2015年3月9日月曜日

Buffalo WHR2-A54G54 の OpenWrt 化 失敗? レンガ化(笑)

昨日 Tomato ファームウェアをインストールした バッファロー社の WHR2-A54G54 ですが、本日は OpenWrt をインストールしてみました。Tomato ファームウェアで 5GHz 帯の動作をしなかったことから OpenWrt ではどのような動作になるのか気になったからです。

具体的には Backfire 10.03.1 の 2.4 系カーネルを使用した openwrt-brcm-2.4-squashfs.trx のファームウェアをインストールしました。インストールは TFTP による流し込みによるものです。

このインストールでちゃんと起動して、192.168.1.1 のアドレスへブラウザでアクセスするとちゃんと設定画面へたどり着くことができました。基本的に全ての動作を行なっている状態でした。

そして無線LANの環境ですが、やはり 2.4GHz 帯のものしか認識出来ない状況でした。そして何故か、この 2.4GHz 帯の電波は発射されていて、 ESSID もパソコン側から受信できている状況でした。が。・・・我が家で設定している WPA2-AES での設定を行なって通信試験を行おうとしましたが、何故か繋がりません。いったいどうしたことでしょう!

そこで、新しいファームウェアをインストールしたこともあり、NVRAM の消去(設定の初期化)をブラウザの設定画面から行なってみました。

しかしこれで本機(WHR2-A54G54)が起動しなくなってしまいました。NVRAM の消去を行った直後は赤い DIAG のランプが常時点灯したままの状態で、周囲の LAN 環境からの ping にも応答しない状況となっていました。

OpenWrt の設定画面上で NVRAM を消去した後の状況です。
DIAG の赤いランプが点灯したままの状態となってしまいました。

15分ほど放置して、状況が変わらないことから電源を一度切って、再投入してみました。すると黄色い各種ランプ類が一瞬点灯した後、しばらくして赤い DIAG のランプがしばらく点灯した後、再び消灯をして、再度黄色いランプが一瞬点灯することを繰り返す状況になってしまいました。

かつて WLAH-G54 もファームウェアの書き換えの失敗で同様の症状が発生していました。ここは思い切って本機(WHR2-A54G54)を分解して、プリント印刷基盤からシリアルコンソールを引き出して様子をみてみることとしました。

本機の分解ですが、初めての機種ということもあり、要領を得ない状況の中、なんとか分解することができました。ネジを一本外した後は、全て筐体のプラスチックの爪ではめ込む構造となっていました。今後も同様の機種の分解もあるかもしれませんので、備忘録として何枚かの写真を掲載しています。

WHR2-A54G54 の分解の様子です。
左右の筐体を固定している爪の様子です。
背面パネルを固定している爪の様子です。同じ形状のものが上下二箇所あります。

分解するとはやり内部はタバコのヤニ特有の汚れが付着していました。筐体プラスチックの部分は、台所用の強力アルカリ洗剤(マイペットなど)で綺麗に洗いしました。そしてプリント印刷基盤の上の洗剤を付着させないで、単純に水分だけで軽く表面を拭き掃除しました。

プリント印刷基盤の表面側です。
プリント印刷基盤の裏面側です。

さて取り出したプリント印刷基盤にシリアルコンソール用のピンヘッダを取り付けるわけですが、パターンの様子を観察してみると、WLAH-G54 と酷似しているようです。そこで WLAH-G54 で行ったと同じ処理(二箇所のパターンをはんだブリッジでショートさせる)を行いました。
Buffalo WLAH-G54 が Shibby 版 Tomato ファームウェアで復活
http://near-unix.blogspot.jp/2014/12/buffalo-wlah-g54-shibby-tomato.html

シリアルコンソール用の加工を行った様子です。
IC 8 のパターンを二箇所でショートさせています。

USB to シリアル変換のアダプタ(PL2303HX搭載)で接続して、どのような状況なのか観察してみることとしました。

USB シリアル変換のアダプタのケーブルを取り付けているところです。

シリアルコンソールを端末上で起動させているのですが、待てど暮らせど全然文字が出力されてこないのです。シリアルコンソールの信号を引き出す処理に間違えがあったのではないかと何度もプリント印刷基盤を見なおしてみました。

もしかして端末上で動作させているシリアルコンソールの設定に間違えがあるのではないかと思って、以前シリアルコンソールでモニタをした WLAH-G54 を再び分解して、シリアルコンソールの信号を確認してみました。端末上のシリアルコンソールの設定に間違えはないようです。念の為に転送速を 115,200bps から 9600bps まで変化させましたが、文字化けの文字さえも出力さない状況です。オシロスコープのような波形を観察するものがないため、通常のアナログテスターでシリアルコンソールの出力ピンの電圧を観察してみましたが、全くのゼロボルトのようです。というか、どこにも接続されていないようにも感じました。電源ソケットのピンの GND と Vcc をそれぞれ起点としてシリアルコンソールの Tx ピンの電位を計測しようとしたのですが、針が微動だにしないのです。本当に困りました。

今日はこの時点で作業を中断することとしました。何か新しい発見がありましたら、改めて紹介したいと思っています。

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