590KB/s
やはりプロセッサの処理能力の差が現れた結果となりました。50MB/s の転送速度でも結構速いものなのですが、やはり 62MB/s の転送速度からすると見劣りする感じです。
しかし以前行った同じ系列のサーバーの Pentium 4 (2.2GHz) のものが 63MB/s でプロセッサの動作速度の差が現れなかったことから単純にプロセッサの速度だけでデータの転送速度を向上させることはできないようです。
そして今回は RAID カードも Ethernet カードも 64bit 幅のものだったので、これを 32bit 幅のものを使用すると性能が向上した可能性は残りしましたが、今回の実験では時間的な問題があり追求をしませんでした。ちょっと残念です。
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